仮想旅へ

毎日の通勤路を憧れの街道歩きに転換してみたら? あなたを「LOHAS」な世界に誘ってくれます。

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奥羽本線は、福島駅から、山形・秋田の山間部を縦貫し、青森駅に至る鉄道路線です。大曲駅で田沢湖線が分岐し秋田新幹線「小町」が走ります。一方山形新幹線「つばさ」は奥羽本線を走って米沢山形新庄天童などの山間都市を繋いでいます。
深夜バスで早朝に横手に着いた私達は先ず奥羽本線に乗って大曲に向い、同駅で田沢湖線に乗り換えて角館に行こうとしていました。ところが、前夜は大雪で横手駅で立ち往生、線路の除雪待ちを余儀なくされました。覚悟はしていたモノの、豪雪風景を視ると心細くなってきます。駅員は「取敢えず大曲まで行きなさい」案内します。
大曲駅に着くと、駅員にでは秋田新幹線「小町」が待機しているので、急いで乗り換える様急かされました。結果、予定時刻には「角館駅」に着いていました。
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深夜バスで横手に着いた私達は奥羽本線に乗って角館に向かいました。電車はワンマン運転ですから。運転手の背後にある「運賃箱」に直接運賃を払って降車します。イメージ 2
ワンマン運転の運転席の景色。
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奥羽本線から大曲駅で田沢湖線に乗り換えて角館に向かう新幹線「小町」に乗り換えました。
私達は特急料金は払って居ません、非常時対応で、在来線乗客に便宜を図ったのでしょう。私の楽しみは通学の学生、とりわけ女学生を視る事です。懐かしい、肌白でホッペの赤い女学生を見つける事でした。処が、この日は学生の姿は全く見えませんでした。若しかしたら「かまくら」や「火振り神事」で学校はお休みだったのかもしれません。代わりに外国人が矢鱈目に付きます。東京や京都に飽き足らずに角館まで外国人旅行客が押し寄せているのでしょう。一面の雪景色を眺め車体に打ち付ける落雪に興味津々の様子で写真を写しています。
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架線に着雪していた雪が運転席の窓に落ちて視界不良です。
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ドア上部の路線図は駅名や山などをローマ字表記していました。外国人が多いのでしょう。
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中吊広告も無くて清潔感溢れる車内。
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スマホを操作している人が多いのは首都圏と同じですが、視線を落せば皆長靴を履いています。窓の外は寒いので結露で何も見えません。
私は車内の広告(東京では吊革広告」を観察しました。青森大学や新潟大学の「薬学部」や「介護学部」の「募集広告」が目立ちます。乗客が学生である事を考えれば自然なことなのでしょう。都内の電車が「エステ」や週刊誌の不快な広告で埋まっていることに較べれば快適な車内風景です。
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中吊広告は新潟薬科大学と北海道医療大学の受験案内でした。首都圏の国電ではエステと貧疎な内容の週刊誌広告が氾濫しています。広告の少ない列車は素敵です。
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壁面広告は青森大学の薬学部でした。
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清潔な車内は乗客を知的に見せます。昔は鈍行列車は「担ぎ屋」の叔母さんで溢れていたのでしたが。
車内が清潔なら駅舎も清潔ですし、とりわけトイレが清潔なのは驚くほどです。加えて駅員も親切ですし、無料で長靴も貸してくれます。バリアフリーも徹底しています。お蔭でリハビリ途上の私でさえ安全・安心に昇降出来ましたし、乗り換えもスムーズでした。
楽しかったのは横手駅にも大曲駅にも「受験合格の神社」が出来ていた事です。
10年前横浜駅に「大魔神神社/ベイスターズが優勝した」が出来た時のようです。
両駅とも一般人の受験生への応援エールを書き込み、巨大な壁新聞状態になっていました。
取分け横手駅では受験生に合格祈願を終えた合格鉛筆(五画形)をプレゼントしてくれるのだそうです。駅員は朝晩顔を合わせる学生の合格を祈っている気持ちが自然な形になって現われているのでしょう。
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此れは大曲駅に出来た合格祈願の神社。受験生とその応援する人の寄せ書きが貼られていました。
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これは横手駅の合格祈願神社ご神体は地元の神明神社で、ご祈祷を受けた合格鉛筆が貰えるそうです。
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横手駅の待合室に貼られた合格祈願壁新聞に参加を呼び掛けるポスター。
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私達もバスを待つ時間を利用して桜が散らない様にエールを書き加えました。
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此れは大曲駅の花火のポスター、小さな手が開いて巨大な花火を描いていました。

角館駅」でも「大曲駅」でも「横手駅」でも。地域の核になっているのは「駅」なのです。人間の脳の指令が神経細胞を介して体の隅々に伝わります。高校の理科の授業で神経細胞同士の結節点を「シナプス」と呼ぶ組織だと教わりました。日本社会のシナプスの役割を果たしているのが「駅」なのでしょう。そんな駅の「で地域の絆」の役割を頑なに守っているのが駅員さんです。良い意味での日本の社会が有機体であり続ける為にも地方鉄道を大切にしたいものです。何しろ鉄道は神経細胞(ニューロン)であり、駅は神経細胞の結節点(シナプス)なのですから。駅は「地域の絆」大切にしてほしいモノです。そんな駅を視る事は楽しい事でした。
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これはシナプスの役割を示した概念図です出典:ALS疾患啓発委員会http://www.als.gr.jp/public/als_about/sickstate/sickstate_02.html

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