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EMを読み解く
20世紀末の地球を、EMが制覇しようとしている。
いま 燎原の火のごとく世界に広がり、
近代科学技術の重大な欠陥を、
うめようとしているEMとは、いったい何なのか?
《なぜEMが開発されたか》
そもそもEMは、農薬や化学肥料に代わるものとして開発され、安全で、しかも、それを作物に与えれば、収量が増え、害虫の被害も押さえられる-----。
-------そんな夢のような素材を求めて試行錯誤をつづけていた、琉球大学の比嘉照夫教授(現在、名桜?大学)が発見したものです。
農業や化学肥料の絶対的な信奉者であった比嘉教授が、なぜ、方向転換したかについては、自身が身をもって味わった農薬による被害の恐怖にあるという。
農薬被害の恐怖については、次の2冊の名著のとおりです。
1冊は、アメリカの生物学者であり、のちに科学ジャーナリストとして活躍したレイチェル・カーソン女史の『沈黙の春』(新潮文庫)。
もう1冊は、有吉佐和子著『複合汚染』(新潮文庫)です。
この二冊には、第二次世界大戦後、農薬や化学肥料が大量に使用されるようになってからの、地球環境の激変ぶりや、人体に及ぼす悪影響などが細かく記載されています。
現在使用されている農薬や化学肥料の種類は、これらの作品が発表された1960〜70年当時と変わってはいるものの、基本的な問題はほとんど変わっていなのです。
なぜ、いまEMの存在が脚光を浴びているのか、この二冊を読めば、じゅうぶんに歴史的背景をも含めて理解していただけるはずです。
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