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イジメというものを考えるときに、無視できないのが集団心理でしょうね…。
個人的には良い人であっても、集団心理の中に入るとガラリと性格が変わったりします。
その逆も当然あって、性格的に問題があっても、集団心理の中では善人として重宝されたり…。
キケンな集団心理には、個人的な責任感が薄いのです。
だから他人事のように良し悪しの判断をしないまま悪事を重ねるわけですね。
安全な集団心理には、個人的にも列記とした責任感が与えられています。
つまり一人の公的人間としての人徳ですね…。
この集団心理を悪用すると暴動や戦争にまで発展しかねません。
これが悲しい人類の歴史の真実です。
しかしこの集団心理を善用すると幸福や平和が訪れてきます。
これも偽りなき人類の歴史の真実です。
イジメが個人的に行われる場合は解決も早いが、
集団心理を悪用したイジメは解決に時間がかかります。
それはイジメの首謀者が精神的に軟弱であるため、
意図的に自分を守るために弱者を脅迫して仲間に取り入れているからですね。
ここに悪しき制裁を恐れた偽りの集団が生まれ、
同じく制裁を恐れた第三者たちへの無言の威圧を見せ付けるのです。
この場合の恐れとは、密告などに対する報復(仕返し)です。
だから学校などで同じクラスとして一年間も顔を合わせるクラスメートなら尚更のこと、
イジメにおける暗黙の了解は付きまとうのも頷けます。
こうした観点から見ても、集団心理の中に含まれる人々を助け出すのは困難です。
けれども何事も核となる根本原因は一ヶ所に集約されています。
イジメの集団心理の中にも、首謀者といえる核に該当する人物が居るので、
その癌細胞に当たる人物を、よくよく見定めることから始めるわけですね。
それが出来るのは集団心理を客観的に見つめられる人徳者が、
その集団の中に上手に融け込んで行って、一人一人の心の蟠りを氷解しながら、
首謀者の軟弱な心根を善転させる努力を惜しまないことです。
何はともあれ、心の教育を豊富にするしかない…。
僕はそのように感じています。
これは学生も社会人も同じであります。
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