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深川のホームセンターで買い物がてら、お不動さんにお参りした。
神社仏閣めぐりが大好きで、なぜかお不動さんには縁がある。
祖父母や両親が、成田山新勝寺をよく参拝していた事。
父の実家が、お不動さんとよばれるものを守っている事。
目黒不動尊界隈が好きな事。
深川不動堂の参道のケーキ屋さんがおいしいこと。
理由はたくさんある。
なんであれ、参拝するのは良い事と、自分で勝手に思っている。
今日ももちろん、いつものケーキとコーヒーをいただいてから不動堂へ。
入り口ではカルメ焼きのいい匂いがする。
もちろんお買い上げ。
一歩はいるとお線香の良い香りが。
靴を脱いでお邪魔すると、ラッキーにもお護摩の時間だった。
お堂にありがたいお声が響き渡る。
太鼓や法螺貝や、名前のよくわからない鳴りものも響く。
中央では炎が上がり、火の粉が舞い上がる。
やっぱり本物はすごい。
生の迫力は違う。
畏れ多くも、まるで舞台を観劇しているような気分になった。
これぞ、一瞬にして消えゆく芸術…ではなく、信仰。
芸術は信仰と深い結びつきがあるというが、まさしく芸術と信仰の融合を視た。
物珍しそうに眺める観光客の気分で、荘厳な雰囲気にのまれ、ぽかんと口を開けていた。
端のほうで正座して聴き入っていたが、自分の後ろで、一心に経を唱える女性の声が聞こえた。
お護摩の声と一言一句違わぬ経を唱える声が聞こえた。
気がつくと、涙が出ていた。
なぜかわからないが、涙が頬をつたっていた。
終ってから後ろを振り向くと、自分の母くらいの年齢の、美しい女性がいらした。
失礼ながら、けして若いとは言えないが、すらりとした茶髪の美しい方だった。
横に座る母と、にやりと微笑みあった。
ほんとに実に失礼ながら、お経を唱える方には見えなかったのだ。
ダンスやカラオケがおとくいそうな方だったのだ。
そんな方が唱えたお経だからこそ、粋でステキだったのかもしれない。
自分も少し、おぼえてみようかな。
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