仮想旅へ

毎日の通勤路を憧れの街道歩きに転換してみたら? あなたを「LOHAS」な世界に誘ってくれます。

昆虫ウォーキング

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全9ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9]

[ 次のページ ]

「虫」の楽しみ

今年の夏も高校野球を心底楽しみました。「夏のお終い秋の到来を高校野球の閉会式に感じる」人も多い事でしょう。
イメージ 3
高校野球の面白さ、感動を教えてくれた秋田金足農業の校歌を全力で歌う光景。向こうに整列しているのは準決勝で敗退した町田市の日大三高です。校歌を歌う姿勢に感心してテレビ画面を写すと校歌のフレーズも映りました。『農はこれ類いなき愛』実に良い歌詞だと感心しました。稲刈りの季節に秋田の北八郎潟の岸辺にある「金足農業高校」に行って観たいと思います。
でも、8月23日からは「夏休み子供電話相談室」が始まりました。私は介護ベッドに横になりながら眼は文庫本を追い、耳はラジオに向けます。部屋は冷房がきいています。贅沢な時間です。床下から閻魔蟋蟀の鳴声がが響いて来ます。
イメージ 1
これが閻魔蟋蟀です。正面から顔をアップで観ると地獄の審判閻魔大王のような怖い顔をしているのでこの名が付いています。此れは産卵管が付いているので雌です。良く啼くのは雄です。
明日は午後に孫が遊びに来ます。ワイフは朝から丁寧に掃除をしています。熱心に雑巾がけしているのは娘のチェックが入るからです。昔は嫁は姑のチェックを気にしたのですが現代は娘のチェックを気にします。孫が可愛いからです。孫は虫が好きです。勿論犬も鳥も好きです。庭に蝉の死骸が転がっているので何というか、楽しみです。我家には虫篭が幾つも在ります。虫篭に昆虫を入れて、観察するのは楽しい事です。明日遊びに来る孫に見せてあげたいと思って、閻魔蟋蟀を捕獲するストラップを作る事にしました。メロンの皮を虫篭に入れて、床下に近い草叢に忍ばせて置けば、明日の朝は閻魔蟋蟀がワンサと捕獲できている・・・・。そんな目論見です。ストラップは2つも作りました。そして、草叢に忍ばせました。
イメージ 2
「虫篭にメロンの皮を入れて蓋を開けた儘草叢に置いておけば閻魔蟋蟀が入っている」そんな作戦です。
孫が来る朝虫篭ストラップを回収しまあした。
残念なことに閻魔蟋蟀は一匹も掴まっていませんでした。掴まったのはダンゴ虫ばかりです。加えて黒い糞が散らばっています。娘の不快そうな顔が思い浮びます。「こんな不潔なゴキブリの親戚を孫に見せようとするのは!」
その瞬間思いつきました。閻魔蟋蟀は肉食なのです。果物や野菜を好んで食べるのは鈴虫やキリギリスです。閻魔蟋蟀を捉まえるのには鯵の干物や鰹節を餌に誘き寄せなくてはなりません。
イメージ 4
草薮に一晩置いて回収した「虫篭ストラップ」ゲットできたのはダンゴ虫ばかりでした。残念!
私は随分惚けてきたものです。次回は庭に転がっている油蝉の死骸を虫篭に入れておくか、日大の生物資源キャンパスの森に仕掛けて在った、ペットボトルストラップを作る事にしましょう。
イメージ 5
これは日大藤沢キャンパスの森に設えられた虫捕りストラップ、ペットボトルの上部をカットして蜂蜜を湿らせた布を置き、甘い臭いに誘われて集まった虫がペットボトルの中に入ります。
イメージ 6
庭のペット犬のおしっこを舐めに来た烏揚羽蝶。
イメージ 7
庭に出てきた「おけら」この虫の仕草が又可愛いのです。
イメージ 8
此方は部屋の中に飛んできたキリギリス。
イメージ 9
此方は、キーボードの上でお邪魔虫している蟷螂。

虫を見ていると創造主の神は悪戯好きだと思います。屹度『体が頭と胴と腹の虫を作ったのでした。脚は「胴+頭」から左右6歩付けました。最初の昆虫は『ゴキブリや蟋蟀』で「頭・胴・腹」に触覚と6本の脚を付けました。昆虫に始まり次第に複雑で頭脳に特徴のある人間を作りました。人間を地上の主人公の役割を与えました。でも、人間が勝手気儘にしないように昆虫や動物に「人間が自己抑制」をするような役割を持たせました。それが毒のある蛇や昆虫であり、狼のような獣でした。毒を持った動物や獣は人間が立ち入らないような場所に棲まわせました。その最たる昆虫がゲジゲジとムカデでした。先ず「ゲジゲジ」を作って洞窟に棲まわせたのでした。人間が洞窟に棲婿とをご存知でしたから。人間は自分達の遺体も洞窟に戻すことも御推察でした。でも遺体の処に人間が頻繁に出入りすると病気が蔓延します。病気の蔓延を未然に防止させる為に洞窟にゲジゲジを洞窟に棲まわせたのでした。案の定人間はゲジゲジを気味悪いと感じお墓の洞窟には近づかなくなりました。
人間の遺体は他の動物が食べ食べ残しはゲジゲジが綺麗に掃除しました。お蔭でペストで亡くなった人が出ても。ペストの蔓延は防げました。ゲジゲジには毒も無いし極めて臆病な昆虫で。遺体を舐めて土に戻してきました。
次に創造主は昆虫の増えすぎを抑える役を持たせるため蜘蛛を作りました。その為に鋭敏な触覚を2本と毒と云った武器を持たせました。洞窟には百足も住まわせました。百足も蜘蛛と同じように毒を持たせてゲジゲジ等虫が増えすぎるのを抑制する役割を持たせました。墓地にはゲジゲジとムカデが居て、人間が安易に墓に出入りしないように見張っているのです。『一寸の虫にも五分の魂』昔の諺ですが『一寸の虫にも大きな役割』が在るのです。
イメージ 10
部屋に出現して大騒ぎになった百足如何して脚が揃って上手に「百足競争」が出来るのか不思議です。NHKに「親爺電話亜相談室」が出来たら、訊いてみたおいのです。
イメージ 11
家の基礎に出現したゲジゲジ棲家は床下なのでしょう。無毒なのに気味悪いので嫌われモノです。百足に較べて損をしています。


仮想旅へ」は今回を以って終了し、明日からは同じヤフーブログで「毎日をロハスにhttps://blogs.yahoo.co.jp/kamakurakannon」で継続します。移るのは、ヤフーブログのキャパシティーが一杯になった事と、同社のブログサービスが変更されたからです。


ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。


7月26日(木)に上野のk0クリル科学博物館特別展「昆虫」を観に行きました。平日とは云え夏休みに入っていますから、子供達に導かれた家族で賑わっていました。
イメージ 1
これは上野の国立科学博物館で展示している「昆虫展」のポスターです。
イメージ 2
此れは昆虫展の会場案内です。今日の話題は展示中の「ゴキブリ」の展示です。真ん中上に在る導線を外れた小さなコーナーでした。
展示室に入るなり巨大な昆虫に圧倒されます。実物の200倍、300倍の「蚊」や「蜜蜂」は脅威で怪物です。暫く見上げていた子は首が疲れて展示テーブルに腰掛けてしまいました、今晩怖い夢を見て魘されないか心配です。
イメージ 3
240倍にもすると小さな筈の「蚊」も弩迫力です。
イメージ 4
此方は子供達の好きな「クワガタ」ですからヒーローにピッタリの格好の良さです。
圧倒的な展示は「昆虫標本」です。何しろ数が多いのです、一つ一つの昆虫標本が出来たプロセスは昆虫愛に裏打ちされていることでしょう。昆虫標本が表とすれ裏の壁に囲まれて「Gの部屋」というコーナーが在りました。「Gの部/屋君は入れるかな!」コピーされていましたので察しがつきました。GはゴキブリのGです。「君」は間違いで「お母さん、お姉さん」が正しいのでしょう。
イメージ 11
昆虫は子供達に人気ですから理科以外のノートも昆虫が表紙になっています。
ゴキブリは縄文遺跡のゴミ溜め(貝塚)にも育っていました。人類とは1万年以上も連れ添って来た昆虫です。朽木を分解し、残飯も食べ尽くして自然環境を維持してきたヒーローです。なのに台所を預かる主婦や姉さんには嫌われています。戒めるべきはゴミ処理が下手な人に遇って、その不首尾を補っているのがゴキブリなのですから『恩を仇に思われています。我が町内のゴミ捨て場には金網の底に下垂れた残飯を舐めにゴキブリが集まっています。熱したアスファルトは60度はあるでしょうから、ゴキブリの耐熱性は脅威です。加えて地球上の寒冷期も耐えて来たのですから、既に神の領域の生物です。展示には日本の一般的なゴキブリに加えて「黄色てんとうゴキブリ」や「ニコニコゴキブリ」も展示されています可愛いかったり。綺麗だったりしてゴキブリも多種多様です。
イメージ 5
主として森林に棲んで朽木を分解しているゴキブリ、都会の台所に適応したゴキブリは亜流のようです。
イメージ 6
此れは主催者のゴキブリへの認識『地球環境の維持には不可欠な生物)です。
私は鶉を飼っています。鶉の餌はロッカーに入れて在るのですがゴキブリ君はロッカーの2ミリも無い隙間にも入り込みます。
ゴキブリが庭で棲息すればゴキブリを食べに家守や蜥蜴が集まって来ます。家守も蜥蜴もワイフは嫌いですからゴキブリがいなくなれば我家の住環境は数段向上します。でもゴキブリを壊滅させれば我家の生物多様性は損なわれますから、私の楽しみは減ってしまいます。
昆虫対策の展示もありました。定期的に木の幹を振動させる装置もありました。先日日大生物資源学部の森のクヌギの樹を枯らさせてしまったカナブンやカミキリムシなら振動させれば天敵が来たかと思って逃げ去るのでしょうが、フェロモンを使ったり様々な駆除策が在るようです。
イメージ 10
此れはアメリカ大陸のモルフォ蝶です。上段は雄で下段は雌です。一般に繁殖の為に雄は目立ち雌は目立たない色をしています。雌雄の蝶を結びつけるのがフェロモンです。フェロモンを調べる事によって昆虫の害を予防する事も可能です。
先日読んだ「前野浩太郎氏」んぽ「バッタを倒しにアフリカへ」は「蝗害対策」の本でしたが、地球環境や生物多様性を損なわずに有効な対策を立てるには地道な基礎研究が大事なようです。
イメージ 7
昆虫のフェロモンを嗅ゲルコーナーもありました。高校の時の部室のような匂いでした。
イメージ 8
果物の樹を喰い枯らしてしまう昆虫対策には写真の様な振動装置を取り付けると有効だそうです。
イメージ 9
此れは展示会場出口に在った記念撮影用のパネル。香川照之氏『NHK教育テレビの”昆虫はすごいぜ”のサポーターでもありました。




ブログランキングに参加しています
応援クリックお願いします。


総じて虫好き私ですが、大嫌いな虫もいます。一番嫌いなのは「紙きり、虫」です。最初に庭で見つけたのは「/ゆずりは」の樹が枯れたのでその原因を究明していた時、幹にカミキリムシの幼虫を確認した時でした。
イメージ 1
此れが樹木の敵「紙切り虫」です。ポスターは日大藤沢キャンパス内に掲示.カミキリムシの食害は全国の桜の名所で問題になっています。
楪の樹は伐採してゴミ処理場で焼却して戴きました。でも、カミキリムシの食害は楪で終わらず、大事にしていた「海棠」に「無花果」に「山茶花」まで枯らしてしまいました。以来私は庭木にカミキリムシの食べ跡を探しては薬を噴霧しています。
イメージ 2
朝9時の日大生物資源学部キャンパス。7月20日でも通学する学生が多く確認できました。正門を入ると楠の樹林が迎えてくれます。
イメージ 3
教室棟と教室棟の間は森林で、森林の下闇は笹が育成され、昆虫や野生動物のオブッジェが置かれていました。写真は「蜻蛉」と題した鞍掛純一氏の作品
イメージ 4
このオブジェも掛純一氏の作品で題は「同居人」とされていました。猪は人間の同居人の認識なのでしょう。
日大の生物資源学部の森を散策しました。森には様々な樹木が生育していて、一つずつ名前と簡単な説明が為されています。その森の樹陰には様々なオブジェが置かれてあります。作者を観れば芸術学部の専任講師が多いようです。大学が未だ独り立ちできない卒業生の作品を優先して購入して広い藤沢のキャンバスに展示しているのでしょう。梢の先を見上げれば様々な木箱の巣が設えて在ります。樹木が多い事は虫も棲息しやすい事。虫が居れば野鳥も成長します。バードウォッチング叔父さんも来れば、虫取り少年も出現するでしょう。主婦は実験農場で生育した「オーガニック野菜」を買いに来ます。イメージ 5
此れは檜です。「この木を擦りあわせて火を起こしたのでヒノキと云う」説明がされていました。梢を見上げると四十雀を迎える「木箱の巣」が設置されていました。
イメージ 6
此れは教室棟と体育館棟の間の森林で立ち枯れしていた樹木です。
総じて青々と葉を拡げ樹木は健康そうな中で一角の幹が枯れています。枯れた幹には茸(猿の腰掛?)が密生しています。大風が吹けば倒れそうなので注意を促すと同時に枯れても研究の役に立て様と「欲しい人は申し出て下さい!」案内板が吊り下げられていました。木のなは「こなら」です。「団栗の樹」として親しい木です。地面にはモグラが顔を出した空気穴が幾つも顔を出しています。モグラが棲息している事はコナラの地下にカブト虫の幼虫が棲息している事、そしてモグラを餌にしている青大将も近くに居るような気がします。私は枯れたコナラの幹を観察します。7ミリ程の穴が幾つも空いています。という事はコナラを枯らした犯人はヤッパリ「紙切り虫か」思いました。
イメージ 7
立ち枯れしていた樹木はコナラで、来年の4月に伐採する予定である事実習や研究の素材にする人には譲るので申し出するように案内されていました。
イメージ 8
此れが立ち枯れしたコナラの樹で腐った幹には無数の茸(猿の腰烏掛け)が育っていました。
イメージ 9
立ち枯れしてしまった「コナラ」の根元の土くれが盛り上がっていました。モグラの空気穴です。モグラは樹の根に発生した甲虫の幼虫を食べに来ているのです。
とコナラを立ち枯れさせた真犯人を探さなければ対策が立てられません。日大生物資源学部はメンツをかけて真犯人を探し、対策を実施する筈です。私は生物資源学部の生徒になったつもりで日大の森を観て歩きました。すると真犯人探しの「テトラップ」がクヌギやコナラの樹に吊り下げられてありました。どれも。ペットボトルを改造して作った「テトラップ」で、底には甘い蜜を入れて入口は一度入ったら二度と出られない仕組みになっています。「テトラップ」は横から見れば何が掛ったか容易に確認できます。見れば、どれも「カナブン」と呼ばれる甲中です。脇の幹を観れば何匹もカナブンが幹を傷つけて樹液を舐めています。
イメージ 11
此れがコナラを立ち枯れさせた真犯人を探す為設えられた「テトラップ」です。立ち枯れした樹を解体すれば真犯人は救命できますが・・・・。
イメージ 10
此方はテトラップが吊り下げられた「クヌギの樹」の樹液に群がっている「カナブン」です。
カナブンの天敵は「スズメバチ」です。と云ってカナブンは「コガネムシ」と違って害虫では無いし、益虫でもありません、従来無視してきた甲中です。何故「カナブン」が異常発生したのか?原因を究明しようと森林を歩きました。すると原因は直ぐに判明しました。日大では森林の落ち葉を集めて腐葉土にして再利用しているのです。森林の片隅に落ち葉を貯めるプールを用意してあります。そのプールに次々と落ち葉を貯め込んで腐葉土にしているのです。良い事ですが、その腐葉土がカナブンの卵の「孵卵器」になり、更に「幼虫のベッド」になっているのです。
イメージ 12
図書館前の森林に置かれた「輪廻」と題されたオブジェの奥に設えられた「落葉のプール」プールは資源の循環活用の策なのでしょうが、「このプールがカナブンの異常発生を招いた」と判断しました。
人間が「良かれ」と思って落ち葉の循環利用を意図して作った「落葉のプールでしたのでしょうが、自然は人間の浅知恵をあざ笑うかのようにカナブンの異常発生を招きました。「何もしないことに勝る対策は無いようです」でもそれでは生物資源学部は成り立ちません。鰻の資源枯渇対策の様に地道に自然を研究する事が王道のようです。森林の中には誇らしげに鰻のオブジェが立ち上がっていました。
イメージ 13
図書館前の森林に立っている鰻のオブジェ
私が日大生物資源学部に行ったのは7/20日でしたが、子供達の夏休みが始まるのは21日です。夏休みには虫取りや自然観察に子供達が日大のキャンバスに集う事でしょう。藤沢は大学が多い街で、活気が在ります。7/20日には野菜の販売はしていませんでしたが8月には再訪して美味しいお芋でも貰って来ましょう。


ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。



7月18日(水曜日)藤沢六会に在る日本大学の博物館に出かけました。博物館の開館は10時、私が到着したのは9時でしたので1時間時間を潰さなければなりません。図書館内に喫茶店が在る事を想い出して図書館に入りました。図書館ロビーには生物資源学部らしく蟷螂のオブジェが三つも並んでいます。蟷螂は害虫の天敵ですから、好ましい昆虫なのでしょう。
イメージ 3
此れは日大図書館のロビーに置かれた「蟷螂のオブジェ」です。3体もありますが少しずつ違います。作者は芸術学部専任の「鞍掛純一」氏です。
図書館の壁に貼られていたポスターに「読後感想文募集」が在りました。
私なら何を如何書こうかな?」自問自答してみました。
結論は最近二度目の読み返しを終えた「前野・ウルド・浩太郎氏」の著書『バッタを倒しにアフリカへ』にする事に思い付きました。そこで、今日のブログは「読後感想文」に募集する積りで同書を紹介します。
イメージ 2
これが「バッタを倒しにアフリカへ(光文社新書)のカバーです。緑色のタイツを着てバッタの大群に立ち向かうのが著者の前野浩太郎氏です。何故緑のタイツ姿かというと、バッタは緑を目指して飛んでくるので少しでもバッタに密着して観察したい、恋人に触れている時間を持ちたい、そんな気持ちからです。
私が長銀の内定が決まった時全員に課題が与えられました「入行式の時読後感想文」を持参する事でした。何を読んでも良いと云う訳では無くて「ルアンダ中央銀行総裁日記/中公新書/服部正也 著」でした。銀行員になる社会的自覚を促す書でした。世銀の職員であった著者が1994年のルアンダ動乱後の荒廃した同国に赴任して、物理的条件の不利に屈せず、様々の驚きや発見の連続のなかで、あくまで民情に即して「経済改革」を遂行した日本人総裁の記録でした。
イメージ 1
職業に貴賤はありません。でも志こそ高ければ偉大な社会的貢献が出来るモノです。服部正也氏は高度成長下の日本に居れば日本銀行の参事や開銀の理事だったでしょうが、高度成長を為し遂げた国の銀行員として世銀の副総裁からルアンダ中央銀行の総裁に白羽の矢が当たったのでした。同氏はこれをチャンスとしてとらえ、金融政策と各国の支援を取り付けて荒廃していたルアンダを成長軌道に乗せます。
イメージ 4
此れが読書感想文募集のポスターです。私の様な老人はターゲットにならないとは記されていませんでした。
イメージ 5
此れは樹木の天敵「紙きり虫のポスターです。
一方著者の「前野浩太郎氏」は「国立農林省ッ研究センター職員」からモーリタニアで大発生した砂漠飛びバッタの防除駆除対策」を研究するために同国の研究所に派遣されます。でも、昆虫研究学者として生計を立てるのは我国では困難です。世界的評価を得なくては安定した収入の道は開けないのが現実だそうです。そこで、前野氏はモーリタニア支援の為手を挙げて大好きな「バッタ」の研究に勤しみます。動機としては第一に「実証研究」の実績を上げて、研究論文をまとめる事でした。動機としては不純です。純粋なのは”ファーブルの様になりたい”子供の頃の憧れだけです。モーリタニアでは上司に親分肌の所長が恵まれて、激励や刺激を受け続けます。でも多くの困難に遭遇します。最初は「バッタに遇えない事」次いで「バッタの大群が出現してもバッタ研究所の職員が薬で撲滅してしまうので、観察のチャンスに恵まれません。そうこうしている中にサソリに刺されてしまいます。しかし『ダメ元』で応募した京都大学の「白眉センター」に採用されます。同学の特定助教に就任し、生計も安定し、研究も軌道に乗りそうな処で書物は終えます。
イメージ 6
漸く「サハラ砂漠の東で砂漠飛びバッタの大群に遭遇します。砂漠では乾季になると、すべての生物が死滅します逆に雨季を過ぎると総ての生命が湧きます。他の生物より先んじた生物が繁栄できます。「砂漠飛びバッタ」は飛んで緑の若草を食べ尽くすことで大群になり「蝗害」を引き起こします。
イメージ 7
同著の挿絵の写真、左が「蝗害」の現況の砂漠飛びバッタの夫婦。写真で視れば日本に居る「殿様バッタ」と同じです。「飛びバッタ」 で辞典を調べると「おんぶバッタ」が出て来ますが。そんなに可愛い昆虫では無いようです。
イメージ 8
此れが日本に不通に居る「飛びバッタ」の「おんぶバッタ」です。勿論大きいのが雌で背中の小さいのが雄です。
感心するのは著者が常に複眼の視点を持ち合わせている事です。同氏のブログアップの習慣が複眼の視点を育てたのでしょう。
常にバッタなんて関心ない市井の人の眼を持ち合わせていて、「バッタの研究をする位ならゴキブリの研究をしてよ!」「ゴキブリの博士ならお金になるわよ!」と云いそうな主婦や私の様な「バッタの弱みを見つけてアフリカを飢饉から救う研究よりバッタや蟋蟀を研究して食糧にする研究ならスポンサーになる企業を容易に見つけられるよ」そんな人の視点も承知している事です。だから、地味な研究も人を引きこんで行きます。
若い人には「子供の時の興味を大事にして仕事にすれば何事においても世界一になれる」事を教えてくれます。私の様な老人にも「老いてかそ、大自然には尽きない秘密が潜んでいる事」を教えてくれました。

イメージ 9
日大藤沢生物資源学部のキャンパスに貼られた「夏季オープンキャンパス」のポスター。






ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。

牛蛙の大相撲

足利フラワーパークは渡良瀬川河川敷の湿地帯でした。湿地帯は平常時は近寄ってならない危険地帯ですが。大雨が降れば雨水調整池になって人々を守ってくれます。その湿地帯に多量の活性炭を注ぎ込んで「地質改良」をし、元々湿地を好む藤のパークにしたのは賢明だったのでしょう。藤の巨大な幹を視ていると「ジャックと豆の木」でジャック少年が登ったのは藤の木だったのではないかと思いました。
イメージ 1
足利フラワーパークの池の上に懸った橋の屋根は白藤でした。皆池の面を見詰めています。
イメージ 2
池に懸った橋の上から池の面を観る。紅白の睡蓮と向こうに大藤が咲いていました。
イメージ 3
池はこの八重の大藤と黄藤の間に在りました。右奥に見えるのは橋です。
イメージ 4
此方は黄藤のトンネル、藤の造形的な面白味の間を遊歩道が繋いでいます。
イメージ 8
皆の視線の先は睡蓮の葉の上に居る巨大な牛蛙でした。右寄りに居ます。
イメージ 9
睡蓮の葉の上で二匹の牛蛙が相撲をとり始めました。
イメージ 10
組んずほぐれず相撲は力が入ります。牛蛙は力を入れると瞼が塞がれてしまうようです。そう想うと鳥獣戯画のヒキガエルは目が後ろを視てしまっていたような気がします。
イメージ 11
右の牛蛙は左の牛蛙を見下している様に見えますし、左の牛蛙は相手に抱き着いているだけのようにも見えます。
元々は足利フラワーパークは湿地帯でしたから、その地下には豊富な伏流水が流れているのでしょう。パークは池からから池へ細道を巡れば花が観られる様に出来ていました。小堀遠州の池水回遊庭園の現代版の様な設計です。その池の中から”グエーッ・グエーッ”無気味な鳴き声が響いています。この池には「牛蛙」が棲息しているのです。日本人にとっては親しみのあるのは「蟇蛙で」で「蝦蟇の油」も「地雷也」も蝦蟇ガエルです。蝦蟇口は大切なお金を入れる財布でしたが、口が蝦蟇蛙の口に似ているのでその名が付いたのでしょう。国宝の鳥獣戯画に登場して善人役を担っているのは蝦蟇ガエルで悪人役は兎です。印象深いのは善人役の蛙が兎と相撲を取っている場面です。
イメージ 5
女チックな兎が雨に濡れて困っていると蛙さんは傘を差し掛けてあげます。
イメージ 6
傘を差しだすと「僕は濡れても大丈夫!」蛙は嬉々として戻って行きます。
イメージ 7
乙女チックな兎と同じ兎か解りませんが蛙は兎と相撲を取って激しく投げ飛ばしてしまいます。蛙の仲間は蛙が勝ったので喜んでいます。
現実の兎と蛙の体格差では相撲等出来る筈ありません。そもそも、どちらも二足歩行ができる動物ではありません。ところが、鳥獣戯画の中では兎と蛙はほぼ同じ体格で描かれ、また人間のような二足歩行で絵の中を動き回ります。ここまで現実の姿から改変したならば、いっそビジュアルも擬人化してしまった方がよいような気もしますが、甲巻の動物達はあくまで動物としての姿で登場しています。これは、当時の人の動物観を表しているのでしょう。つまり、当時の人は「動物は動物であり、決して人の姿にはなれないが、「人と同等か、もしくはそれ以上に振る舞えるだけの魂)があるのだ」と考えていたのではないか、と思われます。相撲も弓も娯楽であると同時に神に奉げる神事です。鳥獣戯画の出所が「高山寺」ですから、絵師は密教の関係者で密教的説話と考えるのが自然でしょう。
鳥獣戯画は中世も近世に至っても有名だったのでしょう。先日上野国立博物館で観た若冲も蛙と河豚の相撲を描いています。
イメージ 12
これは藤沢の引地川公園の橋の欄干を飾る蛙さん。此処の欄干は行司役の蛙を含めて多様な蛙相撲のオブジェが飾られています。
若冲の「蛙と河豚の相撲図は18世紀中頃の滑稽図でしょう。河豚も蟇蛙も美味なモノでもどちらも有毒です。「河豚は食たし。命は惜しし」庶民の感覚を絵にしたものでしょう。でも絵に添えられた漢詩(画賛)には「全力を果たせば逆境は覆る」書かれています。鳥獣戯画は古代末期から中世への過渡期に描かれた擬人絵図です。若冲は近世から近代への過渡期に描かれた擬人絵図です。身近な動物に託して人生の教訓を描くのは日本人の伝統です。
痩せガエル 負けるな一茶此処に在り
大相撲も始まりました。大きな力士が必ず勝つ訳ではありません。だから楽しめます。神様も相撲好きです。屹度女性相撲もお好きでしょう。『相撲は神事だからは、女性は排除する』協会の判断を神様が同意する筈ありません。ニュースで流れていました。「マツコデラックス」という四股名の女性力士が連覇した神様も「マツコデラックス」に拍手された事でしょう。


ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。



全9ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9]

[ 次のページ ]


.
yun**ake200*
yun**ake200*
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

ブログバナー

Yahoo!からのお知らせ

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事