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農家の庭先の栗も収穫されました。神社の森の団栗も転がっています。テレビでは東御市のクルミの収穫風景を報じています。
南軽井沢姫街道に在る馬取百観音栃の大木の下に眠っておいでです。この秋も沢山の栃の実で痛んだことでしょう。
望月の「万治の石仏/有名な諏訪大社の阿弥陀石仏と同じ石工の作品」も団栗の樹下に祀られています。
東御から万座に行く街道には百観音が100メートル間隔で祀られています、これはその50番にある馬頭観音です。ブナや胡桃の林を越えてニセアカシヤとブナの混成林ににあります。此処より上ると落葉松林に変わります。
私は数年来親友T君の南軽井沢にある別荘を拠点に石仏行脚を満喫しています。
この秋は大人しく家に居ますが、「あの石仏は今頃如何しているかな?」想いを馳せます。
と云っても石仏が表情を変える訳はないので石仏の周囲の風景を思い遣るのです。
すると或る事に気付きました。多くの石仏がブナの木の樹下に祀られているのです。
ブナと云っても幾つも種類があります。
常緑の椎もブナ科の植物ですし。胡桃も栃も落葉樹ですがブナ科です。
共通するのは堅い殻で包まれた実がなる事です。一般にこの硬い実を団栗と呼んでいます。
私は”石仏は団栗が似合うな”と思います。
色々あってもどれも団栗です。どれも似ているので”団栗の背比べ”と云いますが見詰めれば夫々違って夫々可愛いものです。上段の袴を被っているのがクヌギで、下段の細長く小さいのがシラカシです。カシや椎は常緑樹クヌギや栗や栃は落葉広葉樹で随分違います。でも何れもブナ科の植物です。
童謡の”ドングリコロコロ”では団栗は「転がってお池に嵌ってしまい泥鰌さんに遊んでもらいます」
でも私の感覚では団栗は石のお地蔵さんに当って”ごめんなさい”で次いで睨めっこ遊びでもしている風です。
でも長い間睨めっこをしているとリスや猪に食べられてしまいます。早く根を出して芽吹かなくてはなりません。
団栗の実がコロコロ転がるのはなるべく遠くに転がって行って種を広げる思惑があるからでしょう。ですからブナ科の植物は親木から谷側に繁殖します。尾根に運んでくれるのはリスやカケスです。ブナの葉は落葉して布団の様に大地を覆います、落ち葉の布団は水を吸っていますから団栗の実は直に根を出して芽吹きます。更に落ち葉は若木の栄養になります。ブナの森は総て理に適っているのです。
ブナの林、団栗の実が転がるので谷側は樹林が密生してしまいます。団栗の実が沢山の獣を養います。団栗の葉は川になって海に注いで魚貝を養います。生命の源はブナの森林にあると云えます。日本人もこのブナ林で長い間生きて来まあした。日本人お信仰の祖形はこのブナ林にあると思います。だからブナ林が私達日本人が一番に癒されるのだと思います。
私達の祖先はこのブナ林で猪やリスと同じように団栗の実を食べていたのでしょう。主要な食べ物は鹿や猪など山の獣でした。でも食べるものに困ったらブナ林を探し回って、長芋(自然薯)や天南星(里芋の仲間)を探してその根を生で食べたのでしょう。主に狩猟、秋には団栗を拾って不足したらイモ類の根を掘って生活して居ました。
そのうちにいも類を栽培する事を覚えたと思います。イモ類はその身体の一部を土に埋めておけば宿根草として翌年も収穫できるのです。年を経るごとに農業のウェートが増えて行き終には稲作が伝わってきて農業革命が起ります。その農業革命の契機が帰化した秦氏でその神が伏見稲荷であったと思うのです。
さて農業革命以前のブナ林の民ですが彼等は狩猟神である「山の神」を信じていたと思われます。
イモ類の根っこには毒が在りましたし(天南星や彼岸花等)の球根には毒がありました。
天南星の実根っこには里芋に似たお芋が出来ます。でもはシュウ酸カルシウムを多く含んでいます。よく長野県でムクドリの大量死が報道されますが大半がこの玉蜀黍の様な実やピラピカンサの実を食べて食害に当ったものと思います。
山の民は天南星の芋や彼岸花の球根を生噛りして病気に陥りました。
デモ何時しか食べる方法を知りました。それは先ず、摺り潰す事でした。磨り潰す道具として臼と杵を想いつきました臼の凹んだ部分に杵の凸部分を押し当てて芋や球根団栗を磨り潰しました。
更に磨り潰して出来た餅状のモノを水に晒せば毒が消えて食べても大丈夫である事も知りました。次にそうして出来たモノを煮る事を覚えました。
臼と杵は人間が造った神具になりました。石臼とか石棒が縄文遺跡から発掘されています。
凸凹はオカメとヒョットコになってお神楽には欠かせない脇役になりました
石棒は男性自身に形も似て居ました。そこで毒(厄」を防ぐ賽の神に祀られました
水に晒す手順は禊になりました。
オカメヒョットコは臼と杵を象徴していると思います
会津の道祖神 無土器時代の石棒を遺跡から発掘して祀っている様に思います
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