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「がん」について

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こちらに書くのはホンと久しぶりです。
ハニーが亡くなって「あの時、この薬があったら・・・」となるような日が来ることを願って8年余り。

「オプジーボ(一般名:ニボルマブ)」小野薬品工業
を聞いたことがありますか。
今、二つの意味で話題になっているがん治療薬です。

まず、その効き方の仕組みが今までの薬とまったく違うという点。そしてもう一つは、患者の体重にもよりますが、年3000万円以上かかる超高額薬で、しかも肺がん(切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん)で承認されるなど、多くの患者に健康保険を使って投与されそうだということです」

効果
オプジーボは免疫チェックポイント阻害剤と呼ばれる薬。
通常、がん細胞が体の中にできるとキラーT細胞という免疫細胞が、がんを攻撃する。しかし、がん細胞は攻撃されないように、免疫細胞にブレーキをかけるPD-L1という物質を作り出すことができる。
オプジーボはその免疫機能のブレーキを外して、人間の身体が本来持っている、がん細胞を叩く力を発揮させる薬だそうです。

あるクリニックで
「末期の歯肉上皮がんの患者さんに使用したところ3ヵ月で完治したのです。
こんなに早く治るとは驚きでした。他にも膵臓がん、大腸がん、胃がんなど多様ながんの患者さんが当院にいらっしゃいます。
当然、がんの部位やタイプによっても効き方が変わってくる。
膵臓がんではペプチドワクチンを併用して五分五分です。
保険適用になっている非小細胞性肺がんの場合、最初に抗がん剤を使ってがんを叩いてからでないといけません。この手の肺がんは広がるスピードが速いので、免疫療法が追いつかないのです」


ただ、問題がある。副作用と高すぎる薬価である。

副作用に関して
厚生労働省は7月22日、オプジーボを使った後に別の肺がん治療薬で治療したところ、重い副作用が8例出て、そのうち3人が死亡したとして、注意喚起と情報提供を呼びかける文書を出した。
いずれもイレッサなどの上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害剤を投与後に、間質性肺疾患を引き起こした。
また、メラノーマの治療で使用された患者が劇症1型糖尿病になった例も確認されている。
さらに小野薬品工業は、自由診療でオプジーボを使用したケースで重い副作用が6例あり、1人が死亡したと発表。医療機関に、国に承認された使用法を守るよう要請している。

高すぎる薬価
「100mg瓶で約73万円、20mg瓶が約15万円、体重60kgの人なら1回180mgなので、約133万円。2週間に1回の投与で1年間使い続けると年間3500万円弱。
しかし、健康保険には患者の負担額を一定以下に抑える『高額療養費制度』があるので、患者が支払う医療費は最大でも年200万円程度、ほとんどの人は100万円かかりません。
つまり約3300万円もの額が保険事業者の負担になります」
それでも年100万円としても月に9万円弱となります。

オプジーボが保険適用されている非小細胞肺がんによる死者は年間約6万人。
彼らの全員にオプジーボを投与すれば年間約2兆円もの保険負担が増える。
日本の医療費は現在、40兆円。そのうち約18%の7兆円強が薬局調剤医療費である。
オプジーボを多くの患者が使用すると、ただでさえ高齢化で膨張している医療費が破滅的なスピードで膨らむことになる。
厚生労働省もこれを察し薬価の値下げを柔軟に行える仕組みづくりの検討を始めると発表。
オプジーボの価格は年内にも下げられる見込みだ。

ただ、副作用の問題があるので誰でもというわけにはいかないかもしれません。


何時もの事なんですが、医療費や治療費を払えない人はどうなる?
「国が負担しろ面倒を見ろ」と言いたいんだけど、年金すらまともに払えてない国に出来るとも思えない・・・
でも、お金があったら助かるって言うのは「命の値段」みたいな感じがして嫌なんですよね。

そんなの世の中の条理だ。
確かにそうだと思います。
思いますけど、それでも命は皆、平等でしょ。
「助かる薬があるのにお金が無いから諦めて」って家族から聞かされたら・・・告げる事の辛さを考えると悲しいですわ。

なんか最後は愚痴っぽくなりましたが、イレッサのように投与できる患者さんとかもあるかもしれませんね。
副作用も心配だけど先ずは安価にしてもらい。ダレもが選択肢に入れられるようになって欲しいです。


肺がん

今月の7日に俳優、勝野洋さんとタレント、キャシー中島さん夫妻の長女七奈美さんが亡くなられました。

今年の2月に肺がんと診断され五ヶ月での訃報になりました。
29才でしたから癌の進行が早かったんですね。

七奈美さんは「小細胞肺がん」だったと聞きました。

「肺がん」と言っても多種類あります。

大きく分けると「小細胞肺がん」と「非小細胞肺がん」になります。

・(非)小細胞肺がんは肺組織に悪性(癌)細胞が生ずる病気。

肺は胸の内にある1対の円錐形の呼吸器官です。
肺は、あなたが息を吸ったときに、身体の中への酸素を取り込みます。肺は、あなたが息をはいたときに、
身体の細胞の廃棄物である二酸化炭素を排出します。
各肺は、葉(よう)呼ばれる区分を持っています。左肺は2つの葉を持っています。右肺は、わずかに大きいですが、3つの葉を持っています。
気管支(きかんし)と呼ばれる2本の管が 、気管 (きかん)から、その右と左の肺に続きます。
気管支にも時に肺がんが発生します。肺胞(はいほう)と呼ばれる小さな空気袋と細気管支(さいきかんし)
と呼ばれる小さな管が肺の内面を構築しています。


< 非小細胞肺がん >

◎いくつかの型の非小細胞肺がんがあります。

・扁平上皮がん(へんぺいじょうひ)。扁平上皮細胞で始まるがんで、それは魚のうろこのように見える
 薄く扁平な細胞です。類表皮がん(るいひょうひ)とも呼ばれます。

・大細胞がん(だいさいぼう):多くの種類の大きな細胞で始まるがんです。

・腺がん(せん):肺胞に並んでいる細胞に発生し、粘液のような物質を作るがんです。

これ以外の比較的まれな型の非小細胞肺がんは、多形成、カルチノイド腫瘍、唾液腺がん、分類不能がんです。

ハニーは非小細胞肺がんの腺がんと診断されました。


< 小細胞肺がん >

◎3つの型の小細胞肺がんがあります。

・小細胞肺がん(燕麦細胞がん) 。

・混在小細胞/大細胞がん(だいさいぼう)。

・混合小細胞肺がん。

これら3つの型の小細胞肺がんは、異なる種類のがん細胞を持っています。各型のがん細胞は、異なる方法で成長し広がります。
小細胞肺がんの型は、がんで見つかった細胞の種類と、顕微鏡で見られた時、細胞がどのように見えるかで決められます。


一般的には小細胞肺がんの治療は困難なことが多いようです。

七奈美さんのご冥福を祈ります。

生死の境界線

6月18日ある法案が可決した。

臓器移植改正案。

脳死を「人の死」とすることを前提に、現行では禁止されている15歳未満からの臓器提供を可能とすることを柱とした臓器移植法改正案。

A案:年齢制限をなくし、本人の意思が不明でも家族の同意で提供できる
B案:提供年齢を12歳以上にする
C案:脳死の定義を厳格化する
D案:15歳未満は家族の同意などを条件に提供できる

現行との比較。
イメージ 1


A案が可決し「脳死=人の死」となった。

現在、15歳以下の臓器移植は国内では困難のため渡米し移植手術を受けるしか方法が無い。
しかし、莫大な費用もさることながら必ずしも移植が受けられるもので無いのが現状である。

移植を待つ患者、家族には待ち望んだ法案だと思う。
同時に脳死状態の患者さんからも移植を受けることが可能になった。


脳死状態と植物状態。
イメージ 2


脳死状態
人工呼吸器がなければ呼吸による血液の酸素化ができないので、心臓は動き続けることはできない。呼吸ができないと心臓は数分で停止する。全脳死、脳幹死とも、人工呼吸器がなければ、心臓を動かして体の循環を維持することはできないのである。

簡略すると、自発呼吸が出来ない状態なので処置をしなければ何れ心停止する。
が、逆に言えば人工呼吸器を使えば心臓は動くことになる。

心臓が動いていれば体温も通常であると思うし肌も綺麗だろう。
そんな眠っているように見える人を「死」として扱うのか・・・


「心肺停止しました」

「蘇生を試みます」

数十分経過

「蘇生出来ず、心停止しました」

「死亡されました」

私の中でこれが「死」のイメージである。


脳死状態になって8年の息子さんを看病されているお母さんが言われた言葉

「この子は『延命』しているのではない。こういう『生き方』をしている。」

身長も伸びているとも聞いています。


当然、15歳以下の子供が臓器移植の意思を持っているとは思えないので親の判断になると思うが、
脳死状態=死として受け止められるだろうか。

今、動いている心臓を止める事が容認できるだろうか。


私はハニーが、ガンで入院するまでは自発呼吸が出来ない=死という考えを持っていました。

入院中に沢山の患者さんを見たり会ったりしました。
自力で出来ない事を医療器具で補ったり薬を投与したりして懸命に生きていられます。

「脳死とは違う」と言われればそうかもしれません。

簡単に「奇跡」なんて起きないのも解っていても信じていたい気持ちも解るようになりました。

入院した事ありますか。

幸いにも私はありません。

その入院おける体に対する影響って結構あるんですよね。

思い浮かべてみて下さい

活動場所は1日中ベットで居るか歩いても病棟内での生活。
言い方が悪いですが食っちゃ寝です。

普段であれば太りますよね。

だが、入院して太った人なんて聞かないですよね。
もちろん食事療法も行っていますが、中には自分の好きなものばかり食べている患者さんもいます。

ハニーは体力を付ける意味で美味しくない病院食を完食しさらに母親らの差し入れを食べていますが、
それでも筋肉・体力は落ちます。

ハニーが入院患者さんと30分程の立ち話をしていたら「めまい」を感じたそうです。
『以前はこんなことなかったのに・・・』と言って病気を気にしていたので、これは体力が落ちたので
病気が進行したとは違うよと話しました。

当初は私も病気だから痩せる→体力が無くなると思ってましたが、そればかりじゃないですから。
長期の入院がもたらす体力の低下は思ったよりありまから退院後の生活サポートしてあげて下さい。

がんについて 10(余談)

ハニーの癌の再発の疑いが出たのが昨年の12月。
治療開始が2月。

当時は「癌=不安」でしたが今は少しずつ考え方も変わりました。

「癌=共存と希望」

もちろん完治するの事が一番ですが癌の症状や進行によっては共存をしていく事になります。
共存は妥協ではありません。
癌を縮小させる進行を止めるという戦いをしていますから。

個人的な考えですが、医療で行う治療は自己治癒力の手助けだと思います。
精神論だけではないと思いますが、気持ちに希望を失くさないでポジティブにいきましょう。

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