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2月25日(日)に冬季オリンピックも閉幕してしまいました。25日には前夜実施されたカーリングと「マススケート」を放映していました。結果は解っていても何度も観てしまうのは,日本人選手の活躍を視る爽快感があるからでしょう。
でも、同じ時刻に生放送でアイスホッケー決勝戦が放映されていました。金メダルを争ったのはドイツとОARでした。ОARとは「オリンピックアスリート・フロム・ロシア」の意でロシア自体はドーピング問題で参加が認められない事からの苦肉の策で個人参加となったのでした。若しもロシア選手の参加が認められなければ、女子フィギュアの宮原知子選手も銀メダルでしたし、坂本花織選手も4位でした。
平昌オリンピックで自己最高点をマークした宮原知子選手
実力を出し切って爽やかな坂本花織選写真出典:朝日新聞
終わってみればドーピング検査で陽性を示したロシア選手が2人も居た事が判明しました。「ドーピングを国家規模で推進していた」罰則として有効だったのか?疑念を残しました。「ドーピングをしても実質オリンピックに参加できることが前例」になったのですから、ドーピングは払拭できそうもありません。
平昌オリンピックでは表彰台に上がれなかった日本女子フィギヤですが、何時の日か表彰台を占領するような場面が観られる事を確信した、宮原、坂本選手の演技でした。写真出典産経新聞/pye1802230054-p1.
私はアイスホッケーでドイツを応援しながら考えました。若しもОARが参加していなければ白熱の決勝戦は観られません。ドイツが格下のチームに圧勝してる場面を視ても少しも感動しないでしょう。金メダルがドイツでも、実際にはもっと強いチーム(ロシア)があるのだ、
宮原知子さんや坂本花織さんが表彰台に上っても「ザギトワ選手とメドべデワ選手が上位に在る筈」だ、思えば白けてしまいます。ですから、ロシア国家を非難しても選手はお咎め無しにした措置に異論がある訳ではありません。
それよりも気になるのは”オリンピックの商業価値がロシア抜きにしては考えられない”のも現実です。
黄色いユニフォームはドイツ、赤いユニフォームはОARです。終始ОARが先行しドイツが追いつく試合運びでしたが。結局3-2でОARが金メダルになりました。
何しろ、USAで最もテレビの視聴率が稼げるスポーツがアイスホッケーで、USAチームがロシアチームに勝って金メダルをゲットする場面をUSAでは放映したいのです。ですから、日曜日のゴールデンタイムにアイスホッケーの決勝戦をセットしました。ところが、得てして思うようには行かないもの、ロシアは準決勝で快勝したモノの、USAも盟友のカナダも準決勝で敗退してしまいました。結果はドイツとロシアによる決勝戦になってしまいました。会場はドイツ贔屓でした。ロシアはヒール役です。USAが強くてヒール役のロシアも強ければ、興業的大成功です。ところが、USAは早くに負けるし。ヒール役は憎らしいほど強かったのです。女史フィギャを応援した日本の視聴者も。アイスホッケーに熱くなるUSAの視聴者もロシアがОARと名を変えただけで出場した事実に疑問を持ったことでしょう。でも、商業主義を支えているのは一般視聴者です。私達も最強のロシアの選手が出場しないオリンピックは味気なく映った事でしょう。
ジャンプも複合も深夜に実施されていました。オリンピックの放映権料の最大なのは米国で何と1兆円だそうです。1兆円の放映権料を払う会社が我国の「ゴールデンタイム」に中継したいので深夜に実施するように注文を出せば従わざるを得ないでしょう。それは、東京オリンピックにも云える事です。「アスリート・ファースト」で季節を選ぶのなら秋か春に実施すべきです。私達も日本の国が一番美しく過ごしやすい季節に外国人をお迎えしたいものです。でも。商業主義が視聴率の得やすい夏にオリンピックを開催するように期待しているのです。
平昌オリンピックは政治介入が懸念されました、無事に終了しました。でも最大の問題はオリンピックを牛耳っている商業主義でしょう。
渡部選手や葛西紀明選手が「風が強くて!」唇を噛んだ姿を観たのは、「フォア・ザ・アスリート」では無く「フォア・ザ・コマ―シャル」の事実だったと思います。フォア・ザ・アスリートに徹するなら、真夜中では無く、風も弱く冷気も漂わない昼間に実施すべきでした。放映権料を高く売りつける為には、USAのゴールデンタイムに実施する必要があったのです。
帰国した選手団の合同記者会見の様子。晴れがましい選手の前面に葛西選手の顔が見えます。私は坂本花織選手と宮原知子選手のファンですから、メダリストだけでなく、自己最高の成績を残した選手の記者会見を観たかったのでした。
オリンピックのメダリストには金(300万円)銀(200万円)銅(100万円)の奨励金が払われるそうです。その妥当性は別にして、日本中を元気にして国民の愛国心を振い起してくれた事への謝意とすれば些細な金額です。でも世の中は皮肉なモノで、メダリストが眼を瞬かせるようなニュースが同日に流れました。
東京マラソンで16年ぶりに日本記録を更新した設楽選手に報奨金1億円が支払われるニュースがオリンピックの帰国記者会見の後に流されました。
東京マラソンで第2位だった、設楽選手が日本新記録を16年ぶりに作った事に対して陸連から1億円の報奨金が払われたのです。同じ報奨金でも、国民の納得の行く水準が在って然るべきです。高々走り易い「東京マラソン」で日本新記録を出しても、オリンピックでの功績に較べれば色褪せて見えます。商業主義に走れば、ヒーローは不可欠ですし、ヒール役も欠かせません。アスリートファーストに徹して欲しいモノです。
読売新聞は小平選手団長の言葉「百花繚乱」をヘッドコピーにして選手たちの労を労い紙面1面で報道しました。
陸連やオリンピック組織委は報奨金よりも大切な事を忘れているような気がします。
卓球やバドミントンにはアスリートを育てる施設JOCエリートアカデミーがあります。府中の「味の本ナショナルトレーニングセンター」がそれです。
私は諏訪出身の小平選手の笑顔を視るにつけ「冬季オリンピック用の「ナショナルトレーニングセンター(スケート)」を諏訪に作ったら良いのに思わずには居られません。ジャンプやクロスカントリーは白馬でカーリングは北見です。各地方にスポーツの聖地が出来る事は町興しになりますし、何処も温泉施設併設です。1億円の人参をブラ下げるより遥かに有意義な施策だと思います。
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