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総じて虫好き私ですが、大嫌いな虫もいます。一番嫌いなのは「紙きり、虫」です。最初に庭で見つけたのは「楪/ゆずりは」の樹が枯れたのでその原因を究明していた時、幹にカミキリムシの幼虫を確認した時でした。
此れが樹木の敵「紙切り虫」です。ポスターは日大藤沢キャンパス内に掲示.カミキリムシの食害は全国の桜の名所で問題になっています。
楪の樹は伐採してゴミ処理場で焼却して戴きました。でも、カミキリムシの食害は楪で終わらず、大事にしていた「海棠」に「無花果」に「山茶花」まで枯らしてしまいました。以来私は庭木にカミキリムシの食べ跡を探しては薬を噴霧しています。
朝9時の日大生物資源学部キャンパス。7月20日でも通学する学生が多く確認できました。正門を入ると楠の樹林が迎えてくれます。
教室棟と教室棟の間は森林で、森林の下闇は笹が育成され、昆虫や野生動物のオブッジェが置かれていました。写真は「蜻蛉」と題した鞍掛純一氏の作品
このオブジェも鞍掛純一氏の作品で題は「同居人」とされていました。猪は人間の同居人の認識なのでしょう。
日大の生物資源学部の森を散策しました。森には様々な樹木が生育していて、一つずつ名前と簡単な説明が為されています。その森の樹陰には様々なオブジェが置かれてあります。作者を観れば芸術学部の専任講師が多いようです。大学が未だ独り立ちできない卒業生の作品を優先して購入して広い藤沢のキャンバスに展示しているのでしょう。梢の先を見上げれば様々な木箱の巣が設えて在ります。樹木が多い事は虫も棲息しやすい事。虫が居れば野鳥も成長します。バードウォッチング叔父さんも来れば、虫取り少年も出現するでしょう。主婦は実験農場で生育した「オーガニック野菜」を買いに来ます。
此れは檜です。「この木を擦りあわせて火を起こしたのでヒノキと云う」説明がされていました。梢を見上げると四十雀を迎える「木箱の巣」が設置されていました。
此れは教室棟と体育館棟の間の森林で立ち枯れしていた樹木です。
総じて青々と葉を拡げ樹木は健康そうな中で一角の幹が枯れています。枯れた幹には茸(猿の腰掛?)が密生しています。大風が吹けば倒れそうなので注意を促すと同時に枯れても研究の役に立て様と「欲しい人は申し出て下さい!」案内板が吊り下げられていました。木のなは「こなら」です。「団栗の樹」として親しい木です。地面にはモグラが顔を出した空気穴が幾つも顔を出しています。モグラが棲息している事はコナラの地下にカブト虫の幼虫が棲息している事、そしてモグラを餌にしている青大将も近くに居るような気がします。私は枯れたコナラの幹を観察します。7ミリ程の穴が幾つも空いています。という事はコナラを枯らした犯人はヤッパリ「紙切り虫か」思いました。
立ち枯れしていた樹木はコナラで、来年の4月に伐採する予定である事実習や研究の素材にする人には譲るので申し出するように案内されていました。
此れが立ち枯れしたコナラの樹で腐った幹には無数の茸(猿の腰烏掛け)が育っていました。
立ち枯れしてしまった「コナラ」の根元の土くれが盛り上がっていました。モグラの空気穴です。モグラは樹の根に発生した甲虫の幼虫を食べに来ているのです。
とコナラを立ち枯れさせた真犯人を探さなければ対策が立てられません。日大生物資源学部はメンツをかけて真犯人を探し、対策を実施する筈です。私は生物資源学部の生徒になったつもりで日大の森を観て歩きました。すると真犯人探しの「テトラップ」がクヌギやコナラの樹に吊り下げられてありました。どれも。ペットボトルを改造して作った「テトラップ」で、底には甘い蜜を入れて入口は一度入ったら二度と出られない仕組みになっています。「テトラップ」は横から見れば何が掛ったか容易に確認できます。見れば、どれも「カナブン」と呼ばれる甲中です。脇の幹を観れば何匹もカナブンが幹を傷つけて樹液を舐めています。
此方はテトラップが吊り下げられた「クヌギの樹」の樹液に群がっている「カナブン」です。
カナブンの天敵は「スズメバチ」です。と云ってカナブンは「コガネムシ」と違って害虫では無いし、益虫でもありません、従来無視してきた甲中です。何故「カナブン」が異常発生したのか?原因を究明しようと森林を歩きました。すると原因は直ぐに判明しました。日大では森林の落ち葉を集めて腐葉土にして再利用しているのです。森林の片隅に落ち葉を貯めるプールを用意してあります。そのプールに次々と落ち葉を貯め込んで腐葉土にしているのです。良い事ですが、その腐葉土がカナブンの卵の「孵卵器」になり、更に「幼虫のベッド」になっているのです。
図書館前の森林に置かれた「輪廻」と題されたオブジェの奥に設えられた「落葉のプール」プールは資源の循環活用の策なのでしょうが、「このプールがカナブンの異常発生を招いた」と判断しました。
人間が「良かれ」と思って落ち葉の循環利用を意図して作った「落葉のプールでしたのでしょうが、自然は人間の浅知恵をあざ笑うかのようにカナブンの異常発生を招きました。「何もしないことに勝る対策は無いようです」でもそれでは生物資源学部は成り立ちません。鰻の資源枯渇対策の様に地道に自然を研究する事が王道のようです。森林の中には誇らしげに鰻のオブジェが立ち上がっていました。
私が日大生物資源学部に行ったのは7/20日でしたが、子供達の夏休みが始まるのは21日です。夏休みには虫取りや自然観察に子供達が日大のキャンバスに集う事でしょう。藤沢は大学が多い街で、活気が在ります。7/20日には野菜の販売はしていませんでしたが8月には再訪して美味しいお芋でも貰って来ましょう。
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