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脳梗塞を発症して入院していたころは実にピンチでした。左腕は上がらないし、指も動きません。左脚の感覚も無く、医師が足の裏や指先を触っても何ら感覚はありませんでした。でも、頭も耳も、眼も支障はありませんでしたから。色々考えたり、以前書いた旅行記を読み返したり、絵を描いて過しました。看護婦さんが私の絵を誉めて病院のロビーに展示してくれたりして、張合いになっていました。
友人や先輩が見舞いに来て下さって、本や花を差し入れてくれました。
緊急入院した時には「菊の花」が、リハビリ病院の時には「沈丁花」が病床の花瓶に飾られました。ワイフが面倒見に来ると花瓶の水を差し替える度に「観て、根が伸びて来たわよ!」私に菊や沈丁花の茎の切り口から生えだした白髪のような根を見せてくれました。私は白髪根を視て生命力の尊さを知りました。
『私の欠損した神経系統もこの白髪が伸びるように脳と左手、左足を繋いでくれれば元通りになる』確信したのでした。
其処で、菊も沈丁花もワイフに持ち帰って貰い挿し木にして貰いました。挿し木の要領は実に単純です。植物の気持ちになれば直ぐに解ります。
第一には綺麗な土を選ぶ事、
第二には土は湿らせておくことです。
其処で次の手順で挿し木をするよう指示しました。
1、挿し木の枝は先ず『水切り』をする事
2、土は新しい鹿沼土(焼却処理してあるので雑菌が無い)
3、切り口に葛根剤を塗布する事
4、挿し木した植物は風通しの良い日陰に置く事
結果菊も沈丁花も挿し木に成功し、今年も庭を飾ってくれています。
私はそんな挿し木で生き延びた植物を観る度に、ピンチであった時の事を思い起し、自分も命を燃やそう思うのです。
我家の南側門の紫陽花
我家北側の紫陽花。この土は関東ローム(富士山の火山灰土)なので赤い花が付きます。
ところで今年の母の日ワイフにプレゼントが贈られてきました。贈り主は次男でした。有名百貨店の日比谷花壇から贈ってくれました。ワイフの年齢には似合わない乙女的なピンクの鉢植の紫陽花でした。次男の恋人が選んだのだろう想像しましたが、送り主は次男だけの名になっていました。
久々にプレゼントを貰って満悦なワイフ。この紫陽花も挿し木で増やそうと思いました。
そのピンクの紫陽花は長い間、居間に置かれていましたが花も疲れてきました。そこで一回り大きな鉢に植え替え同時に伐採枝は挿し木にすることにしました。我が庭には鍔紫陽花とブルーと赤の紫陽花に加えてピンクの紫陽花が仲間入りします。
数年先には紫陽花屋敷になる事でしょう。
我家の挿し木のコーナーです。
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