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ああ、あこがれの阿修羅。
行ってきました。
上野の国立博物館平成館へ。
お花見シーズン真っ盛りのため、JR上野駅の公演口改札は大混雑。
電車を降りると同時に「入谷口をご利用下さい」との構内アナウンス。
されど遠回りするのも面倒。
なんとか改札をぬけて、平成館へ。
予想していた通り、入場制限がされていて三十分待ち。
桜でも観ながらゆったりと待っていると、思っていたより早めに入れた。
会場内がまた、ものすごい混雑なのは言うまでもない。
最初は水晶や金などの細かい展示物。
和同開珎にちょっと感激。
私が最初に歴史を学んだ時は、和同開珎が一番古いお金だった。
その後、富本戦が発見されて歴史が変った。
そんな第一章の次は第二章。
いよいよ阿修羅に会える。
まずは、八部衆や十大弟子が堂々とお立ちになっている。
八部衆の迦楼羅は私にとってちょっとファミリアな姿。
子供の頃に読んだ「牛若丸」の絵本では、鞍馬の天狗がその姿をしていた。
因に、阿修羅も八部衆のひとり。
八部衆は異形のものが多い。
そこをぬけると、入りくんだところに阿修羅がいらっしゃる。
まずは失礼ながらも上から拝見。
その後、阿修羅の傍へ行くのにまた、入場制限。
大切なものなのだから仕方ない。
傍て観たい気持ちはみんないっしょ。
並んで順番を待つ。
私は子供の頃から、美術図鑑などで阿修羅をみるたびに思っていた。
阿修羅の横の二つの顔はどんなのだろうと。
今回その疑問が解決できた。
正面はいろんな写真でみるとおりの無表情に近い顔。
向かって右の顔は、少し眉をひそめている。
心持ち厳しい顔。
向かって左は、唇を噛んでいる。
なにか悔しいことでもあるのだろうか。
言いたいことを我慢しているのだろうか。
正面で無表情を装い、実は左右の心の襞がある。
右の顔は左脳から、左の顔は右脳からの伝達かもしれない。
ペルシャ起源の阿修羅は、日本では戦いを守ると言う。
感情を剥き出しにしては戦は負け。
私も肝に銘じておこう。
もうひとつ発見したこと。
三つの顔は三脚のように三面平等に向いているとずーっと思っていたが、違っていた。
左右の顔はそれぞれ、まっすぐ左と右を向いている。
したがって、真後ろから見ると、左右の横向きの顔が二つ見える。
こんなことも知らなかった私を笑って下さい。
第三章では四天王や仏頭など大きな仏様たちがいっぱい。
私の顔より大きい仏手に嬉しい発見が。
右手はぱっと開いていて手相までくっきりなのだが、私の右手の手相にそっくりなのだ。
嬉しくてひとりでニヤニヤしてしまった。
第四章では、バーチャルリアリティ映像がたっぷり堪能できる。
売店もまた混んでたー。
お茶や羊羹がおいしそうだったので、ついつい買ってしまった。
混んではいるけど、この機会に観ておかないと後悔するはず。
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一体の仏像が心を引きつけるのはなぜでしょうね?
今回はまだ行ってませんが上野には何度も足を運びました。
「夢ありす」のたくさんの発見と感動をこれから味わいたいと思います。
いつも思うのですが、日本の展示方法はなぜいつもこうなの?
ということです。ことさらに神々しく仰々しく、さあ見せてやるぞという主催者の嫌らしい意図が感じられてならない。
千年スペインへ行ってプラド美術館でアベックがピカソの絵の前で写真を撮っていたことにショックを受けました。
なぜ、日本は文化と我々を隔てるのか?大いにもんだいありと思うのです。
2009/4/6(月) 午後 10:39 [ 風狂 ]
風狂さん、たしかに日本はもったいぶってるなと思います。ただ、大切な歴史のあるものを、きちんと認識できない人がいるのも事実ではないでしょうか。価値観の違いと言ってしまえばそれまでですが。うーん、難しいですね。
2009/4/6(月) 午後 11:29
ー正面で無表情を装い、実は左右の心の襞があるー
そうだったんですか!とても勉強になりました〜〜!
阿修羅像の左右の顔はきっちり横向きなんですね。
興福寺ではここまで見れませんものね。
わたしはこの展覧会はパスなので、ここで色んなことを教えていただきました(^_-)-☆
2009/4/15(水) 午前 1:07
les-fleursさん、阿修羅とはほんとうに底の深い存在だなーと…つくづく思います。
2009/4/15(水) 午後 1:36
私も観に行きたいものだけどすごい混んでいて大変そうですね!
2009/4/17(金) 午後 10:52 [ nagata ]
龍作さん、阿修羅といいルーヴルといい、どこもかしこも大混雑のようです。連休には頑張ってルーヴルみてきます。
2009/4/18(土) 午後 10:26
ありすさんの記事を読んで、先週日曜日に行き八部衆と十大弟子も見ることが出来ました。
ありがとうございました。
2009/4/27(月) 午前 1:27 [ nagata ]
龍作さん、拙い記事がお役に立てて嬉しいです。
2009/4/30(木) 午前 2:28