WANDERER☆Y

ちょっとヘンコなアウトドアと創作(たまに世相)のBLOG

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 最近、ネット上で気に成る二つの言葉を見つけた。今、その言葉と言うかアウトドアスタイルと言うか、ムーヴメントが個人的に注目の的に成っている。
 
 一つは『ウルトラライトハイキング』
 直訳すると超々軽量山歩きといった具合か?
 様は一切の装備を見直し、可能な限り軽量に小さくして、減らしもし荷物の質量を下げて、体への負担を軽減し、さらに行動時間を延ばして自然に親しもうと言う思想。
 
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 元々はアメリカ辺りから提唱され、近年その風潮が当然のごとく日本にも輸入された。
 その軽量への拘りぶりは中々のもので、キャンプを含む行動計画に置いてもテントは持たずにタープでシェルターを作り、時にはそれすら用いずシェラフカバーとシェラフだけで野営。
食事もフリーズドライを多用し調理器具も湯沸かしに特化させ、チタンのマグカップと固形燃料かアルコールのストーブだけ装備。バックパックもフレームなしパットも極力使わないシルナイロンという超軽量の素材でできたペラペラの単純な物を使う。
 そのほかにも様々な装備を小型、軽量に切り替え、それで出たリスクを知恵とスキルで穴埋めし、最終的には荷物の重量を(水、食料、燃料等の消耗品は除く)多くても8キロ、出来れば4、5キロまでに抑えようと言うのだ。
 
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 まぁ、考えてみれば登山における装備の軽量化は当然の話で、昔から『歯ブラシの柄をへし折る』『わざとチビた鉛筆を使う』『地図の縁を切り捨てる』等、偏執的なまでの軽量化をしたという話はよく聞く。
 その努力を、さらに最新の装備と発想の転換で推し進めようと言うのは、実に解りやすい話だ。
 
 世間で流布されている情報も多く、この『ウルトラライトハイキング』を取り上げたWebサイトもかなりの数。
最近はこれに的を絞ったショップも出現し、登山雑誌なども記事を俎上している。
 山歩きを一度でもした事のある人は、軽い道具の有難さというものを肌身にしみて理解しているだろうし、なにせこの『ウルトラライトハイキング』用のギアというものはお洒落でカッコイイデザインのモノが多い。
 ブームに成る素養は十分にあり、すでに定着しつつある感もある。
 
 各言う私もこのムーヴメントに乗っかろうと思っている。
 以前、ダイヤモンド・トレイルの南半分をトレッイングした際はタープだけをシェルターとし、食料は全部フリーズドライ、火器はエスビットの固形燃料コンロに絞ってコッヘルの代わりにチタン製のシングル構造のマグアップで湯を沸かす。
 それで相当の荷物の量が減らせ、バックパックも以前は70リットルもの巨大な奴を使っていたのだが、最近はキャンプ泊の行程でも40リットルで十分に成っている。
 もはや一度こいつをやると、以前のキャンプスタイルには戻れない。実に劇的な変化である。
 
 とはいえ、まったくウルトラライトハイキングの世界にドップリ浸かろうという気には成れない。
シェルターもやはりテントの方が安心できるし、ウルトラライトハイキング用のノン・フレームでペラペラのシルナイロン製のバックパックも頼りない。
 どこまで思い切れるか、どこまで過去の自分と決別できるか?
荷物の軽量よりもわが身、わが心の軽量化の方がウルトラライトハイキングを実践する秘訣の様に思う。

 次に気に成った言葉が「Bushcraft 」ブッシュクラフトと読めばいいのか?
 直訳すると「藪工作」と成るのだろうが、これでは何の事かさっぱりわからない。
 
 日本語のWebサイトでこれを本格的にテーマとしているサイトは極めて少なく、勢い外国のサイトが、この言葉を理解する手掛かりに成るのだが・・・。
 如何せん、私、英語力が皆無。高校時代は担任教師のお目こぼしで何とか赤点を回避した程度。
 仕方なくグーグルやエキサイトの妖しい翻訳機能を多用して、あとは自身の経験と勘と想像力でカバーしなんとか理解しようと努めている。
 で、最近なんとなく解ってきたことをまとめると以下のようになる。
ブッシュクラフトとは、ネイティブ・アメリカンやマウンテン・マンと呼ばれる19世紀頃にロッキー山脈などで活躍した猟師、古代の人々などの野外生活におけるスキルを見直し、シンプルなアウトドア・ライフを目指そうとする方法論・・・といったところに成るだろうと思う。
 
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 具体的には最新鋭の科学的な装備に頼らず、装備の数そのものも極力減らし、火器は焚き火、火起こしも火打石や弓きり式発火方などを用い、食器はビリー缶と呼ばれるシンプルな鍋。スプーンやフォークは現地で木を加工し調達。道具はナイフか斧、鉈、衣類やバックパックまでもナイロンなどは避けコットンやウール、レザーなど天然素材にこだわる。
 早い話、懐古主義的と言うか古典主義的なムーヴメントといえるだろう。便利だけどゴテゴテしたモダンな道具を捨て、古の知恵にあやかり、自然により寄り添ったアウトドアをしようということなのだろうか?
 
 アメリカやイギリスなどではブッシュクラフト専門のショップやノウハウを紹介した書籍やスクールまで存在するようで、それをメインに取り上げたTV番組まである様で、大分定着した感がある。
 しかし、前述の通り、ウルトラライトハイキングと違って日本での紹介例が圧倒的に少ない。
 ナイフや鉈などの刃物を多用するスタイルが、重度の刃物アレルギー患者のアウトドアーズマンが多数をしめるわが国では(コレは異常な話なんだけどネ)受け入れがたいのか?
 或いはアウトドアと言えば登山か大人数でのキャンプくらいしか無い両極端な特殊事情が影響しているのか?
 あと、山林の多くが個人所有であると言う、我が国のもう一つの特殊事情が影を落としているのかも知れない。
他人の山で勝手に薪を採取し焚き火をするなど、はっきり言って犯罪。焚き火が全てのブッシュクラフトには致命的な問題だと思う。
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 だが、自然保護が叫ばれて久しい昨今の情勢を思えば、逆にもっと知られて良いムーヴメントだと私は思う。
山野に寄り添い懐に深く入り込めるブッシュクラフトは、自然を理解する近道ではないだろうか?
 
 と、言うことでウルトラライトハイキング同様、こちらも何とか乗っかりたいと思案中である。
まぁ今のところ、以前購入したユニフレームのネイチャーストーブをテント泊の際にはなるべく持参するようにして、それで料理を作ったり暖をとったりする程度だが、今後はいろいろ研究して取り入れて行きたいとは思っている。
 
 此処まで書いて気がついたのだが、道具に過剰に頼らずシンプルに徹するという考え方はウルトラライトハイキングにも見られる共通の根本思想では無いだろうか?
 自然と触れあることが本来の目的なのに、テクノロジーに守られすぎて触れ合うどころか隔離されている感すらある現状のアウトドア・シーンを思えば、この二つの思想はかなり健全なように思える。
 さらに紹介され定着すれば、この国のアウトドア・シーンもスマートなものに変革するのではないだろうか、今後の展開に期待したい。
 

閉じる コメント(2)

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おはようございます。この度あなた様のページを引用させていただきました。ありがとうございます。ブッシュクラフトは初心者です。年寄りの冷や水のような気がします。ご指導ください。ゆうゆうおじさん

2011/9/4(日) 午前 8:37 [ yos*io*ka* ] 返信する

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はじめまして、YouTubeなど海外の人が楽しんでいるブッシュクラフトはいいですね!あこがれますね。そんなスタイルを目指して今、道具を見直している最中です。ただVideoのような環境がないのが現状のようですね。すべて管理、管理が行き届いている状況下はつまらないものです。とりあえず自分なりに始めようと思っています。。

2013/3/9(土) 午後 1:24 [ hit*jin*3*0 ] 返信する

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