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4月24日は三春から大熊町を経て楢葉町まで走りました。海岸線沿いに開けた田畑は既に田起しを終えて田植えを待つ状態でした。
これは「楢葉町遠隔操作技術開発センター」の西側丘陵の上に設備されたサッカーのトレーニング施設「ジェイビレッジ」です。
人体に最も危険なヨウ素放射能は理論通りにゼロ水準になって、お米も果実も食べられる水準になったようです。でも抜本対策は終えていません。放射能汚染土壌は海岸線に沿って作られた防潮堤の中に隠されているし、メルトダウンした原発燃料デブリは未だ原子炉の底に在って、撤去の目途は点いていません。燃料デブリを安全に確実に撤去する手法を開発しなくてはなりません。「楢葉町遠隔操作技術開発センター」は燃料デブリを安全・確実に撤去する手順や道具を開発する為に最新のスキルや叡智を終結させる施設なのです。私達は原子炉撤去作業の現状を知りたくて「楢葉町遠隔操作技術開発センター」を往訪しました。
遠隔操作技術開発センターはカーナビに入らずに行くのに困難してしまいました。カーナビの指示通りに行くと防潮堤工事現場に着いてしまい、写真で視た「日本原子力研究開発機構」の研究棟が見えて来ないのです。帰路で解ったのですが。「ジェイ・ビレッジ」を目指して行きジェイ・ビレッジから木戸駅を越えて海の方に行けば「楢葉町遠隔操作技術開発センター」の入り口に着けます。
「楢葉町遠隔操作技術開発センター」に着くと先ず会議室で説明を受けました。大半は東電が核を為す「日本原子力研究開発機構」の施設でありノウハウなので写真撮影は構わないが、中には民間企業が参加していて「撮影禁止」の表示がされているので注意してほしい、指示されました。
これは「楢葉町遠隔操作技術開発センター」の沿革を説明したパネル、日本原子力研究開発機構の原発関連施設は全国に散っているものの、廃炉に係る技術開発実験施設は福島県に集中しています。平成26年に設立され2年間の間に国民の期待を背負って廃炉と福島復興の道を切り拓いてきた事になります。
後ろが「楢葉町遠隔操作技術開発センター」の事務所棟で写真は開所式のモノ。
先ず会議室で「楢葉町遠隔操作技術開発センター」の使命や現況の説明、注意事項の指示を受けました。
「楢葉町遠隔操作技術開発センター」の構内事務所棟から実験棟に向かう。
実験棟内部は巨大な倉庫か体育館のようでした。
実験棟内部には原発のコア施設である炉心を含んだ施設が在って、この内部でテストを実施し、その成果を確認してから、実際の廃炉手順を追うそうです。
此れは炉神棟の内部を巡って作業するロボットです。キャタピラーの付いた駆動装置は階段を昇降する為の機構です。
職員が指差しているのは冷却水に浸かった炉心に溜まったデブリ(高濃度放射能含んだ廃棄物)を取り除くためにプールの中で作業するロボットの遠隔操作実験棟です。ロボットの動きは右側のモニターに映されます。
右側のバトミントンコート程度のスペースは網で囲まれています。その中でドローンを飛ばして遠隔操作を実演してくれました。どれもこれも遠隔操作技術はハイテクで凄い可能性を含んでいます。
私達は実験棟で約1時間再び事務所棟に戻って来ました。寺務所棟2階で興奮の体験をさせてもらいました。それはピラミッドの内部の様な個室に入って3D眼鏡をかけると、バーチャルですが、炉神棟の内部に入れるのです。まるでスパイダーマンのように空中を飛来し、透明人間のように炉心棟の壁をすり抜けてメルトダウンした炉心ンの内部を視られるのです。時には炉心の中に落ちそうな感覚に陥り、柱にぶつかる感覚になって気持ちが悪くなりました。東京ディズニーランドのアトラクションを凌ぐ体験でした。
21世紀の初頭に遭遇した未曾有の災害と人災を体験したのが私達世代でしたが、その教訓を見える形で子孫に伝える責任も在ります。遠隔操作技術開発センターの試みはその責務を果たし、原発施設の監理技術の進展に資するモノでしょう。
何よりも感心したのは職員の熱意と礼儀正しさでした。雨の中見送って下さった職員にエールを送りながら快い疲れに浸りました。燃料デビルの撤去作業は困難な作業ですが、これを克服した時点では我国は廃炉技術では世界をリードする地位に立っている事と確信しました。間違いなく日本原子力研究開発機構には最高の人材が集結しています。
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