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遊行寺の杏の花

昨年の6月、私は友人と三人で甲府を旅しました。目的は高遠石工の[貞次の石仏]
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此れが韮崎の海岸寺に祀られている貞次の33観音です。守屋貞次と云うと高遠の建福寺や桂泉院駒ヶ根の光前寺が有名ですが、海岸寺の石仏群の方が迫力も在るし、腕も冴えていると感じました。
もう2週間も経てば石仏の脇に山百合が咲いて一層美しかろうと思いました。次にアップしました。

フルーツ公園の街路樹には杏が植えてあって、その杏の果実を誰も収穫しないので、舗道に歩けないほど転がっていました。早成りの桃狩りをしようと目論んでいた私達は杏狩りをしました。街路樹の杏子は李(すもも)よりは遥かに堅く、梅の実に似ているものの酸味は少なく野生の林檎に似ていました。実に美味しく私の体は嬉々としていました。杏林伝説(薬品メーカーのCМで有名)を実感しました。杏も李も自己受粉では結実しないので、街路樹の様に前後左右に同種異株の花が咲くと沢山結実するのでしょう。
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これは台風一過の笛吹川フルーツ公園の街路樹で拾った杏の実です。次にブログアップしました。https://blogs.yahoo.co.jp/yunitake2000/49854865.html
私の住む戸塚の倉田には昔から杏の樹がありました。倉田小学校の南門にも初代校長先生が杏の樹を植えたので、見事に花が咲きます。でも一本だけですから実は生りません。この欠点の為に,杏子は桜や梅程に普及しなかったのでしょう。今では殆ど見かけなくなってしまいました。代わりに良く見かけるのは「豊後梅」です。豊後梅はその名の通り大分で新種改良された花梅で梅の雌蕊に杏を受粉させて出来たモノです。花は梅よりも大きく華やかですが、実は生りません。「思いの儘」という種が最人気です。
彼岸の入りの3月18日杏の花を観に遊行寺に出かけました。一遍上人像を見下ろす高見に杏の樹が一本あるのです。以前は中雀門(重文)の横にも杏が植わってい駐車場を広くする為に伐採されてしまいました。遊行寺茶店の前にも鉢植の杏子があります。
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此れが杏の花です。正面が遊行寺本堂で杏の樹は遊行寺茶屋の簀子の前に鉢植されています。本堂の手前右に一遍上人像があってその背後に杏の高木があります。
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此れが一遍上人像の背後(東側)の杏の高木です。根元の社は「俣野権現」です。俣野権現は遊行寺創建に尽力した「俣野五郎景平」が祀られている社です。
遊行寺の開山の「呑海」は景平の弟になります。
遊行寺は「花の寺」です。「花の寺関東百寺」には白木蓮で上げられていますが、杏に花桃、桜に八重桜次いで山吹に八重桜、更に春牡丹と続きます。総本山ですから若いお坊さんが沢山修行されていて「一遍上人の教えに従っていますので、花を大事にしています。
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本堂前の散り椿
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放生池の畔に咲く白木蓮
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寺務所前の花桃は蕾を膨らませていました。遊行寺は「小栗判官・照手姫物語」で著名ですからこの新種の花桃は「大船フラワーセンター(旧県立農業試験場)」で開発され「照手姫」とネーミングされ、照手姫の墓所にもう得られています。その右の梅の大木は「思いの儘」です。
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放生池の築山の頂上に彼岸桜があって築山の下には何故か「キリシタン灯篭」が建っています。私は遊行寺のお坊さんに訊いたのでしたが解りませんでした。時宗のお寺にはキリシタンの文化財が多く残されているモノです。阿弥陀様とマリア様が似ているか、他力本願のメンタルな処に共通性があるのかもしてません。その右の枝垂れ桜の樹下にはに歌人「静雲」の碑があります。


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