仮想旅へ

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私が朝青龍好きになったのは、4年程前でしょうか?
毎年4月初め大相撲地方巡業で藤沢場所が開催されます。
朝青龍は片瀬の常立寺に詣で、蒙古の先人の墓参りをしている、確認したからでした。
常立寺は隣が処刑場で有名な龍の口。
建冶元年(1275年)蒙古の国使「杜世忠」ら5人が鎌倉にやって来たます。
しかし、執権北条時宗によって、処刑され、此処に五輪塔の下で眠っているそうです。
五輪塔に青いマフラー(幟)が巻かれています。
朝青龍が巻いたもので、青は英雄を讃える意味があるのだそうです。
                         (このお墓は相当昔このブログで書きました)
 
イメージ 1
                          (常立寺、蒙古特使の首塚。青い幟は朝青龍の参詣の証)
 
鎌倉長谷観音の前を由比ガ浜通りを500メートルほど進むと、道路左側に大きな欅の木があります。
その根元にも五輪塔があります。
平盛久の首座です。
脇に説明があります。
 
一谷の合戦で敗れた平盛久は捕われ、鎌倉に送られます。
処刑前夜、源頼朝は夢を見ます。
盛久も同じ霊夢を見ます。
刑場で首をはねられようとする刹那、太刀は真二つに折れる、そんな夢でした。
実は盛久は清水の観音様を篤く信仰していたのでした。

頼朝は盛久を赦免し、酒を振舞います。
盛久は感謝の気持ちを舞って見せます。
謡曲「盛久」の舞台です。
イメージ 2
                                (由比ガ浜通り、盛久の首座)
 
鎌倉には同じタイプの故事が数多く残されています。
二階堂、滑川に「歌の橋」があります。
 
1213年、渋川兼守は謀反の疑いで処刑されようとなります。
無実無罪を十の和歌に託して荏柄天神に納めました。
将軍の実朝は、その歌を確認します。
死罪を免れた兼守は感謝して、そのお礼としてこの場所に橋を造り納めます。
 
何れの故事も鎌倉時代の人の奥行きの深さを感じさせます。
頼朝も実朝も処刑を許し、信心の深さや和歌の心を誉め、許してあげます。
 
イメージ 3
                                   ( 右端案内板の背後に五輪塔が隠れています)
 
写真は朝青龍の引退相撲のポスターです。
表題は「自業自得」、
私は目を疑いました。
自業自得には自分の知らない、別の意味があったのかかしら?
広辞苑で確認すると、「自らが作った善悪の業によって、自分の身に報いを受ける事」と出ています。
誰でも思う自業自得の意味しかありません。
自業自得は大阪地検に当て嵌まって、朝青龍は全く違います。
お相撲さんに引退を命じるのは、「死ね」断じるようなものです。
 
イメージ 5
        
相撲協会は、朝青龍に向って「引退するのも、それは身から出た錆だ、自業自得だ!」
そんな思いで送るのでしょうか?
会社の倫理規定や就業規則を破って、退職になった人を送るに際して、
誰も「自業自得だよな」とは言わないと思われます。
言った人の人品骨柄が疑われます。
「間が悪かったよな、お疲れさん」、言葉を選びます。
 
イメージ 4
                      tvsurf.jp/d/pc/ngr/nsearch?... &kwd=朝青龍 引退相撲 ポスター
 
ポスターの下部には小さな字で朝青龍のメッセージが書かれています。
 僕はあと2年、大好きな相撲を続けたかった、
 子供の頃からの憧れだった相撲
 体も大きくないのに
 一生懸命やったんだ
 僕はやってきたんだ
 でも
 わがままやりすぎたから 
 まだまだやりたい夢があったのに
 後悔先にたたずで、言葉が身にしみる
 日本の皆さん
 今日まで騒がせてばかりでごめんなさい
 だから、もうこれで最後の日
 ぜひ見守ってください
 ありがとう
 日本の皆さん、ありがとう
 
朝青龍のメッセージを「題」をつければ、どうして「自業自得」になるのでしょうか?
「日本の皆さん ありがとう」 が妥当でしょう。
 
このポスターを眼にした石原東京都知事のコメントは二歩先を行っています。
『拝金主義で無闇矢鱈に外国人力士を増やしたから・・・相撲の様式美が失われてしまったのだ・・・・
自業自得は、相撲協会に言ってあげよう。相撲をつまらない物にしたのは相撲協会、お前達自分自身だ!』
 
でも、都知事の酷評も正鵠を射ていません。
例えば、同じ蒙古人の白鵬には古き佳き”日本人”を感じます。
今最も美しいお相撲さんは白鵬でしょう。
技にも仕草にも美しさを感じます。
問題は相撲と言う角界人が、相撲の精神をわきまえているか?
と言った問題でしょう。
それは、日本人外国人の区別はありません。
功労者に「自業自得だ」、贈り言葉をするような精神は最悪です。
 
イメージ 7
          毎日新聞から(mainichi.jp/enta/sports/graph/2007/ 1130/38.html
 
朝青龍の引退に際し、
「お疲れさん、ご苦労さん、お前は良くやってくれた・・・・」
と労わりの言葉を贈れない相撲協会はどうしたものでしょうか?
引退興行自体を広告代理店に委ねてしまった、その結果でしょうか?
それにしても、心の狭さを感じます。
親方衆に可愛い倅を預ける事はもう出来ません。
 
朝青龍の相撲は・・・・・勢い余って、熱中しすぎて、ついつい悪役になってしまいます。
でも、・・・・・一生懸命は疑いなし、八百長の懸念は挟む余地もありません。
 
常立寺の五輪塔、青いマフラーを見る度に朝青龍が好きになります。
 
イメージ 6
           遊行寺今月の標語、秋の空気を胸いっぱい吸うと、清浄な体になるような・・・・
 
 
 
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同感です。
片瀬の常立寺、あらためてお参りに行ってきます。

2010/10/9(土) 午後 7:10 [ pok**hino*324 ] 返信する

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常立寺は観梅で人気です。今夏お盆の季節に参拝すると、「掻き氷」を案内していただきました。お墓参りに来られる方への心尽くしだそうです。イチゴ氷を美味しくいただいて帰りました。心温まるお寺さんです。昨日案内した密蔵院まで歩いて10分、その間に杉山検校の道標、西行見返り松、7体ほどの庚申塔があって・・・史跡ウォーキングには最適な「江ノ島道」です。是非お出かけ下さい。

2010/10/9(土) 午後 8:19 [ yun**ake200* ] 返信する

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