|
花組の大伴れいかさんが東京公演千秋楽付けで退団された。
残念の一言に尽きる。
主役をはったりするジエンヌさんではなかった。
路線といわれるスターでもなかった。
けれど、ダンスも歌もお芝居も全身全霊かけて舞台を務める一生懸命な方だった。
ただひたすら舞台を愛しているような、プロの舞台人であったと思っている。
派手な階段降りも花渡しもなく、彼女らしい卒業だった。
賛否両論あるだろうが、私の中では、宝塚音楽学校に合格して晴れてタカラジェンヌとなった方達は全員が大スターなのである。
群舞の中の一人一人が、群衆芝居の各々が、コーラスの個々の声質が、貴重な存在であり舞台を形作るエレメンツなのだ。
昨今のベテラン傍役さんたちの相次ぐ退団には哀しいものがある。
若さや美貌だけでは表現しきれないものがある。
長年培ってきた技や心意気こそが観客をひきつけ酔わせるものだ。
とりあえず、
大伴れいかさん、卒業おめでとうございます。
お幸せに。
|