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<<P−39の機関砲構造写真>>

現在のように『電子式』照準が開発される以前には照準性能を上げる為に、

機銃の砲身をなるべく機体の中心に持ってくる必要がありました。

しかしながら・・・

機体の中心線上前方には”プロペラ”が回転しており『プロペラを打ち抜かない』ように、

弾の発射とプロペラの回転を同調させて

する事がありました。

そして、根本的問題点である同調とは関係なく弾を発射できる装備法として、

液冷エンジンの中空出力軸を利用する事が考案されたわけです。

モーターカノンと呼ばれる方式の武装で、エンジン内部(液例V型エンジンの隙間)に

機関砲を組み入れる事でプロペラを気にする事なく出力軸から大口径砲を発射できました。

30〜37mmの大口径砲も装備でき、中には50mm以上の砲を搭載した試作機も存在しました。

ただしこれはエンジンが武装を許容する構造であるかにかかっており、

ギヤボックスや補機類の配置等の問題から、液冷エンジンでも、

イギリスのマーリンやソ連のミクーリン(IL2やMigが装備したエンジン)は、

機関砲を組み込む事ができませんでした。

また機構的にモーターカノンの配置が可能だったとしても、

装備された機関砲との相性問題も有り、エンジンからの振動や熱によって動作不良を

起こす事も多く、空間的な余裕が小さいので装弾数も

多くは取れないといった問題も残っていました。

軸内発射で有名なのはBf109のダイムラーベンツエンジンやYakのクリモフエンジンなどで、

イスパノスイザ系から発展したエンジンはモーターカノンと相性が良かったそうです。

エンジン構造に影響されない装備方法としては、P-39のような変則的な技法もあり、

これは二重反転機構に似た歯車を使用して出力軸の位置をずらし、

砲身を置くスペースを作ったものでした。

**エンジンから伸びたシャフトがBのギアBOXを通じてCのプロペラを駆動します。

一方で、Aの機関砲のチャンバー部分からはバレルがプロペラの中心を通して

C’の銃口へと繋がっていますね。***

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