|
週1でお世話になっているデーサービスですが、その献立ボードを飾る絵を描き始めて3年目になります一昨年は利用者が喜びそうな懐かしい絵を描いて来ました。結果1年経ってみると12枚の懐かしい絵が残りました。2017年の陰暦併用カレンダーの絵はその献立ボードの絵をトップに置いて暦自体は旭川情報サービスのサービスに全国各地のお祭りや24節季等を書き加えました。
1枚描き終わると直ぐに翌月の絵の構想に入ります。12月の絵は「白川郷の合掌村のクリスマス」でした。それなりに好評でしたが直ぐに来年1月の絵に着手です。
1月が済めば直ぐに2月で追いかけられます。1月の構想は実は1年間の構想でもあるのです。
”来年1年間何の絵を描いて献立ボードを飾ろうか?”考えた挙句に全国各地方のお祭りに思いつきました。
陰暦カレンダーにも適当であります。
そこで1月です。1月と云えば思いつくのは大宰府の『鷽替え神事』に奈良の『若草山の山焼き』をおもいつきました。大宰府の鷽替え神事は同地に私が転勤していたから知っているモノで一見してデーサービスの利用者が何だか解りません。一方若草山の山焼きは誰もが知っている「迎春」の悦びに溢れたお祭りです。
私は学生時代に期末試験を終えると直ぐに奈良に行って。山焼きを見物したのでした。
当時は紀元節(2月11日)だった記憶があるのでしたが、昨今は1月の第三土曜日になったようです。どうも観光客対策と受け入れ態勢(消防と警備対策)で平成になってから一月の第三土曜日が恒例になったようです。一番良いアングルは薬師寺の西側勝俣池の彼方から眺めるモノでした。当時は薬師寺の西塔は無くて芯楚の石だけが転がっていました。
日中には「高田後胤」さんの法話だか観光案内なのか微妙な面白いお話を聞き、夕暮れを待って勝俣池の西に廻ります。そこで山焼きが始まるのを待つのでした。勝俣池の東に薬師寺の堂塔が見えてその彼方に春日の森が黒々としていてその南に三笠山(どら焼き)が見えます。池の縁には沢山のカメラマンが三脚を建てて点火を待ち構えていました。私達が山焼きを観て血が騒ぐのは屹度j先祖が焼畑農業をしていたからでしょう。
三笠山は興福寺と東大寺どちらの所有か知りませんが実態は住人の入会地だったのでしょう。山焼きを終えた若草山は蕨など山草の摘み場になります。
勝俣池の袂の竹藪には椿を描きました。実は薬師寺の築地沿いには讃岐椿が自生していて昭和の頃は近隣の井住人が紙で造花を準備して修二会に仏様を荘厳していたのでしたが、今もお土産に土鈴の讃岐椿が人気です。処で京都の東山の姿を京都の人は雅な女性の寝姿に擬えました。私は京都の東山より平城山(楢山)の方が女性的だと思うのです若草山のなだらかな山容は乳房のようにも見えます(平たい乳房ですが・・・・。
右上の冊子は「土佐光起」の大和絵です。松の木を描くお手本にしました。
若草山の山全体が野芝で覆われています。野芝は鹿の好物です。鹿は柴の芽と種を一緒に食べてしまいます。野芝の種は鹿に消化されずに糞と一緒に三笠山全域にばら撒かれます。背丈の高い草も鹿さんが食べてくれます。勿論糞は窒素肥料になります。今もゴルフ場では雌土に種を混ぜて播いています。今時の作業です。ゴルフ場のメンテナンス作業を千年以上も前から続けて来たことになります。
三笠山は鹿が種を撒き草刈りをして育てているのです。
処で次の和歌は多分女性が百忍一首の中で一番好きな歌でしょう。
君がため 春の野に出でて 若菜摘む
我が衣手に 雪は降りつつ (光孝天皇) 天皇が雪の降りしきる中で若菜を摘んでプレゼントするなんて、平和で優しい国でした。
でも今時の女性は若菜をプレゼントして貰うよりもスイーツの方が歓迎でしょう。
私は若草山を観ると若菜摘みを想い出し同時に「蕨餅」を食べたくなります。若草山の周辺の茶店では何処でも商っています。此処で採れた蕨だと思うと有難味も違います鎌倉の「こすず」も蕨餅では著名です。でも鎌倉のは見た目が美しくありません。蕨は鶯色でなくてはなりません。麦焦がしの色なのは枯れた蕨のようで美しくありません。若草山の蕨は舌の上で溶ける上品な甘さと鶯の色です。
三笠山の井所有権は東大寺では無くて興福寺にある事は明白でしょう。でも昭和の民法では奈良市民にある事は明白です。
話が脱線してしまいました。本筋に戻します。
暫く前に勝俣池の畔に行ってみました。
ところが世相を反映して山焼きを眺めた辺りは高齢者施設に開発されていました。
屹度あそこの窓からは私と同じ年齢の人達が若草山の山焼きを見詰める事でしょう。
二月には若草山の北側にある二月堂では「お水取り」が行われます。そして三月には此処薬師寺で修二会に「花会式」が行われます。村人が手作りの椿を作って薬師三尊や聖観音を飾るのです。
椿は讃岐椿と呼ばれる藪椿です。最近は池坊さんの生花が活けられているようです。http://image.search.yahoo.co.jp/search?fr=top_ga1_sa&p=%E8%96%AC%E5%B8%AB%E5%AF%BA%E3%81%AE%E6%A4%BF&ei=UTF-8&xargs=2&b=21。造花の方がズット尊いし綺麗だと思うのですが。このようにして民芸や地域住人の想いが断たれてしまうのは残念でなりません。屹度黄泉の高田後胤さんもそう仰ることでしょう。
明日は上の絵をデーサービスに届けます。利用者が喜んでくれるか少し心配です。でも直ぐに2月を構想しなくてはなりません。2月のお祭りと云えば「札幌の雪まつり」に「横手のかまくら」に2月堂の「お水取り」に飛鳥の「御田まつり/おんだ祭り」です。描きたいのは別にして糸版喜ばれそうなモノを構想します。
ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。 |

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用




