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ソロソロお正月の準備です。私の役割は「門松」作りです。竹は庭の篠竹を採りますが松は花屋で「若松」を買います。脳梗塞を患う前は12月29日頃に遊行寺を詣で、遊行寺の庭師が門松を作るのを観て、その余りを頂戴していました。遊行寺では50に及ぶ門松を用意するそうで。庭師さんも大変でしょう。遊行寺では、松も竹(真竹)も本堂裏の境内地から伐採して用意しているそうです。小栗判官物語の聖地遊行寺ですから、健康長寿を願うには最適です。
今年は歳末は自宅で過し門松作りは自力でする予定です。生家の門松も注連縄も私が作っていました。「紙垂」の切り方も身に付いています。今年は11月末に白神山地に出かけ注連縄も沢山観ました。観る度に注連縄にも地方に依って随分違う事に気付きました。私の生活圏で変わった注連縄と云えば鎌倉岩瀬今泉の白山神社の注連縄です。二本の絡まった縄は普通ですが、縄の中間に7本5本3本の細い縄が垂れているのです。しめ縄を「七五三縄」とも書く事を想い出させる縄です。
此れが鎌倉今泉の白山神社の注連縄です。以前次にアップしました。https://blogs.yahoo.co.jp/yunitake2000/29684679.html
私が加賀の白山神社の神使が百足(ムカデ)だから、ムカデだろうとこのブログでアップしたので何時しかムカデのしめ縄という事になってしまいました。責任を感じます。改めて聞かれれば注連縄は蛇を模した神域と俗界の境を示す縄張りで7本.5本3本の小縄は縁起モノである答えます。
「注連縄の形は何を模したモノか?」訊かれれば即座に蛇だと答えます。子供の頃と学生時代蛇の交尾しているのを観た事があります。大学生の時観た場所は三輪神社に近い西瓜畑でした。敷き詰められた藁の上で二匹の蛇が注連縄状に絡まって離れないでいるのです。雄のペニスが小さいので確実に子孫を残す為には強く絡み合っていなくてはならないのです。私は山の辺の道で「これから先は三輪大社の神域であるから入ってはならない」言われたような気になりました。しめ縄は聖域と俗界との境を二匹の蛇で明示したモノなのです。お相撲の土俵も注連縄です。
此方は矢張り明日香川上流栢森の注連縄です。雄縄と呼ばれ縄の中央に睾丸状の物体が吊るされています。
此方は上掲写真の2キロ下流明日香川稲渕の棚田の間に吊るされた注連縄です。此方の注連縄は縄と呼ばれ女性自身の形をしています。ペニス状の縄が風で揺れるとリング状の縄に入ったり出たりしてエロチックです。注連縄は縄張りの象徴でありますが、この注連縄は豊穣の予祝になる呪術です。
注連縄の意匠が蛇である、と云った根拠は各地に在ります。日本最大の注連縄出雲大社のそれは八咫の大蛇を想像させる迫力です。
此れは出雲大社の大しめ縄です。
此方は鷺ノ宮の三輪神社の注連縄です。鳥居の柱から蛇が絡んで鳥居の上から下を通る災厄を飲みこもうとしています。
処でこの11月末私は白神山地を訪れ岩木山を反時計回りに一周しました。最後は岩木山神社を詣でました。「お白様」が「白山の豊穣の神様であろう」と推測していたので岩木山神社の注連縄に興味を持っていたのでしたが、白山の様なムカデ注連縄では無くて出雲大社と同じ蛇の注連縄で中央に米俵が三つ載っていました。
横浜歴史博物館に新羽の杉山神社の注連縄が展示されています。2週間前実物を観ようと出かけましたが。何時も在る筈の手水の柱には懸っていませんでした。屹度今は製作している新羽中学の校庭に飾られていてお正月に杉山神社に供えられるのでしょう。またこの足の便の悪い神社を詣でなくてはなりません。
此れは横浜歴史博物館に展示されている杉山神社の大蛇注連縄です。第三京浜都築ICに近い神社ですので宅地化が進行して氏子が注連縄を作ることを断念して新羽中学の生徒が製作して奉納しています。
注連縄が何故大事なのか?ソモソモ注連縄とは何なのか?不思議に思います。注連縄の向こうに土足で踏み込む事は道義的に憚れます。法律で縛られているわけではないのに、注連縄の向こうに立ち入る事は道義的に禁じられていると思っています。私達は注連縄は聖界と俗界との結界を表わしていて、結界を破れば天罰が下ると思っています。その根拠は私達の祖先の生活倫理や習慣に根拠があったと思います。今でも漁業や農林業では縄張りがあります。松茸の林にも縄張りがありますし、鮭や鱒や鮎には期間や場所に取り決めがあります。自然採取時代に資源を枯渇させない為の約束でした。縄張りはその最たるもので、部族毎に狩猟できるな場所を縄張りとして決めていたのでした。鮭鱒を取り尽くしてしまったら自分の部族も隣の部族も飢饉になってしまいます。そこで注連縄を張って此処までは自分達の生活空間、注連縄の向こうは隣の部族の生活空間と分けたのだと思います。そうして発想が人間界(俗界)と神の世界(天上界)を区分したのだと思うのです。
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