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槍鉋の注文があった場合、8割は柄を作ってほしいと言われます。
今回もやはり柄を作ってほしい、早く欲しいとのご要望に応えて、このダマスカスの槍鉋に入れました。
これは金曜に作った槍鉋の柄、材料はヒバ、北米材でイエローシダーとも言います。
地金に違う金属を挟んで折り返して模様を出します。鋼材メーカーで重ねた鋼材もありますが、余りに規則的で工業的に作った事が直ぐに分かります。
この槍鉋は手作りのダマスカスです。
この画像を見ると縞模様が不規則な事が分かります、この場合鍛冶屋が折重ねて作った事が分かります。折重ねた地金に鋼が鍛接されて切れる刃先が作られます。
このダマスカスタイプの槍鉋は私が研いだものです、傷が無く澄みきっていて、全体が一つの面として仕上がっています。
こちらは昨日作った元寿舟弘作の槍鉋の柄、材料などは同じです。
藤巻の数は少しこちらが多めです、残ったので切るよりは巻いた方が良いかと思いまして。
藤を巻く部分は藤の厚み分柄を掘り下げます、藤の巻数と藤を巻く前に水に浸しますのでその膨張分まで頭の中で考量します。
そこまで考慮すると、柄と藤が一体になって仕上がるのです。こうすると藤がこすれる事も少なくなりますね。
当店の槍鉋のコーナーはこちら
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鉋
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圭三郎や、芳楽作の鉋やその調整などを紹介しています。
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最近は新品からの鉋の研ぎが格段に多く、多くは直ぐ使いの依頼の為です。
そのため研磨機を使い下研ぎをするのですが、付属の砥石は柔らかいため、
色々な砥石を使って自作で円形砥石を自作して研いでいます。
砥石は一つとして同じ特製が無く、
その砥石を研磨機に使い鉋を研ぐと更に違いが分かります。
鉋の研ぎには研磨力が優先する方が良い訳ではない事も良くわかります。
画像を見ると、鉋が良く研げている事が分かります。
回転速度に対する当て方の違いで良く下りる時、そうでない時があるのです。
砥石によっては、浮いて危険な時がありますので、溝を切って鉋浮きを弱めて研ぐこともあります。
今では自在にこの円形砥石も作れるようになりました。
下の動画は槍鉋を研いでいる様子
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夏に入荷した大鉋の刃を積層台にして台打ちを始めました。
積層は秋に作業して環境に慣らしてありますので動きも止まり割れる事はないと思います。
手のひらより大きいく、重いです、足に落とせば間違いなく骨まで達する怪我をします。
大鉋ではむやみに掘ると失敗の元、目標になる様にルーターで角穴を掘り、まずは荒堀
側面に断面を描いているので、位置、深さが確認できますね。
赤部分をルーター、黄色い部分を鑿で手掘り。
鑿が入っている様子、
表面の6ミリがタモの玉杢、
その下は白樫です。
硬い樫は力任せに掘らずに々力でリズミカルに、、、、、その方が疲れません。彫り過ぎて失敗もしません。
大鉋で失敗はできません。普段でも失敗はしませんが。
今はここまでです。
黄色のマスキングテープは急激な乾燥から守るためです。
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久しぶりに自分の鉋を台打ちしました。
削ろう会用に使う一枚台の鉋です。
鉋刃は千代鶴直秀作の寸八。
少し空いた時間が有ったので、墨付けしようと思ったのですが、
気分的に目の前鉋刃があると掘りたくなってきて、一気に掘ってしまいました。
隅々にまで手がかけられた直秀作の鉋は見ていても美しいです。
ここから先は、少し時間を置いて、内部の水分が落ち着いてから完全に仕込みます。
直秀作の鉋はこちらから → 直秀鉋
涼しくなってきたなのか、鉋の直ぐ使いの依頼が良く来ます。
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27日の久留米でのミニ削ろう会も近まり、鉋の調整をボチボチやっています。
薄削りの時鉋屑が切れたら、削り材のその部分には必ず段差ができます、
薄削りの場合、そのまま削ると、段差の部分で必ずツマヅキます。
そんな時は、長台鉋で、材料の段差を一度削って表面をリセットします。
鉋の刃口の口埋めの方法は色々試しましたが、この方法が木の性質に逆らいませんし、
鉋台の強度も落ちません、そして加工時間も30分ほどで完成します。
台が薄い場合は全面張りも良い方法だと思います。
上記のように埋めた後に刃口を切り直します。
刃口は限界まで狭く切る事は出来ますが、狭すぎても屑が詰まります、コッパ返しの角度、裏金の二段研ぎの角度と、研ぎ加減もあります、狭くするのもほどほどが良いかと思います。
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