向日葵を忘れられなくて♥

シリーズ第2弾「向日葵を忘れられなくて供彜扱襪靴泙靴植

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第1話から読まれる方はこちら
向日葵を忘れられなくて供 ‖茖隠河


「すぐ戻るからって言ったのに、もう半日なんですっ」

(゜ロ゜i 三 i゜ロ゜)ヒイイイィィ(゜ロ゜i 三 i゜ロ゜)ヒイイイィィ

「ご自宅に戻られていませんか?」
「自宅・・・まだ帰ってないので・・・」
「心配だったんです。産後鬱っぽかったから・・・
もし、自宅に居たら連絡くださいっ居なくても連絡くださいっ
というか、こちらに来てくださいっ」

そんなっ!!!!
なんで俺の電話番号を教えるんだよ?
マキ−−−!!!!!!!!!!

「どうしたの?」

可愛い顔で俺を見つめるパジャマ姿のハニー・・・。

ごめんよ・・・あんな奴と結婚したのが、俺の最大の過ちだった・・・。

「あー女だ?」
「ちっちがっ」

確かに女だったけど。

「あのさ。家に戻らなきゃ。実家が生もの送ったらしくって・・・
宅配業者が困ってて」

またつい先日の出来事とコラボさせてみました・・・_| ̄|○

嘘つかないって誓ったのに・・・あっさり返上(/_;)なんて奴だ。

「ふぅん?」

この世の中で一番大事に思っているのはユキコなのに、昔っからよく浮気を
疑われた。大人だから、明るい顔を崩さずにニヤニヤ笑って俺を見ているものの、
この前の事もあるし、心の中では疑心暗鬼になっているのかも知れない。
訳を全部話して『俺を信じてくれ』と言いたいけれど、そこに辿りつくまで話せば
長くなってしまう。今はマキを探すのが優先だ。

だってこのままだと、俺がサキを引き取らなきゃいけない事になりかねないっ!
ミッション:イッコクモハヤク、マキヲサガシダセ!

慌てた俺は、ハニーへのおやすみのChu♡までも忘れて
革靴をつっかけみたいにしながら外に出た。

落ち着け、俺。まずはマキの実家に電話をかけろ・・・

「ぷるうるるるうる・・・ぷるうるるるるぅ・・・」

誰も電話に出んわ・・・_| ̄|○

マキの携帯は?

「この電話は現在電波の届かない所にいらっしゃるか・・・」

や、やっぱり・・・_| ̄|○


第1話から読まれる方はこちら
向日葵を忘れられなくて供 ‖茖隠穎


それから本当に5日間、病院に出向く事はなかった。
それでも・・・マキの異常な発言が耳から離れなかった。
そんな自分に気付かれたくなくて
ユキコと二人の時は、不自然なハイテンションでいる。

「なんか、最近・・・元気ないみたい?」

(=◇=i) ギクッ
女ってどうしてこう、鋭いのでしょうか?
やっと餃子を手に入れて、ユキコの美味しい手作り夕食とビールで、ルンルン♪
のはずなのにいつの間にか俺は『本当に養子にやったんじゃないだろうな』と
うっかり考え、沈んだ顔をしていたようですw

「は?誰がだよ。今日はどんな体位で攻めようかって
そればっかり考えてるんだけど」
「エッチ♡」

あの日のユキコの事はお互い触れていない。触れられない。
傷が癒えていない事が分かっだけで充分だ。

出来たらいいのにな。俺達の赤ちゃん・・・。そしたら、出来婚できるのに。
よし。今夜ゎ・・・失敗した振りして・・・ヽ(°▽、°)ノエヘヘヘヘ

「明日土曜日だし、今日は泊まっちゃおうかな〜♡」
「いいけど。私は仕事だよ」
「知ってるよぉ。俺、家事して待ってる♪で、明日も泊ま」

ピピピ・・・ピピピ・・・
Σ(・ω・ノ)ノ!また!!!
夜の9時に鳴る携帯、ろくな匂いがしないw

誰だよっこんな大事な時にかけて来る奴ぁっっ凸(゚Д゚#)ヤンノカゴルァ!!

番号は、きっと間違いだろうと思い放置した本日3回目の番号。
市内局番が表示されている。
以前かかってきた電話で謎の女に呼び出され、ネズミ講に強引に勧誘されて
以来、登録した電話番号以外は出ない事にしているんだ。

「電話、出なくていいの?鳴り続けてるけど」
「いいよ。無視。どうせたいした電話じゃないんだから。
それより早くベッド行こうぜっ♡」
「駄目よw大事な電話だったらどうするの?」

ユキコ以外に大事な物なんてありゃしねぇっつぅのっ

「それとも。出られないの?女?」
「もしもし」

ユキコに疑われるぐらいなら。と、出てみたら・・・慌てた女性の声。

「あのっあの。ご主人様でしょうか?」

は?お前はメイドなのか?名を名乗れっ

「良かった!やっと通じて。こちら、真坂野産婦人科ですが!
赤ちゃんを置いて、奥様が失踪されました」

工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工
それって・・・その産婦人科って・・・マキの産院じゃねぇかっ


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第1話から読まれる方はこちら
向日葵を忘れられなくて供 ‖茖隠囲


「実家は・・・どうしたの?」
「ユウジ君と離婚した後、大喧嘩して・・・そのままの勢いで飛び
出しちゃった。もういいわ・・・あの子は養子に出します」

(;・∀・)ハッ?極端すぎるだろ!

「馬鹿な事言ってるんじゃないよ、本当に。怒るぞ!」
「ユウジ君になら怒られてもいい・・・」

なんですと?どういう意味? ((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル

マキはベッドに突っ伏してワンワン泣き始めた。
『出産後は精神状態が不安定になる事があります』・・・と書いていたな。確か。
『そんな状態のママに「頑張れ」は禁物♪優しく見守ってあげましょう♡』

・・・忘れたはずなのに!えーいっ頭から出ていきやがれ!
(ノ`Д´)ノ :・‘.::・┏┛焼却炉┗┓

「あのさ。そんな極端な事言わないで・・・やってもみないで育てら
てられないなんて。大丈夫だって出来るよ。君なら」

怒るのをやめて、なだめる方向に変えてみた。
それでもマキは泣くのを止めない。

昨日から女に泣かれっぱなし・・・俺も泣きたいw

「無理よぉ・・・初めての一人暮らし。で、初めての子育て。
出来ないわよぉ!」

女優だな。ヽ( ´―)ノ フッ俺が何度も騙されると思うなよ?

「まぁまぁ。そう言わずに頑張りなよ。
俺も出来る事があったら手伝うし」

これはもちろん・・・俗に言う口約束のつもり・・・の冷たい声で言ったのに

「ホント?ホントに手伝ってくれるのっ?」

真に受けたマキは、涙で濡れた顔をあげて、笑顔全開を見せた。

またやっちまった?!

「嬉しい!だったら私、やってみる・・・」

マキの顔が醜く見えた。やっぱり俺はコイツを嫌いだと思った。
もちろん、手伝う気なんて毛頭無い。
それがマキを自立させる手助けだ。養子なんて、狂言だ。
二度と病院に来ない。もう二度と顔を見たくない。

・・・しかし・・・その男、一体何処へ行ったんだ?そうだ、こういう時はカヨだ!

会社を辞めたと言うのは、マキの狂言かも知れない。
居場所を突き止めて、その男に追及してやる。
産院を出た俺は即座にカヨに電話をかけた。

「え?部長?会社辞めちゃったよ?その後なんて知らないわよ。
調べるなんて無理。ごめん、今ちょっと忙しいの!またね!」

○| ̄|_ 暇な時は何時間でも話す癖に・・・

まさか、本当に別れたのか?なんて酷い奴だ・・・。子供の父親なのに!

いや、でも俺には関係ない。
二ヶ月結婚していただけの妻に、これ以上振り回されるのはごめんだ。


第1話から読まれる方はこちら
向日葵を忘れられなくて供 ‖茖肱


おぎゃぁおぎゃぁと泣き声の響く産院で、マキは一点を見つめてボンヤリと
部屋のベッドに腰掛けていた。

「あの」

声をかけると、とても嬉しそうに微笑んだ元妻・・・

『出産後の女性はとても美しく、神々しく見えます♡』

離婚の時に捨てたはずの【初めてパパの子育てがんばるんば♡】という育児書に
書いていた事をつい思い出してしまった・・・

Σ(‘ω‘ ;* )
も、もちろん、そんな笑顔を見ても、俺の心は揺るぎませんとも。

「ネクタイ取りに来ました」
「ああ・・・」

何?その力ない対応w

「それだけ?」
「え?」
「その為だけに来たの?」
「そ。そうだよ」

話の続きはもちろん気になっていたけれど、手土産も無し?とでも言いたい
のか?と思えてムカついた俺は、やっぱり来るんじゃなかった。と後悔した。

「お礼しなきゃね。立ち会ってくれてホントにありがとう・・・」
「いいよ。じゃ、帰ります。子育て、頑張って・・・」

ネクタイを受け取り、帰りかけた俺に、マキは

「自信ないの!」

と声を荒げた。今まで聞いた事のないような乱暴な声だ。

「な?何?」
「サキちゃんは保育器だし。私はおっぱい出ないし。
ちゃんと育つの?って思うと・・・一人でなんて・・・」

そう言って、サメザメと泣く事まで始めた。

「お。おいおい。大丈夫だよ・・・大丈夫だって」
「駄目よ。私・・・絶対育てられない」

やっぱり・・・この人の考える事は分かりませんw

運命の人とパパママはどうしたんだよっ!!

「あの。あのさ、再婚するんでしょ?その人は?実家は?」
「私・・・再婚しないの」

禁断の一言を言ってしまったと気付いたのは、マキの言葉を聞いた後だった。

「その人とは終わったの・・・」

ΣΣ(゚д゚iii)ズガーン!!

「・・・一人で産んで育てようって思ってたけど・・・無理っぽい・・・」
「認知は・・・」
「そんなの無理なの!!それに・・・
会社も辞めちゃったし、どこに居るかも分からない。でもいいの」

嘘?また嘘???何が嘘で何がホント???


第8話 電話 (-ε-。)

第1話から読まれる方はこちら
向日葵を忘れられなくて供 ‖茖枯


ほとんど寝る事なく仕事に向かったその昼休み。
本日の定食を食べ終わったと同時に、携帯が震えた。
公衆電話と表示されていて、何だか。。マキの匂いだとは思ったが・・・

「もしもし」

警戒しながら低い声を出したものの、また通話ボタンを押してしまった俺。。。

「ユウジ君、昨日はありがとう。ホントに助かった。
気が動転しちゃってて」

やっぱりマキ様でした。。。

「いえいえ。出産、おめでとうございます」

くっこいつのせいでユキコを泣かせちまったんだっ

「ネクタイ忘れてたね」
「そう、みたいです・・・大事なやつなので取りに行きます」

敬語で話してやる。もう君とは関係ないんだから。あかの他人なんだから。

「サキちゃん。あ、子供ね、サキって名付けるつもりなんだけど」

何ですぐに電話切らない?一体他に何の用事?

「未熟児なの・・・保育器なの・・・私・・・心配で・・・」

だから?君には、もう俺なんて必要ないだろ?

何故だろう。この声を聞くだけで身が縮み、憂鬱になるのは。

この、安くて旨いと評判の市役所の地下食堂は、幸い沢山の人で賑わっていて
側にいる3人の同僚も、俺の話に耳を傾けたりしていない。
それでも斜め後ろを向き、口元に右手をかざし、声を潜めた。

「聞きたかったんだけど、どうして俺に電話したの?
結婚する人がいるんでしょう?」
「・・・」
「それと実家のパパとママは?」

黙っているマキに、嫌味のつもりでわざとパパとママって言ってやった。

「私結婚しな」

ここでブーと変な音が鳴り、いきなり電話が切れた。
(゚Д゚ )ハァ?
小銭ぐらい持っとけ!てか、ロビーだったら携帯使えるだろうに・・・。

拝啓マキ様・・・頼むから・・・別れてまでも俺を惑わすのは止めてください。。。

所属の総務部に戻り、会議の為の資料作成を始めた。
ただでさえ、進まない時は半分眠くなる苦手な仕事だというのに
満腹そして寝不足に加え、マキの中途半端で終わった話。

「何だね?これは!」

尿道結石から復活した課長に指摘されるまで俺は、何箇所も誤字変換したまま
の資料を パートさんにコピーしてもらっていた事に気がつかなかった。

Σ( ̄皿 ̄ii ンガァーーー!!!

ちゃんと話を聞きたいと思い、ネクタイを取りに行くのを口実に仕事を終えると、
早々にマキの産院へと向かった。


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