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かねてから楽しみにしていた映画「空海」が封切られました。3月1日私はワイフと一緒に湘南テラスモールにある「109シネマズ」に観に出かけました。表題は単純な「空海」ではありません。『 KU-KAI /美しき王妃の謎』が日本名表題です。でも中国名表題は『妖猫伝 Legend of the Demon 』ですから、印象は随分違います。表題としては「妖猫伝」が適切でした。空海や密教に関しては無意味な映画でした。
私が行く109シネマズは何時もガラ空きでした。「奇跡の林檎」も「たそがれ清兵衛」も「蝉しぐれ」もガラガラの映画館でユッタリ観られたのですが、空海は満員でした。
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これが日中合作映画日本名「空海」のポスターです。
原作は夢枕獏氏のの小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」です。空海と云えば「弘法大師」で我国仏教史の中で散々と輝く祖師ですから、日本人には特別な思い入れがあります。一昨日も東博の「仁和寺展」で空海の自筆を視て感動したばかりでしたから、空海と聞けば出かけたくなります。でも、映画の空海は史実を離れて戯作の世界で妖術を看破する主人公でした。ミステリー・スぺクタル映画と割り切れば、充分に楽しめました。
「虚実皮膜」は日本の演劇論でしたが、映画空海は「虚実」ならぬ「実写」と「バーチャル」の「二色どんぶり」でした。空海を信奉する人には落胆する内容で、お奨めしません。漫画映画を観に行くつもりで出かけたらそれなりに楽しめるでしょう。
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仁和寺展での空海の直筆国宝 三十帖冊子、几帳面な書に驚きました。

私達は高校の漢文の授業で白楽天の「長恨歌」を習いました。高校1年生にとっては楊貴妃の美しさの比喩は刺激が強すぎた記憶がありました。でも「比翼連理」の夫婦愛の例えと「長恨歌」の「み」のギャップが大き過ぎて、講義の内容に疑問を残した記憶があります。原作の夢枕獏氏も同様な疑問を抱いておいでだったのでしょう。夫婦愛の叙事詩の表題に「恨み」の一字が入れた理由を推論したのでした。
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此れは上野公園の楠。都立美術館の前にあって「比翼連理」の「連理の樹」を想わせます。
李白は宮廷詩人として玄宗皇帝の期待を受けて次の様に楊貴妃の美しさを比喩したのでした。「清平調詞」三首がそれで、『雲想衣裳花想容』/雲には衣装を想い 花には容(かたち)を想う。楊貴妃の薄手の着物はまるで雲か霞のようだ。牡丹の花を見ると楊貴妃のあでやかな姿が目に浮かぶ。
これから観る人の為にも多くを語ってはいけないのでしょうが。許して貰って、大凡のストーリーは次の通りです。
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世界不思議発見で紹介された現在の西安は唐の都(長安)でした。写真はテレビを写したモノ。
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唐の都の偉大さを伝える西安(唐時代は長安)の鼓楼写真出典「世界不思議発見」
空海は先進国唐国に渡って密教を習おうと「青龍寺」に上ります。唐の都長安(現在の西安)は賑やかでも、楊貴妃や玄宗皇帝がなくなって30年程経っていました。ところが空海が渡った唐王朝では皇帝が突然死するはその後継者も大宮に棲む黒猫の祟りに不審死するわで、人心は乱れていました。空海は偶々知り合った白楽天と共に唐王朝を揺るがす怪事件を追って行きます。
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空海(染谷将太)と白楽天(ホァンジュアン/声高橋一生)は協力して楊貴妃死の謎を追って行きます。これは過っての王宮の園地の跡です。この池で玄宗は「極楽の宴」を開催していたのでした。
玄宗皇帝に仕えた高級官僚の息子「陳雲樵」の愛人が黒猫に憑依され、これを空海が助けた事から、幾重にも絡まる事件の真相に迫って行きます。一方白楽天は楊貴妃の美しさを称える詩「長恨歌」の構想を抱いています、黒猫は白楽天の作る長恨歌に強い関心を抱いています。それは、誰もが楊貴妃の死について間違った解釈をしていたからでした。黒猫は楊貴妃の死の真実を知らしめて、白楽天に真実の楊貴妃の死の実相を示す「長恨歌」を作って欲しかったのでした。
空海と白楽天は力を合わせて「楊貴妃」の死の真相に迫って行きます、二人で楊貴妃に仕えた人に遇って楊貴妃の死の謎を確認して廻ります。しかし二人が会うとその人は次々に怪死してしまいます。
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此方は楊貴妃です(チャンロンロン/声吉田洋)これは極楽の宴の場面です。
そして終に「安倍仲麻呂(安倍寛)」の霊に会います。仲麻呂は楊貴妃を愛していました。仲麻呂は「末期的症状を呈していた唐を見捨てて楊貴妃を日本に亡命する」ように誘います。しかし、楊貴妃はこれを断ります。でも、仲麻呂は日記を綴っていました。空海は仲麻呂の妻から日記を預かります。仲麻呂の日記が楊貴妃の死の謎を解き明かしてくれます。楊貴妃が仲麻呂の日本亡命提案を断わると、玄宗皇帝は王宮の医師(呪術師)黄龍の提案で「尸解(しかい)の法」と呼ばれる呪術を採用する事を決めます。
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阿倍仲麻呂(安倍寛)は楊貴妃に日本に亡命するよう提言しますが受け入れて貰えません。でもその日記が真相に迫る根拠になります。
「尸解(しかい)の法」とは「安禄山の役」で怒り狂う民衆の前で楊貴妃を針を使って仮死状態にし、乱が納まったら生き返らせる計画でした。
黄龍には「白龍」「丹龍」という名の二人の弟子が居て夫々楊貴妃を慕っていました。白龍は黒猫に憑依して、墓場の楊貴妃を守っていたのでした。在る日、白龍の霊(黒猫)は『王宮の庭で「極楽の宴」を開く、』として、空海、白楽天、丹龍の霊を極楽の宴を開いた池の跡地に(楊貴妃の墓地)呼び集めます。
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空海と白楽天は楊貴妃の石棺を開けて視て初めて楊貴妃の死の真相を解き明かしたのでした。この後空海は青龍寺に上り密教の極意を教わります。白楽天は長恨歌を完成させます。
「極楽の宴」の回想シーンで楊貴妃の死の真相が判明します。「楊貴妃の石棺」を開けて観ると石棺の蓋は血の跡だったのでした。実は楊貴妃は「尸解(しかい)の法」で仮死状態になって墓に埋められた後二日で生き返って、蓋を開けようともがいていたのでした。白楽天の長恨歌は生き埋めされた楊貴妃が石棺から出られず死に絶えた、恨みの詩(歌)だったのです。黒猫は楊貴妃の死の真実を伝える役割を果たし楊貴妃の遺骸の横に眠ります。映画のテンポは小気味良い程に早くスぺクタル画面は迫力が在って楽しめました。空海は青龍寺に上ると、寺では既に空海を密教の正伝者として迎え入れる用意が出来ていました。




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