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天皇陛下の「退位」のご発言を「生前退位」問題と捉えてこの3月には専門家会議の諮問が出ると伺っています。その一方で「天皇陛下に微熱が出て、祭祀をお取り止めされた」報道され心配していましたが昨日のニュースでは葉山の開眼を散歩されて住人とご歓談されておいででした。
頬に紅がさしておいででお元気とお見受けして安堵しました。マスコミは天皇が退位されるとどうなるのか?気にし初めて「今上天皇は皇居を退かれて皇太子ご夫婦が皇居に入られ東宮御所には秋篠宮が入られる」とまでしか説明しません。「それでは今上天皇は何処に移られるのか?」と云うと一部報道では「赤坂御所」と示唆します。
考える順番は引退された天皇を如何に御するか?と云う事で。歴史的には「上皇」が当て嵌まるのでしょうが、それは天皇に国政の権限が集中していた時代の話で、国民主権の現代では象徴天皇の引退後なので新しい役職用語が必要になる事でしょう。象徴天皇の引退後なのですから「象皇」とか、国文学者が適切な用語を造ることでしょうから、それに権限や職務を充当すれば良いわけで。お住いはその役割に従って決まって来ることでしょう。国事行為の代行等をされるならなら東京でしょうし、文化の象徴としての祭事が期待されるのであれば、京都にお戻りになるのが様々な意味で相応しいと思うのですが・・・・・・。
明治憲法下では天皇は現人神ですから、種「血液」が天照大神に直結して居なければなりません。でも人間天皇なのですから、私達庶民と同じで純潔種である必然はありません。
私は去年の秋に豌豆豆の種を撒きました。花屋で購入した種はタイ国産でした。屹度、青首大根も小松菜も今は東南アジア産の種なのでしょう。
私の父は野菜作りが上手でした。大根も葱も人参も自作していました。私達家族は父が栽培した畑で大根を引っこ抜き白菜を収穫して夕飯の膳に出して貰いました。今晩はどの葱ですき焼きにしようか、禰宜畑で)表情を見比べながら、美味しそうな奴を選択して気を集中して引き抜きました。一株残しておいて種を収穫しました。
これは今市場を独占している青首大根です。種苗してから1か月足らずで収穫できる促成栽培と苦味辛味が無く手頃なサイズなので大半の農家も日曜農家も青首を育てています。日本の伝統種の大根はこの青首に負けてしまいました。種はタイからの輸入が大半です。
これは鎌倉関屋の農家直売所で売られている平家大根です。福井の蕎麦に添えられる大根に似て強い辛味が特徴です。大根餅には最適です。鎌倉の農家は様々な伝統野菜や舶来野菜を栽培して私達の食卓を楽しませてくれます。
大根は豆腐が水に依るように土によって味も形も違います。勿論食べ方も違います。日本を象徴する野菜だと思います。
大学生になると友人が集まりました。遊んだ後は皆で鍋を囲みました。白菜や大根が無くなると畑に出て適当に収穫して、適当に刻んで鍋に投げ込みました。それが不思議な程美味しかったのです。白菜も葱も種は畑で採取していました。最後まで畑に残った野菜が花を咲かせて種を造るとそれを封筒に締まって置いて翌年畑に播いたのでした。
種を大事にする習慣は多分稲作に始まって一番優秀な種籾を保存しておいて春になると苗代に播いたのでしょう。その種を大事にする習慣が天照大神以来の純粋種を重んじる伝統に通じている、と思うのです。
そう考えると地場野菜の大根が気になります。私の生活する横浜で大根と云えば今は「青首大根」や「20日大根」と呼ばれる一般種です。小振りで水っぽい大根です。煮物にするなら三浦大根です。太くて煮崩れしないので風呂吹きやおでんに向いています。都下では亀有大根や練馬大根が有名ですが。今では滅多に見ません。皆青首大根に凌駕されてしまったのです。
京都の大根と云えば聖護院(しょうごいん)大根、淀丸大根、丸大根(まるだいこん」等を想い出します。
どれも丸くて大根と云うより蕪のようです。
昨年大評判だった若冲さんの大根は京都の丸い大根ではなくて三浦大根の様に太くて長いのです。江戸時代には大根の主流は丸大根では無くて今と同じ女学生の生足のような大根になったのでしょうか?
不思議です。
これは伊藤若冲の野菜涅槃図の大根です。生家が八百屋であった若冲は大根を釈迦に模して野菜涅槃図を描きました。でも京野菜では無くて今日一般的な沢庵に漬けられる青首系の大根です。
平家大根と云う種があります。鎌倉の関屋の農家直売所に出ていました。訊けば長崎に残っていた800年前からの伝統種だそうです。祇王や寂光院さんが食べた大根かと思えば苦味も辛味も尊いモノです。ですから天皇家の純水種を大事にするように伝統野菜の種を大事にしたいものです。決してバイオや遺伝子組み換え野菜等に眼を向けない様にしたいものです。日本の各地各地に伝統大根、地場大根が在る事は嬉しい事です。大根や牛蒡には土の臭いや味がします。地場の鍋には地場野菜が似合います。
これは鎌倉宝戒寺の提灯です。大根は歓喜天さんのシンボルです。歓喜天像は子孫繁栄豊穣の神様です。大根の根っこがそのイメージを強くする類感呪術でしょう。
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