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8月27日、早朝に藤沢の遊行寺に出かけました。
この日は片瀬の諏訪神社、遊行寺に隣接した諏訪神社、両社で別々に例大祭が催されるのです。
遊行寺では今年、夕顔を栽培していました。
早朝なら、夕顔を見る事が出来るかも知れません・・・・。
そんな次第で、8時過ぎに遊行寺の門を潜りました。
遊行寺大銀杏の梢の先には、まだ月影が残っていました。
遊行寺本堂の前庭中央に据えられた「榊神輿」 神主さんが祭壇等をこしらえておいでです。
広い境内に、形の良い大銀杏があります。
そのわきに、広い庭の中央にポツンと榊が立っています。
2m弱の、盆栽のような榊です。
細い紙垂が樹全体に架かっています。
根は木枠で作られた鉢に収まっています。
木枠には担ぎ棒が入っていて・・・・、そう「榊神輿」です。
今日のご神幸の主役になる榊神輿が境内の中央に祀られて・・・・・、
既に神様がこのお神輿に降りて居られるのです。
銀杏の梢の先にはお月様が残っています。
”神々しい”とは、この榊神輿の事でしょう。
ピッカピカのお神輿も良いのですが・・・・、
根の付いた榊を使った、生木の神輿こそ神様の依代に相応しいもんです。
神主さんがお一人で三宝などの祭り道具を運んで来られ、準備を急いでおらえます。
大銀杏を背にした「榊神輿」
榊神輿には紙垂、由布(麻の晒)が飾られていました。
遊行寺にある藤嶺学園野球部の生徒さん、100人程が榊神輿の脇に整列しました。
今日これから、榊神輿を先頭に藤沢市内をご神幸する、そのお供をするのです。
皆お揃いの法被を着ています。
法被には諏訪神社のご紋章、梶の木が描かれています。
梶の葉に混じって揚羽蝶(平家の紋章)が描かれているのは・・・・、何故でしょうか?
野球部の生徒さんは、真っ黒で、坊主頭です。
こんな清々しさは、神様もご贔屓されることでしょう。
諏訪神社のご神幸をお供する藤嶺学園野球部の面々、皆良い顔しています。
法被に描かれているのが紋章の梶の葉。
境内にある神輿蔵から二基のお神輿が運ばれてきます。
一基は鳳凰が乗っています。
鳳凰は稲穂を咥えています。
今朝、田圃に降りて取ってきたような生々しい、豊かな稲穂です。
もう1基のお神輿は龍が乗っています。
金色が眩しい龍です。
長老に訊きました。
「今年はお神輿のトップ、龍と鳳凰を金箔を貼りなおしました。
そして、あま綱(飾紐)を新調したのだそうです。
あま綱だけでも200万円もかかったそうですから・・・・・、
お神輿を維持するだけでも大変な負担です。
これから、少しづつ手を加えて行くのだそうです。
御車に乗せてお神輿が境内中央に運ばれます。
稲穂を咥えた鳳凰、紫色のあま綱が新調され、鳳凰は新たに金箔が貼られました。
遊行寺本堂の前庭で、諏訪神社神幸祭が始まりました。
諏訪神社は遊行寺を創建した呑海上人が山中鎮護の為に諏訪大社を勧請したのが始まりだそうです。
時宗のお寺は北条氏の勢力下に多くありますし、
信州八ヶ岳の麓には多くの時宗の古刹があります。
時宗、諏訪大社、北条氏は重なっている部分が多くあるようです。
諏訪神社は明治維新政府の神仏分離令によって遊行寺から分離独立しましたが、元々は同根です。
だから、こうして遊行寺の境内で盛大に諏訪神社の祭礼が行われる方が自然なのです。
諏訪神社総代さんの玉串奉奠、榊神輿が神様の様に見える瞬間です。
神事も終わって、いよいよ藤沢の街に出て行きます。
先頭が山車です。
山車には大太鼓1、小太鼓2、すり鉦1、笛1で・・・・、
鎌倉囃子系統のいわゆる五人囃子です。
演奏しているのは・・・・、此方も藤嶺学園の女生徒さんです。
山車を先頭にして、榊神輿が続きます。
次いで二基のお神輿が続きます。
大鋸町を経て、山王町に出ます。
山王神社の先にお旅所があります。
お旅所で神事を営み、氏子達は麦茶等で息抜きして・・・・、直に出立です。
市内を一巡して・・・・午後5時に戻って来るんだそうです。
予定では遊行寺通りに面した庚申堂もお旅所になっています。
何時もは固く閉ざされた庚申堂ですが、この日は扉を開けて、ご神体の庚申さま(青面金剛像、木造)こそ拝観は出来ないのですが、その写真を見られるのだそうです。(青面金剛は60年に一度御開帳)
写真だけでも見たいのですが・・・・、片瀬のお祭りの方も気になります。
ソロソロ、10時、片瀬の諏訪神社に回ることに致しました。
(片瀬諏訪神社の神幸祭は昨日、一昨日に書きました。)
藤沢山王町のお旅所で・・・・、祭事が催されます。炎天下8時間の長丁場ですから、お旅所で
充分休憩しながら進めないと熱中症にかかってしまいます。
藤沢の街をご神幸する神輿、先頭が榊神輿です。
【補足】
八幡社の榊神輿は榊を伐採して神輿の上に枝をピラミッド形に組んだものが多いようです。
諏訪神社の榊神輿だけは根の付いた榊を盆栽風に仕立てて、担ぐ形にしているようです。
諏訪神社の紋章が根付きであることも関係していると思います。
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