仮想旅へ

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今回の福島県浜通りの旅では常磐線の駅舎で時間を潰す事が多くありました。駅舎では「乗り継ぎバス」を待ったり、神社や博物館へのアクセスを調べたりしました。駅舎に集まる住人を観るのも楽しみです。時間を過ごした「常磐線駅舎」は「いわき駅」「浜野駅」「豊岡駅」「浪江駅」「小高駅」「原の町駅」でした。多くの駅舎に放射線量の測定値をデジタル表示していました。
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常磐線富岡駅今春「帰宅困難地域の指定が解除され、常磐線も再開されました。けれども富岡駅(双葉郡)と原ノ町駅(南相馬市」の間はバスの引き継ぎ運行になっていますので不便です。バス待ちの為に駅舎で時間潰しを余儀なくされました。
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此方は常磐線広野駅です。駅の海側は大規模ビジネスホテル(旅籠)の新築工事中でした。
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此方は常磐線「小高駅」です。乗り継ぎバスの送迎に立ち会っているのはJR職員と婦人警官です。バスを一番で降りた途端に婦人警官が待っていたので「ドキッ」としました。
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小高駅には福島県立小高産業技術高等学校の生徒が沢山いました。女子生徒は男子生徒と距離を置いていました。皆スマートフォンを観ているので、5mも離れていない女子生徒と隣りの「原の町でお茶しない!」なんて交信しているのでしょう。
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広野駅に懸っている「放射線量」デジタル表示板。
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デジタル表示板は刻々と数値が変化します。
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広野駅の待合室、座っている女子中学生は「放射線量が基準値を3桁も下回っているので千倍も安全です」教えてくれました。
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放射能の側英装置を探したのですが、ホームにも無いし、ロータリーに面した植え込みの前にあるクリーム色の鉄製のポストの中に測定装置が設えてあるようでした。
環境庁の指定では、地上1.8mと指定されているだけで、風の強さ等の指定は無いので、普通の生活をしている上で、受ける放射線量の意味でしょう。ホームや線路の何処かに放射線の測定装置が設置されているのでしょうが、見つかりませんでした。駅舎のベンチでボーッと坐っていると刻々変化する放射線量が気になります。デジタル表示板には「原罪の放射線量が、0.112シーベルトだと教えてくれているだけでその量の評価は何も判りません。「屹度。0.112シーベルトだから安全です」言っているのでしょうが、気温とは違います。35度だから、暑いので熱中症に気をつけて水を飲もう」というようにはなりません。「0.112シーベルトだから危険なので、早く立ち去ろう」とは思えません。駅員は総じて無愛想なので訊く気にもなりません、そこで学校に行く女子中学生に教えて貰いました。女学生は放射線量については詳しいのでしょう、文部科学省が決めている屋外基準値は「0.19マイクロシーベルト/時間」ですから。学校でも駅舎でも放射線量は良く確認しているのでしょう。
成長盛りの女子中学生の甲状腺に異常をきたしてはなりません。

私は勇気を出して女子中学生に話しかけました。
「私達は麗山神社の火祭りを観に来たのですよ!、感動しました。でも火祭りの後の盆踊りは若い人の姿が見えないので残念でした。来年は浴衣を着て火祭りに厄除けをお願いして、盆踊りもして下さいね!」
女子中学生は終始笑顔で変な爺さんの相手をしてくれました。駅舎の壁には防犯カメラが私を写していました。

麗山神社の火祭りを観て、翌日(8.16日)は小高駅に向かいました。柳美里さんの本屋(フルハウス)に行く為です。今春にも小高には薬師磨崖仏を拝観に来たので、今年は南相馬市小高に縁があります。豊岡駅から小高駅迄は接続バスに乗ります。途中浪江駅に一時停車原発の遠隔操作施設やJビレッジの在った木戸駅を通り、1時間で小高駅に着きました。発車に際して注意事項をアナウンスされました。「バスは途中帰宅困難地域を通りますから、困難地域では窓は開けないで下さい」風評被害を助長するようなアナウンスだな!」思いましたが・・・・。バスの利用者はスマートフォンで連絡していました。「只今浪江です。後20分で小高駅に着きますが出迎えないで結構です、お昼は家でとります。」以前は車内で携帯電話をしないで下さい。アナウンスしていたモノでしたが、「せめて、冷房していますので窓は閉めた儘にして下さい!」アナウンスすれば済むモノを・・・・・・。

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此れは浪江駅です。駅の海側の田圃は耕作放棄されていました。
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豊岡駅から小高駅迄は引継ぎバスに乗りました。バス自体はJRの「ガーラ」で運転は「浜通り交通」が代行しているようでした。
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此れが代行バスの車内です。
「途中に帰宅困難地域を通りますので窓は開けないで下さい!」アナウンスされて、社外を見れば黒いコンポストが未だ山積みされています」
日本国民は揃って浜通りの放射線量の減少を期待しています。それは昭和の経済成長の恩恵に浴した一方後世に憂いを残す後ろめたさを打ち消す責任がある世代だからです。昭和は戦争をしてしまった罪と放射能で国土を汚染してしまった罪のダブルの罪を犯してしまいました。その罪を償うには「戦争をしない倫理観」を文化に鍛える事と、放射能を防ぐスキルを磨く事だと思います。何か複雑な気持ちにさせる「窓閉めアナウンス」でした。
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富岡駅の海側に山積された汚染土の入ったコンポスト。




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地上1.8mでそれだけの値でしたら実際の地上はどうなのでしょう。除染したはずなのに、なぜ汚染されていない地域の10倍も値が高いのでしょう。除染されていない自然林、野原、ホットスポットから飛散してくるのでしょうか。普通いあり得ない高汚染地域で、若い方が国の言うことを聞いて安心して暮らす。国とはそんなに国民をも守ってくれるでしょうか。福一事故の時、いち早く東電関係家族は100キロまで避難しました。一般民が見捨てられ放置されるのは日本の常です。私は騙され捨てられる一般民が気の毒です。国の言うことを聞いて放射能汚染地域には若い方はすまないでほしいです。放射能と人間は絶対に共存できません。

2018/8/19(日) 午前 10:34 [ できごと・つぶやき ]


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