仮想旅へ

毎日の通勤路を憧れの街道歩きに転換してみたら? あなたを「LOHAS」な世界に誘ってくれます。

全体表示

[ リスト ]

狐と日本文化6(狐憑依)

湘南には幾つもの大学が立地していて夫々に文化祭を実施致します。私が一番面白いし楽しみにしているのは日本大学の藤沢キャンバスで実施される「藤桜祭」です。
大学は境川の東側の河岸段丘に立地しています。この秋の台風では桜の大木が倒れて道をふさいでしまいました。今年も9月31日に始まり3日間です昨年もワイフに連れて行ってもらいました。
キャンバスの中には博物館http://www.brs.nihon-u.ac.jp/facilities/museum.htmlあります。この博物館は旧日大農学部、旧東京獣医畜産学部が所有して いた標本を整備したもので、待様な生物の剥製や骨格が展示されて居ますのでたり興味は尽きません。私は「オコジョ/真っ白い狐聖獣として崇められた」の剥製を見詰めて時間を忘れてしまいます。
イメージ 1
日大藤沢キャンパス内にある博物館
一番の勉強になったのは稲の展示です。
生物資源科学部 の創世記の先生が研究された成果を私の様な素人も解るようにパネルで展示したもので農業の生産工学を思わせる内容でした。一粒の麦を畑に播いても20粒の麦しかできませんが米を田圃に播けばなら200粒もできるのだそうです。加えて田圃は蛙や泥鰌や蛍を育てます。生物の多様性を保証する揺り籠なのです。泥鰌は朱鷺の餌になります。田圃が一粒の米を200粒に増やすその秘密は田圃が陽の光を吸収し植物性プランクトンの育成工場になっているからだそうです。植物プランクトンの育成工場は稲にとっては肥料工場のようなもの。日本では天然の水耕栽培を弥生時代に始めていたことになります。
活発な学生とお祭りを楽しみながら農業っていいなあ、思えてくるのが藤桜祭です。

さて、狐と日本文化の考察ですが一応伏見稲荷に始まって江戸の町の米蔵稲荷まで説明しました、でも”何か欠けている”思って居ました、それが「狐の憑依現象」である事に気付きました。所謂狐憑/狐付き、修験者の祈祷呪術による「狐落し」です。中島敦「狐憑」は有名ですし・・・。
江戸時代狐憑(きつねつき)と判断された病気は多発していたようです。
現代で云えば精神錯乱とかヒステリー症状なのでしょうが江戸時代には野狐の霊に取り憑かれたと判断され修験者や呪術者を招いてお祓いをしたり体を叩いたり犬を嗾けたり狼の護符を貼って体から狐を追い出す(狐落し)することで健康を回復させたのでした。「狐憑き・狐落し」は日本人の死生観にも通じる基本的な考え方ですので更に説明いたします。
日本人は人間も動物も同じで身体と魂に二分されると考えて居ました。
身体から魂が抜けだすことが死で古代人は常態が死であると思って居ました。魂が体に入ったら命が始まるのです。それはまるで死んだ籾殻が水を吸収して芽吹くようなものでした。そして魂が身体を抜けだす状態が死で死と生は循環するのです。死が先で生が後から続くので日本人は死生観と云いました。これを生が先で死が後からついて来ると看破したのが中世の道元禅師であると考えます人間を中心に考えれば生が先行するのが自然です。
イメージ 2

古墳から発掘される勾玉は魂が身体を見つけて再生する事を祈願しています。

狐憑きは人間の魂がボケッとした隙に野狐の魂が入ってしまった状態を言うのでした。修験者の中には悪い奴がいて狐憑きや狐落しを作為をもってする不届きな輩も出現したので話が複雑になってしまいます。
私達日本人の祖先は家の中が安全な空間で家の外は危険な空間とわきまえて居ました家の中は聖なる空間で外は汚れた(穢れた)空間だと思ったのでした外から家に入る時は体に着いた汚れや穢れを祓います。だからお相撲では土俵に上がる前に塩を撒いて穢れを除きます。葬式から帰ったら門で死穢を清めます。家に入る時は下足に着いた穢れが家に入らない様に靴を脱ぎます。お箸では取箸と自分の箸を使い分けます。中華料理で中国人は誰もが自分の箸で大皿から料理を取りますが日本人は取箸を使います。同じ箸文化ですが日本と中国では根本のところが違うのです。
更に地中は穢れていて天は清いと考えます。川も上流が清く下流は穢れているのです。川で身を清めて魂も体も健康で居ようと努めます。
イメージ 3
イザナギは黄泉に愛するイザナミを探しに出かけましたがイザナの体は腐乱して居ました。怖くなったイザナギは黄泉から逃げ帰ろうとします。イザナミの魂はイザナギを追いかけますようやくイザナギは逃げ帰って黄泉で穢れた体を水で浄めます(禊をした) イザナギが体を洗うと、さまざまな神様が生まれ、 最後に顔を洗った時にいよいよ決定版ということで三柱の神々が生まれます。
左目からは天照大神(アマテラスオオミカミ)、
右目からは月詠尊(ツクヨミノミコト)、
鼻を洗うと素戔嗚尊(スサノオノミコト)が生まれます。素戔嗚尊に殺された月詠尊の口から米が吐き出されました。

ところで米と秦氏伏見稲荷の関係ですが以下の様に考えます。
日本に帰化した秦氏は稲作の適地に南山城の稲荷山に住みついで水田の開墾に成功します。山に住んでいた縄文人は進んで山から下りてきて稲荷山の麓に竪穴住居を作って住いすいでんで稲作します。稲作に必要な種籾は秦氏から貰います。縄文人は一粒の米が200倍にも増えるのに驚嘆しまあした。その不思議は稲荷様の力だと信じました。
秦氏の成功を国家組織に転用したのが古代の国家体制(公地公民の制など)でした。
イメージ 4
秦氏が伏見稲荷で成功した体制を国家レベルにかくだいしたものが古代の国家体制でお稲荷様の位置に座ったものが古代仏教だったと思います。
南山城の秦氏の成功した様な形は全国各地の稲荷神社(産土神タイプ)に見られます。
例えば佐久の稲荷神社も諏訪神社もそんな一つです。
イメージ 5
佐久の岩村田鼻顔稲荷神社(はなづらいなりじんじゃ)の絵馬ならぬ絵狐
イメージ 6
佐久の鼻顔稲荷神社(はなづらいなりじんじゃ)の土人形

種籾又は神苗を農民に渡して200倍に増えた米を領主(豪族)と農民の間で分配したものとえます。お稲荷様の国家仏教とが精神的な支柱になっていたのではないでしょうか。
TPPが纏まって政府も経済界も大喜びのようです。でもTPPが地方全面崩壊の決定打になりそうだと危惧します。狭い国土に沢山の人間が仲良く生きるのが日本の所与の条件で古代も現代も変わりません。加えて安全な美味しい食品と云った注文も加わります。天災に見舞われることを考え合わせれば国際競争力が劣ろうと現在の水田でお米を作るのが最適です。
最初の日大藤沢の生物資源科学部に行くと思います学生達が人生設計がし易い様に農業に夢を託せるように政策選択をしてほしいものです。狭い国土に多くの人間が住んで同時に多様な生物(動物昆虫)が共生出来る知恵は秦氏以来の水田を大切にすることにあると思います。


ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。






















閉じる コメント(1)

顔アイコン

知恵から生まれる奇跡はありますね

2015/11/3(火) 午後 9:58 [ 闘争の兆し ]


.
yun**ake200*
yun**ake200*
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

ブログバナー

Yahoo!からのお知らせ

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事