産婦人科 こころの森 レディスクリニック

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三つの「あ」

 以前、別の項で書きましたら、共感していただけた方が多かったので再掲します。

==先日、産業医という医師会の講習会で、精神的に就労が不可能になって休職した場合、
職場復帰をできるようになるまでの、大事なポイント三つの「あ」を習ってきました。
 あわてない。
 あせらない。
 あきらめない。
これって、不妊治療にも、同じことがいえますね。
ひょっとしたら、人生どの困難にも、同じ気持ちで立ち向かっていくのが、
いいのかもしれません。==

 今日はプラスアルファです。
どのアーティストの曲だか忘れましたので、ご存知の方 教えてください。
  「負けないこと
   投げ出さないこと
   逃げ出さないこと
   信じぬくこと
   だめになりそうな時 それが一番大事」

 星子先生でも、負けそうになるし、投げ出したい、逃げ出したい時はしょっちゅうあります。
そんなとき、先生は泣くことにしています。涙なんて、そう、長くは出ないものです。
何時間も泣き続けることなんて、簡単にできることではありません。
解決するわけではないけれど、泣いてしまうと心持ちが少し変わります。
人間はどうやら、そういう生き物のようです。

マタニティーブルー

正常分娩でも、異常を伴った分娩でも、日本人女性では、少なくとも4人に1人は、産後直後から、マタイティーブルーとよばれるこころの異常を起こすと言われています。

 「涙もろさ」「抑うつ気分」「過敏で不安定な情動反応(心の揺れ)」などの症状がおこります。短期間で自然におさまっていくので「正常反応」と考えられます。

 内分泌(ホルモン)精神症候群の一つと分類されています。人間は親しい者を失ったとき、悲しみを感じますが、新しい命を産み出したおめでたい環境のなかでも、えもいわれぬ悲しみを感じることがあるのです。これは、ホルモンの急激な変化によるもので、誰のせいでもありません。ブルーズを経験したおかあさんでも、日にちが過ぎれば、もとに戻り、育児に積極的になることが出来ます。

 発病は産後2,3日〜10日以内で、通常短期間で自然消退するので、特に治療はしませんが、回りの人たち、特にご主人の優しい対応が求められます。ひどい場合には、抗不安薬、睡眠導入剤を服用してもらうことがあります。

 ただ、稀に産褥精神病のまえぶれのことがあるので、長引くようなら、精神科医の介入が必要です。

 新米ママには、なにかと心配が多いし、赤ちゃんはしょっちゅう泣くし、ミルクは3時間置きだし、睡眠不足も日常化して、嬉しい楽しい育児なんて、なかなかありません。自分もそうやって愛されて育てられたことを考えて、乗り切って欲しいものです。

悲しみの向こう側

 流産の方の報告の直後に、一転、嬉しい一報がありました!

 ==2度の流産を乗り越えて現在3度目の妊娠で初めて母子手帳までたどりつき妊娠4ヶ月に入りました。
この手に我が子を抱くまでは不安はつきないですけど検診のたびに私の弱気で不安な心とは反対に成長している赤ちゃんを見るたびに喜びと安心で いっぱいの気持ちになります。==

 そうなんです。だからこそ、不妊、不育の治療はやめられません。まだまだ不妊、不育の方が多いので、妊娠された方は、「みんなに申し訳ない」という気持ちを持たれているようですが、ぜひコメントよせてくださいね。みなさんも、後に続け!ですよ^^

 普通に、トラブルもなく、3人目をお産みになったかたが、「3人目になると、気にかかることが 生まれた赤ちゃんのことばかりじゃ ないんですね。」と仰っていました。それは、気づかないだけで、一人目でも、同じようなものなのです。

 人間が一人増えること。それは、家庭にも、周囲の他人にも、ひいては社会にも、大きな出来事なのです。赤ちゃんを産むのではなく、人間を産むのですから。

悲しみの向こうへ

 残念ながら、また、流産の報告がありました。とても残念です。仕方のないことと充分理解しているのにもかかわらず、私でもがっかりします。
ご本人は、それはそれは悲しい思いをされていることでしょう。

 だから、言えることは唯一つ。妊娠の5回に1回は流産なんです。いつも言うように、5人の子供さんをお持ちのおかあさんなら、一度は流産の経験があって当たり前。今は、兄弟が少ないから、一度の流産を、過剰に受け止めてしまうだけ。

 負けないで。ここで、悲しみをぶつけてくださって構いません。次への希望を持ちましょう。どうぞお大事に せいこ

日本中の仲間達

 私がインターネットの世界に足を踏み入れたのは、電車男をTVで見たときからなんです。

 自分の意見が紙飛行機を飛ばすように、日本中に飛んでいって、その答えが返ってくる、そのスピードと距離のすごさに圧倒されました。それは、紙飛行機より、うんと速く、うんと遠くまで届いていって、同じ考えや同じ悩みを持った人達に受け入れてもらえるのが、とにかく不思議で。


 一人で悩みを抱えていたことについて、複数の方々から、エールを貰いました。一人で考えていると、堂々巡りになってしまうのです。

 しかも、私は医者である以上、相談を受けることはあっても、自分のことについて、相談にのって貰える人物を探すのが、困難なんです。

 この頃は、インフォードコンセントとして、患者さんの選ぶ権利がふえましたので、医者が悩まなければいけない一部については、負担が減りました。
患者さんも、自分が選んだから、とナットクしてもらえます。たとえ、予想以下の結末となってしまったとしても。

 私は掲示板というよりもチャットで見知らぬお友達を増やすことが出来ました。思ってもいなかった方法を教えてもらえて、堂々巡りをしていた思考から、解き放たれたこともありました。
 2者択一を迫られたとき、私が安易な道を選ぼうとしたとき、それは駄目だよ、と意見して貰ったこともありました。

 みなさんが、この場で不安解消の手がかりを掴んでいただけたとしたら、とても嬉しいです。

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