向日葵を忘れられなくて♥

シリーズ第2弾「向日葵を忘れられなくて供彜扱襪靴泙靴植

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

第1話から読まれる方はこちら
向日葵を忘れられなくて供 ‖茖毅艦


「かんぱーい!!!」


いつもの居酒屋で「クリスマスパーティ」という名の飲み会が始まった。

「ほんっとにもう!パーティできないと思ったわよ」
「お前らがおかしくなるなんて珍しい。俺らはしょっちゅうだけどw」
「ちょっと聞いてくれる?ケンタってば、全然ロマンチックじゃないのよ?
旅行の最中に、カヨの『夢』は何?なんて聞くからさぁ?てっきり私、
プロポーズかと思ってね『海外で挙式がしたい!』って言ったの」
「・・・こんな所で言うか?」
「お黙り!そしたらさぁ、ケンタってば
『へー。俺はもう一度万馬券を当てる事なんだよなー』って!
超ムカついた。それでまた喧嘩よ」
「喧嘩する程仲がいいって言うじゃない」

ニヤニヤ笑ったユキコが俺の袖を引っ張り、こそっと耳打ちをした。

「まるで高校の時の私達みたいじゃない?」
「だろ?俺もいつもそう思って見てるんだ♪」

向かいのケンタが、メニューでビシッと、俺とユキコを割った。

「そこ!イチャイチャすんな!っったく!ヾ(`Д´)/」

カヨは、ケンタとは違う夢を持ってるよね?と言いたげに俺に詰め寄った。

「ね、ね、ユウジは、どんな夢がある?」
「ん〜〜w宝くじに当たりたいかな」

こんな席で、本心を言えるはずがない。ケンタに指笛を鳴らされるのがオチだ。

「はぁ?男ってホンットに子供なんだから!じゃ、ユキコちゃんは?」
「うーん。フランス人になってみたい」

ケンタとカヨがそっくりな笑い方で、ぎゃはははっと歓声をあげた。

そ、そんなの夢って言うのか?!

「ところでさ、ユウジ知ってた?この二人、合コン行ってたんだぜ?」
「え!!!」
「ケンタ!それは言わない約束でしょ?・・・ユウジ・・・ごめん。
私が悪いの。私が無理矢理ユキコちゃんを誘ったの」
「怪しいなぁって問い詰めたら、あっさり白状しやがって」

俺は喧騒の中で、記憶をたどっていた。ユキコの謎の行動の日・・・

( ゚д゚)ハ!そういえば一日だけ、分からない日がある!

ケンタからメニューを奪い取った俺は、ユキコの頭をそれで叩く振りをした。

「思い出したぞ!カレーを作って待ってた日だ!ひっでぇ!」

皆の手前、少し怒ったふりをしたけれど、実は不思議な程、腹の立っていない
自分が居た。

「まま、もういいじゃん。来た男の人、全滅だったしw
その後、カヨちゃんと二人で飲みなおしたんだよ?」
「ホント、酷いメンバーだったよね。もうこりごり。って事で、
かんぱーい!」

・・・・

「ちょっと!誰かが乾杯って言ったら乾杯って言うルールでしょ!」
「追加の飲み物頼もうぜ。ユウジも空になってる」
「罰として、ここの会計はカヨとユキコ持ちを命ずる」

お互いの財布がもうすぐ一つになるから、冗談で言えた事だった。
ケンタとカヨもその日が近いに違いない。

「おう、それがいい。ユウジ、珍しく良い事言った!メニュー貸せ!」
「ええーーー!!!」


そういえばユキコの夢って聞いた事がなかった。フランス人は冗談だとしてw
折角、話が出たんだ。後でユキコの本当の夢を聞いてみよう。

ユキコの夢を叶える事も、幸せにする為に絶対に欠かせない。


開く トラックバック(2)

全1ページ

[1]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事