いろいろジェンヌ 夢ありす

千里の道も一歩から 踏み出そう今

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本日星組貸切公演を観劇。
貸切公演らしく、司会者の女性登場。
あっ、中井美穂さんだ。
ミーハーな私は、妙にトクした気分になった。

マイ初日であるとともに、マイ楽とあって、開演アナウンスにも感慨無量。
もう安蘭けいさんのアナウンスも聞くことがないんだと…。

お芝居は、ニューオーリンズを舞台にした、初期ジャズミュージシャンの話。
トランペットやピアノ、ドラムはあたりまえとして、バンジョー奏者もいることにさすが南部と頷く。
そして、サックスではなくクラリネットという構成がクレオール文化なのかな、と無知な私は勝手に納得。
私的には、ニューオーリンズやジャズというと、馬車が走るフレンチクォーターやディキシーランドジャズという言葉が思いうかぶが、劇中ではきかれなかった。
遠野あすかさん演じるルルを歌う歌詞にマグノリアがでてきて、南部だなーとしみじみ。
学生時代にみた「マグノリアの花たち」という映画を思い出した。
もちろん、「風と共に去りぬ」も。
南部の女性は鋼鉄のマグノリアといわれるほど、強くしたたかに生きているらしい。
夢乃聖夏さんのゲイブ亡き後に、ひとりでゲイブジュニアを生んだメイにそれを感じた。
アフリカから奴隷としてつれてこられた人たちの子供や孫やその孫たちが、音楽を通じて自分たちを認めさせようと張り切る姿を描いたお芝居は、オバマ大統領が登場したこの年にグッドタイミング。
人種の話はタブーかもしれないが、彼らが肌の色によって差別されてきたからこそ、ジャズは誕生したのかもしれない。
私の大好きなアメリカ人ジャズミュージシャンも、少しアフリカ系が混じっていそうな端正なお顔立ちなのだ。
話が随分とそれてしまったが、サヨナラ仕様の涙なくしては観られないステキなお話なのだ。
蓄音機からジャズが流れ、時々レコード針がひっかかりそうな…、セピア色の映画のような…、古き良きアメリカの、ひとりの男の成功の影にあった哀しい思い出。
ルルは今もきっと、暖かい芝生の下で眠っているのかな。

ショーもこれまた、演出家の先生の退団者への愛がいっぱいつまっている。
ジャズのお芝居と対照的に、こちらはシャンソンが耳に心地いい。
耳慣れた曲が次から次へとシャワーのように溢れ、星組の一時代を映し出しているよう。
出演者全員の、いやこの公演に携わった人全員の思いがひとつになって、舞台を盛り上げる。

安蘭けいさん、研一の頃から目をひく存在で、大好きな77期生最後のスターです。
遠野あすかさん、オペラ歌手のような素晴らしい歌声は私を震わせます。
立樹遙さん、ひまわりのような笑顔は、タロットの太陽のカードです。
幼少時の体験を乗り越えて舞台に輝くその姿は、世界中の人たちに勇気を与えると言っても過言ではないはずです。
和涼華さん、できれば百周年を飾るスターになってほしかった惜しい人材です。
麻尋しゅんさん、実力派とは、あなたのためにある言葉です。

終演後、安蘭けいさんの「さよなら皆様」に送られて劇場を後に。
またね。アビヤント。

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