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戸塚区俣野の住友家別荘を観に行きました。正面玄関を入った処にトイレがあります。トイレの入り口に枯山水の坪庭が設えて在ります。坪庭の横に「花水木」に似た樹が植えられています。
住友家俣野別邸の北側に在るトイレから竣工した別邸を視る、枯山水に庭の端に手水鉢があってその脇に「歯ブラシの樹」とプレートの付いた苗木が植わっていました。
此れが手水鉢の脇に植わっていた苗木です。筆者は「歯ブラシの樹」と思ってしまいました。でも写真で良く確認すると「目薬の樹」とされていました。
「何かな?」思って苗木を視ると「歯ブラシの樹」と書かれたプレートが吊るされています。「歯ブラシの樹」興味が湧きますが、「花が咲くのか?」「葉っぱがどんな形をしているのか?」チットモ想像できません。
でも、どこかで歯ブラシの樹を読んだ記憶があります。書棚を探して見つけました。
これは前野浩太郎氏のノンフィクション「バッタを倒しにアフリカへ」という本この文中に現地職員が木の枝をナイフで切って歯ブラシにしている段の説明がありました。歯石も取るし、歯周病予防にも効果的だというのです。
これは月岡芳年の浮世絵です『風俗三十二相』目を覚ました花魁が朝顔の咲いている井戸端で房楊枝を使って歯を磨いています。楊枝は無患子の樹の枝で作ったモノと思います。
「前野浩太郎氏のノンフィクション「バッタを倒しにアフリカへ」という本で「モーリタニアの職員が木の枝をナイフで切って前歯で切り口を噛んで歯ブラシにしている、書かれていました。読んだときは「江戸時代の『房楊枝』か」、思ったのでしたが特に気にも留めませんでした。前野氏も現地職員の真似をすると歯ブラシよりも遥かに快適で、歯も歯茎も健康であった、という事でした。歯ブラシの樹からは歯周病菌に有効な成分が含まれていたのでしょう。禅寺では良く庭先の井戸の脇に「無患子/むくろじ」の樹が植えてあります。鎌倉の宝戒寺にも無患子の大木が井戸の脇に自生しています。無患子は歯ブラシにもなるし、石鹸にもなります。成分に歯磨き粉と同薬効があるので無患子の名が付いているのでしょう。私は観た瞬間に住友家の令嬢が房楊枝を噛んでいる姿を髣髴したのでした。
でも写真をじっと見ると「歯ブラシ」では無くて「目薬の樹」と書かれていました。私の思い込みによる見間違いでした。「目薬の樹」ならばは上野の国立博物館の庭園で観ました。庭園は元上野寛永寺の方丈庭園だったものです。天海僧正初め歴史上の怪物僧が観ていた内苑です。春は桜、秋は紅葉が彩るお庭です。そのお庭の奥「九条館」の前に山桜の巨木と目薬の樹が並んでいるのです。桜は春目薬の樹は楓の仲間ですから、秋の樹です。
此れは上野の国立博物館の内苑から博物館を観た写真です。内苑は寛永寺本堂裏のお庭でした。右側に平成館があってその裏に九条館があって「目薬の樹」があります。
上野の国立博物館の内苑に在る目薬の樹隣は山桜でどちらも巨木です。目薬の樹ははカエデ科の樹です。桜は樹皮が黒いのに対し「目薬の樹は色白スベスベです。向こうの建物が九条館です。その右隣りに「応挙館」があります。
御屋敷やお寺の庭には実用的な樹があるモノです。『石鹸の樹/エゴノキ又は無患子』に『歯ブラシの樹』に『目薬の樹』今度小石川植物園に行ったら教えて貰いましょう。歯ブラシの樹で作った「房楊枝」は一度試してみたいものです。
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