仮想旅へ

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千葉ウォーキング

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明治時代の息吹を知りたければ洋館を訪れるのが良い。
洋館には西洋の列強と互角に渡り合おうとする明治人の心意気が如実に表れています。
同時に、日本の伝統建築手法も大事にされています。
ルックスは洋にして、住まうハートは和であって・・・・、和様混交した不思議な空間があります。
150年も前の・・・・、背伸びしている祖先の姿が洋館には眩しく輝いています。
 
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       今日の話題は茂原の「千葉眼科記念病院」建物です。
       建物の右手、裏山は姫春蝉の自生する「ひめはるの山」になります。
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                             千葉眼科病院の前の田圃、もう田起こしが進んでいました。
 
明治維新を迎えて・・・・、人々は競って洋館を建設しました。
数ある洋館でも・・・、コロニアル建築と呼ばれる木造建築が主流になります。
「コロニアル」とは植民地の意味で、欧米人がアジアモンスーンの気候に適した建築を開発したものでした。
外壁を板張りにして、大きな窓を設けて・・・・、広いベランダを設置して、そこでゆっくり椅子に座って読書を楽しむ・・・・・・、そんなライフスタイルの建物でした。
 
横浜の山手にもこうしたコロニアル建築が残され・・・重文に指定されています。
鎌倉にも明治から昭和初年にかけてコロニアル建築が数多くあって、目を惹きます。
横浜や鎌倉にはそんな時代を突っ走った人が多く住んでいたから・・・、自然な事でしょう。
でも、驚くのは弘前や酒田、松本や佐久・・・・・、地方に数多く残っている事です。
日本全国が西洋に憧れていた現れでありましょう。
 
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   鎌倉長谷にある加賀谷家住宅、白い板壁、大きな窓がコロニアル建築の特長で、明治人のハートを鷲掴みしま   した。
 
千葉の茂原にもコロニアル建築が残っている・・・、聞いて出かけました。
在ったのは・・・・、茂原市の郊外田圃の中の街道に面していました。
場所は姫春蝉の自生する「ひめはるのさと」の南側にありました。
 
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     千葉家の豪邸、正面長屋門、棟が一直線で歪みひとつないのが驚きです。庭木も良く手入れされています。
      裏山には姫春蝉が自生しているそうです。
 
明治23年千葉天夢は帝国大学医科を卒業します。
24年には故郷の上永吉村に医院を建設します。
中山栄吉、中山国三郎兄弟に駿河台の井上眼科を見に行かせます。
井上眼科は帝国大学の眼科を創設した井上達也氏の病院でした。
井上眼科病院をモデルにして、延床26坪、白い板壁が印象的な2階建てコロニアル建築が出来ました。
 
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               洋の外観が目立ちますが、蟇股や組み物、玄関の装飾等に和の伝統が使われています。
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        大きな窓、広いベランダ、白い板壁・・・、この三つがコロニアル建築の特長で、明治人が憧れました。
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      千葉眼科記念館の周囲には樹木が生い茂っています。手前の大木は桐の木で、沢山花が咲くようです。
 
千葉家は大変な富豪でもあったのでしょう。
長さが50mもあろうかという程立派な長屋門が屋敷を囲っています。
長屋門の柱には「漢方研究所」の看板がかかっています。
地域の富豪であって・・・、同時に漢方の医師だったのでしょう。
そして、倅を帝国大学医科を卒業させ、眼科医も併設した・・・・。
母屋は大変な建物ですし、土蔵も立派です。
屋敷の裏山の中腹には赤い鳥居のお稲荷様が祀られています。
 
コロニアル建築の屋根は伝統的な灰色の和瓦です。
でも、樋はありません。
建物の周囲には桐をはじめ樹木が茂っているので・・・・、樹木を伐採せずに建てる工夫だったのでしょう。
そこで、樋が無い代わりに、雨水は直接地面に吸い込ませる様にしてあります。
勿論、大きなガラス窓が家の三方から陽射しを室内に取り込んでいます。
ひろいベランダもあります。
薄板で囲った板壁も真っ白で・・・・、まるで白衣の看護婦さんを思わせます。
 
今はこの建物は使用していなく・・・・、ガラス戸にお凸を押し当てて中を覘くと・・・、
沢山の漢方資料等が置かれています。
そして、この西隣には新しい「永吉眼科医院」の白亜の建物があります。
井上達也医師は日本で初めて白内障の手術をした人・・・、と聞きますから、
永吉眼科医院も田舎にあっても・・・、高い技術で患者を集めているのでしょう。
 
茂原市の文化財資料によると、昭和17年に一部手直しされたが、
昭和59年に復元工事が行われ、現在は明治24年の開業当初の状態になっている・・・、案内されています。
感心するのは、建物に全く歪みが無く・・・・、白いペンキも綺麗に塗られれて・・・、剥落ひとつない事です。
大事にされている事が良く解ります。
蟇股等・・・・、寺院建築に特徴的な細工があっちこっちにあって・・・、お洒落と言うか、アクセントと言うか、
魅力になっています。
 
行く途中には蓮田が続き、姫春蝉も啼きだすようです。
桐の大木に花が咲いたら・・・・、綺麗な事でしょう。
桐の花には鳳凰が飛んで来る・・・、と言い伝えられました。
そのころにまた出かける事にしましょう。
 
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                                千葉家の豪壮な母屋、裏山中腹に稲荷の社が見えます。
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                  左が千葉眼科記念病院建物、正面土蔵。
                  土蔵の前には状態の良いクラッシックカーが無造作に置かれていました。
 
 
 
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こちらは一般開放されているのでしょうか。
ひめはるの里には母の納骨の帰りに
父と主人とまだ1歳になるかならないかの娘を抱いて
立ち寄った思い出があります。
何故かあの時の父の姿が目に焼き付いて離れません。
先週は
墓参を兼ねて笠森観音へ行ってきました。
千葉…奥行き深い土地ですね。

2013/3/8(金) 午後 3:08 ケケケのけいこママ

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特に見学を禁じてはいないようです。事由に入れて、窓ガラス越しに中を見る事が出来ました。特段の関心があるのでなければ、外から覘くだけでも、十分好奇心を満たしてくれる・・・、良い建物です。環境も良いし・・・、ぶらっと寄れば宜しいのではないでしょうか?中も観たいのであれば、茂原市の文化財担当課に照会されることをお奨めします。

2013/3/8(金) 午後 5:10 [ yun**ake200* ]


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