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鬼百合と鹿の子百合

夏になると、先ず山百合が咲き出します。
続いて盛夏には鬼百合、鹿の子百合が咲いて、盆が開ければ高砂百合が咲きます。
今年も、日当たりの良い土手には高砂百合が目につくようになってきました。
 
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                                        夏空を背景に逞しく花を咲かせた鬼百合。
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                                        農家の庭先、四ツ目垣に咲いた鬼百合の花
 
鬼百合はオレンジ色の花弁、花弁には濃褐色、紫色の斑点がつきます。
鬼の名は、第一には「鬼のように強い」意味でしょう。
そして、第二はその色が鬼のパンツを思わせるからでしょう。(筆者の推測)
鬼は牛のような角が生えていて、虎のパンツを履いています。
牛・虎の方角は”鬼門”です。
鬼門に居るのが鬼です。
鬼門に居る鬼のパンツ模様の花だから・・・・・、鬼百合の名がついたのでしょう。
 
ゲゲゲの鬼太郎は片目です。
片目の鬼は祖霊の意味だから・・・・・、鬼太郎は地獄から戻った祖霊をニュアンスしているのでしょう。
鬼太郎の父は妖怪で、母は人間です。
妖怪と人間の恋愛は禁じられていましたから・・・・・、その愛の結果生まれた鬼太郎は・・・・・、
人間界と妖怪界が共存・共生できる世界を実現しよう・・・・・、活躍することになります。
 
イメージ 3
 
鬼百合は祖霊が家に戻るお盆の季節に咲きます。
だから・・・・・・、鬼百合には祖霊を思い起こさせてくれます。
 
池袋の熊谷守一氏のお庭には鬼百合が自生していたのでしょう。
鬼百合の花を黒アゲハ蝶が好んで集まってきます。
守一氏は鬼百合と揚羽蝶を描きます。
地面には蟻が這いまわって・・・・、死んだ蝉の身体を強い顎で解体して、地中に運んでゆきました。
鬼百合を描いて・・・・、次に蟻を描いて・・・・・、大して広く無い庭先で一日中絵を描いていられました。
こうして、守一氏の名作「鬼百合と揚羽蝶」が完成しました。
私はこの絵を見詰めていると・・・・、平家納経の扉絵を思い起こします。
鬼百合も揚羽蝶も平家の公達の霊(餓鬼)です。
 
イメージ 4
      熊谷守一の名作「鬼百合と揚羽蝶」の意匠です。(撮影場所は光明寺記主庭園)
 
鬼百合の咲く頃、もう一つ盛んに咲く百合があります。
名は「鹿の子百合」です。
春先に産まれた鹿は夏になると可愛く育って、奈良公園や飛火野を走り回っています。
鹿の体には可愛らしい模様・・・・、鹿の子模様が浮き立って見えます。
だから・・・「鹿の子」は夏の季語になっています。
多分鹿の子模様が樹陰では保護色になっているのでしょう。
 
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   鹿の子模様は鹿に出来る斑点模様の事です。緑陰では保護色になります。夏の季語になっています。
   (撮影は横浜俣野の相州春日神社)
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  鹿の子百合は今が盛りです。シーボルトがオランダに持ち帰ってヨーロッパで人気になった百合です。
  横浜栄区飯島の農家の庭先で撮影。
イメージ 10
   鎌倉巨福呂坂にある「友野風呂桶店」の店先で育てられた鹿の子百合。市松人形にお似合いです。
 
鹿の子百合は鹿の子模様のついた百合の意味でしょう。
白い花弁に朱色の斑点模様が散っています。
花弁がオレンジ色なら・・・・、鬼百合になってしまいます。
白と朱色のツートンカラーだから・・・・、可愛らしい”鹿の子”の名がつきました。
 
鹿の子模様は京友禅や江戸千代紙の模様になって・・・・、可愛い街娘の着物やお道具を飾りました。
イメージ 7
                               千代紙箪笥の模様は鹿の子模様です。
 
農家の庭先に鬼百合と鹿の子百合が並んで咲いています。
鹿の子百合がこの家の娘・・・・、箸が転げても楽しげに笑う娘なら・・・・、
鬼百合はこの家の餓鬼(祖霊)でしょう。
餓鬼は救済されていない魂でありながら・・・・、逞しく力強く子孫を守ります。
 
盆は世代を超えた人の霊が交流する行事です。
鬼百合が亡くなった祖先の霊(餓鬼)ならば・・・・、鹿の子百合は子供達の生霊のようなものでしょう。
餓鬼も生霊もどちらも大切なものです。
”どちらも大切なんだよ・・・・!”
ゲゲゲの鬼太郎のテーマであるように思います。
 
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   鎌倉腰越の路地に咲く鬼百合の花。この路地の先に道祖神の祠があります。
   お盆になると・・・・そこに祖霊(餓鬼)を、お迎えに出ます。
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   鎌倉腰越の道祖神の祠。路地の向こうに鬼百合が咲いています。
   お盆になると祖霊(餓鬼)は海からこの路地を戻ると考えられています。
 
 
 
 
 
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こんにちは(^'^)

オニユリにアゲハ蝶、ハスの花、カノコユリに鹿!

構図とアイデアーは最高ですね〜

写真撮り方イイですね。ナイス!ポチッと(*^^)v

2013/8/6(火) 午後 0:01 ギャラクシー 返信する

yun**ake200* さんの記事を読んでいてう〜〜んと納得

漠然とオニユリ、鹿の子ユリを観ていましたが・・・
命名の由来が楽しいです

花びらの色によって使い変わる名前。。。これも面白いですw@_@~~

2013/8/7(水) 午前 11:46 風子 返信する

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