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相馬の百尺観音を拝観したので、次は相馬城跡に向かいました。相馬城と云っても中世のお城ですから、近世の城とは訳が違います。所謂「山城」なのです。カーナビに従って走ると駐車場も見当たらずに随分迷ってしまいました。通行人に訊けば「この濠の脇を登ってゆけば中村神社の神橋に出る、その辺りお城ですよ」アバウトな返事が返ってきました。外濠こそ水が在りますが内濠は空濠です。朝からの雨は一向に止みません。足を滑らせながら空濠を越えると、相馬の市街を見下ろす高台に出ました。
此れが相馬城の外濠です。右手前に水門が在って外濠は灌漑池として活用されていました。
相馬城跡には二つの神社が祀られておりこれはその一つ中村神社の御神橋で内濠に懸っています。この参道を行くと本丸跡に出ます。
ご神橋からの眺め。下には名門相馬高校のグランドや校舎が見えその向こうに相馬の市街と阿武隈山脈が見渡せました。
本丸の石垣の上から相馬市街を見渡す。桜の名所ですから桜並木が眼に付きます。建物は相馬高校です。
中村神社の神橋を渡ると「二宮尊徳像」が在りました。尊徳は小田原から請われて栃木、更に相馬まで行って、「報徳仕法」と呼ばれる農村復興政策を指導したのでした。我が故郷の偉人の大きさを改めて教えられました。
神橋を渡って二宮尊徳像の前を通って、本丸跡に出ます。桜は終わっていても八重桜は今が盛りで藤も咲き出しました。大きな藤棚が在って、藤の下は一面根が張っていました。根の張った広さは枝の張った広さと全く同じです。昔祖母から大事にしていた枇杷の樹の下で広がった枝の下には同じように根が張っているので、”落葉を掛布団の様に敷いておけば来年も美味しい実を生らせてくれる”教えられた事を想い出しました。
これは相馬城本丸跡の八重桜です。
此れが相馬城跡本丸跡の藤棚です。
咲き始めた藤の花も新鮮ですが、藤棚の下にビッシリ張った藤の根も見事でした。白い猫が私を窺がっています。
咲き始めた藤の花房
藤棚の下で膨らみかけた藤の花房を見上げていると背に誰かの視線を感じました。振り返ると大きな白い猫が三匹私を視ていました。若しかしたら震災で飼い主を失った猫ちゃんが此処相馬城跡に住み着いているのかもしれません。猫にとっても震災は不幸な天災でした。此処は中村神社のお供えが在ったりして野生化せざるを得ない猫ちゃんにとっては格好の生活域なのでしょう。私が語りかけるとブルーノ瞳で見詰められました。私は青い瞳に弱いのです。
相馬城本丸跡を生活圏にしている野生化した飼い猫この二匹には3匹もの子猫が居ました。猫の居る処は本丸庭園の石橋でしょうか?
原発事故は人間に対しても過酷でしたが、飼い猫に対しても、野生で生き抜く事を強いて過酷だったようです。
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