North wind and the sun

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やる気奪う親の先回り

企業セミナーに参加して・・・・
 
 
今も昔も、小さな子供は好奇心、探究心のかたまりだ。
 
大人にはどうってことないことでも、赤ちゃんには初めての出会いだ。
 
好奇心を募らせて、出会った世の中のことをひとつずつ発見して、確認しなければならない。
 
 
手で食べ物をぐちゃぐちゃにつかむのも同じだ。
 
硬い、柔らかい・・・さまざまな感覚を口と手の感覚で確かめ、この世に参加する足掛かりにしているのだ。
 
 
雨の日に、サンダルで外に出ると言い張った2歳の女の子がいる。
 
冷えるから長靴にしたら、という母親のすすめを振り切って外出した。
 
「冷たい」と言いながら、自分で言い出したことだから泣きもしなかった。
 
 
帰宅後、彼女は母親にこう言ったという。
 
「これから雨の日は、長靴にする」
 
冷たさと葛藤した体験から、彼女が自分でたどり着いた答だ。
 
 
大人から見れば、雨の中にサンダルで出れば冷たいのは当たり前だが、
 
親から「長靴にしなさい」と押しつけられて長靴を履くのと、
 
冷たい思いをして自分から「長靴にする」と言いだすのでは、大違いだ。
 
 
子供は自分で体験して初めて、あーっ、こういうものなんだ、と発見する。
 
暮らしの中で、子供が自ら発見する体験を積み重ねることが生きる力をはぐくんでくれるのだ。
 
 
その意味では、1歳後半から2歳くらいの反抗期は、何でも自分でやりたがる素晴らしい時期だ。
 
命にかかわるようなことでなければ、他人に著しく迷惑をかけるようなことでなければ、
 
できるだけやりたいようにやらせてあげたい。
 
 
子供は、大人から見れば人生の何の役に立つのか、と思うような変なことに興味や疑問を持つ。
 
そんなとき親は、子供の好奇心を歓迎して楽しんでほしい。
 
 
自分の感じた疑問を親に肯定されれば、子供は安心して好奇心の対象を探究できるから、
 
どんどん前に進める。
 
 
親は、子供の「なぜ?」に出会ったとき、張り切って答を出そうとするのは考えものだ。
 
「なぜだろうね?」と子供の言葉を繰り返して、後をついて行くぐらいでちょうどいい。
 
答を知っているからといって大人のペースで先回りしたら、子どものやる気は失われる。
 
自分のことなのに、他者が自分以上に意欲を燃やしたら、探究心は萎えてしまう。
 
 
子供の疑問に答えられないと悩む親もいるかもしれないが、全く問題ない。
 
「どうして?」ときかれたら「どうしてだろうね。調べてみよう」と返せばいいのだ。
 
調べ方さへ教えれば、子どもは自分のペースで調べることができるし、
 
自分が感じた疑問に、自分自身で答を見つけることができるのは、うれしいものだ。
 
答まで自分でたどり着いた体験は、大いなる自信になる。
 
 
スポーツ選手など何かを成し遂げた人は、
 
自分が面白いと思ったことをとことん突き詰めて結果を得ている点が共通している。
 
立ちはだかるさまざまな難関。
 
乗り越える力は、知りたい、突き詰めたいという好奇心と、
 
1歩進んだときのわくわく感が土台になる。
 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
わが身、周囲を振り返ってみると・・・
 
 
自分の手足の一部であるかのように子供を仕切りたがる親。
 
傍から見ていると、子供の人格がないがしろにされているかのようにも見える。
 
子供の性格、意志、考え方をどこまで認識し、反映させているのか???
 
 
他方、上げ膳据え膳、答は親が与え、子供自ら決めることをさせない。
 
あれはダメ、これは危ないと自ら体験することをさせない。
 
チームスポーツにおいては、プレー上のミス責任まで親が謝罪するような。。。
 
そこには考え方の相違もあるかもしれないが、親の忍耐も足りない。
 
自分の思うようにすることが、子供が困らないようにすることが、本当に子供のためになるのか。
 
チームや会社のためとか言いながら、もしかしたら親の自己満足に過ぎないのではないのか。
 
過保護で、純粋培養の中で育った子供たちが、将来公的職務に就いていったい何がわかるというのだろうか。
 
放任ではなく、忍耐をもって子に寄り添いながら子が決める選択肢を増やしていく。
 
難しいことだ。
 
 
 
子供の話ではあるが、
 
結果を性急に求められる世の中にあって、我々企業の人材育成にも参考になる話だ。
 
 
 
 

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閉じる コメント(20)

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も〜!なんでこうもアタシの言いたいことをまんま記事にしてくれるんですか!笑
コピーさせてください。

2012/6/28(木) 午後 0:12 いのブー 返信する

考えさせることは非常に大切に思います。
野球でも頭を使ってやっている人間が、どのくらいいるんだろう?

考える力が最近の子供は、なくなってきたように感じます。
失敗しても投げ出して、ふてくされたり…。

今一度、心に刻んで気をつけていきます(`◇´)ゞ

2012/6/28(木) 午後 1:21 [ 9番投手 ] 返信する

子供のプレーのミスをある親が言い、その親が謝る・・・
そんな時は何言ってんだコイツくらい顔に出して無視してます^^;
どっちがタチ悪いでしょうか〜ww

2012/6/28(木) 午後 2:20 ろーま 返信する

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人に何かを教えるのって優越感を味わえるんですよね。

だから未熟な子供に対していろいろ教えたくなる

後は支配欲、わかっていても一度口にしてしまったら従わせたくなる

無関心を装いながら、電信柱の陰からそっと見守るしかないですね

しかし意外とそれが難しい。

2012/6/28(木) 午後 3:45 [ スパイク ] 返信する

教えることの難しさですよね

ただ、耐えるだけではなく、状況を把握して、適切な指導が出来るかどうか?

その辺の加減が大切かと

ややもすると、答えを持たずに指導する輩もいるからなぁ

人に教える事の難しさをこの年になって、改めて実感する今日この頃です

2012/6/28(木) 午後 8:16 中斜里 返信する

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風さんこんばんは^^おやじです

TAKUMAにもハイハイを初めてすぐの頃

ストーブの端を素手で触らせました。暑さを体験した彼は

二度とストーブを触ろうとしなくなりました。

ほんと言われて従うのと、体験して決断するのは大きな差ですよね

2012/6/28(木) 午後 8:41 [ 『プロ野球への道』 ] 返信する

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こんばんは!
ありがとうございます。
いい話を、、、
もう一度良く自分を見つめて 反省します。
気付きました。(-_-;)
まだまだ、学びです。

2012/6/28(木) 午後 10:52 れお 返信する

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ブーさん:

コピー代、1行100円として・・え〜〜っと、後で請求させてもらいます(笑)
冗談はさておき、私自身はブーさんのブログからたくさん学ばせてもらってありがたいです。
ブーさんのような指導者の下で育った子供は幸せだと思います。

2012/6/29(金) 午前 0:08 そよ風 返信する

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9番投手さん:

私もそう思います。
課題をもって練習している子供は成長しますね。
普段考えながら練習しているからこそ、試合でとっさの判断ができるし、体が無意識に反応するのだと思います。

2012/6/29(金) 午前 0:13 そよ風 返信する

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ろーまさん:

おとなしそうな顔してなかなかやりますなあ・・といっても顔知らないんだけど(笑)
>何言ってんだコイツくらい顔に出して無視
難しい技をお持ちで!ぜひ私にも御教授くださいませ(笑)
親同士ならまだしも、ミスして指導者に謝罪する人もいたのですが、
私達保護者会では、プレーや選手起用に関して指導者に口をはさむことは禁止と申し合せていましたよ。

2012/6/29(金) 午前 0:20 そよ風 返信する

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スパイクさん:

親の「優越感」と「支配欲」・・なるほど
加えて、子供にとって親の本当の愛情とは何かを今一度再考しないといけないかなと自身考えています。
見守りつつも、逸脱しそうな時は出動しないといけないし、難しいですね^^
ところで、子供だけでの大阪への旅、実行されるのかな?

2012/6/29(金) 午前 0:28 そよ風 返信する

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中斜里さん:

そのお気持ちよく分かります。
「答え」=「目的」を明確にし、手段としての選択肢をいくつか準備し、(ひとつだけでは危険)その時々で最善だと思う決断を積み重ねるしかないんだけどね。
カンブリア宮殿で、京セラ創業者の稲盛和男さんが、アメーバ経営=部門別採算性によるJAL再建の話をされていたのですが、
その手法もさることながら、根底には個々の従業員の心を繋ぐこと。それは稲盛フィロソフィなるものの共有であり、最終的には経営者の人間性だということをあらためて認識しました。

2012/6/29(金) 午前 0:58 そよ風 返信する

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『プロ野球への道』さん:

なんと、うちの嫁も子供が小さい頃同じようにストーブを触らせて、熱いことを体感させていましたよっ!
私も子供を遊ばせるときは、他の子に迷惑がかからない限り、
危ないからやめろと言ったことは殆ど記憶にないです。

そのせいか、私たち夫婦は今でもわが子が叱られたり、しごかれている姿を見るのは大好きだし、大歓迎です。

2012/6/29(金) 午前 1:11 そよ風 返信する

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れおさん:

大勢の幼児を預かる仕事は本当に根気も忍耐も必要だと想像します。
説明をわかりやすい言葉にして納得させることも大変なことでしょうね。
それだけでなく、今の親は何かと難しいからね(苦笑)
子供よりも自分の立場大事な先生もいるしね〜

2012/6/29(金) 午前 1:17 そよ風 返信する

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おはようございます!

確かに・・・・。重い言葉ですね^^!自己満足。ありがとうございます^^!

2012/6/29(金) 午前 8:58 [ j-spec ] 返信する

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jさん:

人生の酸いも甘いも、天国も地獄も知っておられるJさん、

私は何かをしようとするとき、本当に誰かの為になっているのだろうか?ただの自己満足ではないのだろうかと迷うことが多くなりました。

2012/6/29(金) 午後 1:56 そよ風 返信する

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まずやらせてみる。
簡単そうで難しい。

どうしても先に起こるであろう事が想像できてしまうだけに。
でも必ずしもそうなるとも限らず、もしかしたら予想外の凄いことが起こるのかもしれないのに。
そうなれば私自身もおおっと思える事に出会えるのに。

年をとると頭が固いというのは、こういう事なんでしょうね。
頭を柔らかくせねば。

2012/6/29(金) 午後 10:22 [ Drum'n'ball ] 返信する

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ですね。(-_-;)
大人を変えるのは、大変です。
まず、子供を大切に育てたいです。
そうです。軍隊のような処や
医者の待合室のような処がありますが、
まず、目の前から、愛ある子供を育てないと、、
日本の未来は、悲惨です。

2012/6/30(土) 午前 5:11 れお 返信する

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Drum'n'ball

組織(チーム)の目的(方向性)をはっきり示し、
その中で本人たちの自主性に任せる部分もあってよいかと思うのですが、なかなか難しいものですよね。
子供たちを見て、新しい発見ができるのは嬉しいものですね♪

2012/6/30(土) 午前 6:54 そよ風 返信する

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れおさん:

たくさんの小さい子供をまとめるわけですから、
多少の強制も必要なのでしょう。
「愛ある子供」すばらしいことです!

2012/6/30(土) 午前 6:57 そよ風 返信する

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