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相馬の百尺観音の試み

南相馬小高に大悲山磨崖仏を拝観して、私達は次の目的地相馬の百尺観音に向かいました。百尺観音は相馬の名物である事に加えて国道6号線沿いに案内が出ています。相馬市内から海寄りの小高い丘の裾に百尺観音はありました。駐車場からも正面に拝観できます。そこら中に山藤が自生していて蕾を膨らませていました。
お線香を求めて拝観すると直ぐ脇に案内が記されていました。案内を要約すると。
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此れが相馬の百尺観音です。
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百尺観音の周囲の丘陵は山藤が自生し、蕾を膨らませていました。

【参拝のしおり】
この超巨大な観音像は昭和六年に荒嘉明が建立に着手以来 実に五十年以上の歳月がついやされており現在88尺でありますが完成すれば、118尺の総高となります。さてこの観音像は、完成のあかつきは、日本一の巨大なる仏像彫刻となることは勿論でありますが他に全くの類例を見ないその特 徴は、ひとりの男が建立の悲願を立ててその生涯を一仏一体の建立に打ち込んで完成いたそうとした点であります。 以来三十五年、三峰山霊場近くにうぶ声をあげ、三峰山の山麓で長ずるに及んで、感ずるところあって二十三歳の年、家を出て二十九歳帰山し、六年間全国を遊歴し、至る所の古社寺 史跡を尋ね秘仏を参拝し、人間修行に精魂を打ち込んだのでした。その間に悟るところがあって、千体の仏像を作るよりも 生涯一仏一体の超巨大製作を為し、後世にこれを残そうと 決意したのであります。昭和五年の夏、全国遊歴に終止符を告げて故郷に帰った青年荒嘉明は、時二十九歳で、この大製作に全力の勇気を奮い越したのであります。

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手前はお線香を供える巨大な香炉です。向こうが百尺観音 
しかし、世人はこの企てみて、恰も誇大妄想狂として冷評 雨の如く、殆ど信ずる者とてなかったが、不屈不倒の決意は、不動、熱願火と燃えて、あらるゆ困苦欠乏に耐え、日夜を分け隔てず一心不乱、ただ製作に専念しつづけたのでありました。そして歳月は春風秋雨を重ねて三十年余、これの完成をみずして昭和38年3月25日逝去したのであります。時六十二歳。そのあとを二代目荒保彦が引き継ぎ、一歩、一歩完成に向けて事業を進めて参りました。

 

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百尺観音の前で夫婦二人を写して貰いました。
昭和46年春の突風により、お顔の部分の風化防止のためにかけたセメントが落ちたので、四十七年一月から三ヶ月の日時を かけ完全補修工事を行いました。その後も一人つるはしをとって 観音像の彫刻を続けながら霊場内の整備を行っておりましたが
昭和53年3月28日53歳にして逝去したのであります
という事は現在は三代目の荒氏が事業を承継する事を期待され、現代は4代目の荒陽之助氏の代になったモノの事業はとん挫してしまったようです。相馬は過疎化が進んでいた上に大震災で百尺観音の竣工開眼どころではないのでしょう。巨大な観音像と云えば高崎観音や富津の東京湾観音や栃木の大谷観音を思い出しますが何れも立像の白衣観音です。坐像の聖観音ではこの相馬の百尺観音が最大になるのでしょう。壮大な百尺観音の志は「是」ですが。世代を超えて精神が承継されない限り、中途半端な姿を晒して「こんなことなら何もしないで自然の儘が良かった」後世の世代から酷評されかねません。
寂しい思いをしながら百尺観音を見上げると心なしか雨で涙を流しているように見えました。
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百尺観音を遥拝する香炉の脇に掲げられた「参拝のしおり」には観音設立の発心から経緯を案内して在りました。この案内を視ると着工昭和38年)から60年以上経過して現在は事業頓挫していることが解ります。4代も経つと初心は忘れられてしまうのは悲しい現実です。

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