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「空白の桶狭間」 加藤廣・作 新潮文庫
「信長の棺」で一躍有名になられた方のお話です。
最近、「こんな戦いはなかった!」という新説が色々な時代において展開されていますが、まさか信長が?
しかも、でっち上げになるきっかけは秀吉が作ったなんて、信じられます?
視点は秀吉です。
信長は暴君で人徳のない人物として描かれています。
また秀吉も、単なる農民ではなく、「山の民」出身であり、蜂須賀小六なども遠くは「山の民」の血を引いている、という設定です。
信長に顔を覚えてもらえるようになったとはいえ、まだまだ城持ちには程遠い立場の秀吉。
まだ結婚もしてない頃のお話です。
今川義元は健在。
信長はどうやって後顧の憂いを絶つのか、城内では捨石の城に送られるのは誰かと信長の顔色を伺う日々でした。
そんなある日、秀吉は信長に面会を求め、駿河への偵察の許しを得ます。
町人、それも針売りに身をやつして諸国を探る秀吉。
そうして見つけたのが桶狭間でした。
それ程急な崖がある訳でもありません。
何故、秀吉はここを今川勢との決着の場に選んだのでしょうか?
何も隠れられるような場所ではない彼が選んだ策略とは?
この話でいくと、信長はうつけです。
ただ怒鳴り散らすばかりで、人の心を思いやる事もできない乱暴物として描かれています。
勿論、秀吉は本当に頭の良かった人物だと思いますが、ここまで信長を貶めなくてはいけなかったのかな、と信長贔屓としては思います。
そこを除けば、かなり斬新な考え方で、面白いお話だと思います。
戦国武将、貴方は誰が好きですか。
それ次第で随分感想が変わりそうなお話です。
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歴史・時代小説は好きなのでたくさん読んでいますが、
この作品は微妙でした(笑)
TBさせて頂きます。
2012/6/27(水) 午前 0:13
>KシタTペイ様
コメント&TB、ありがとうございます。
やはりそういう感想の方もいらっしゃいますよね。
私も素直に「面白かった」とは言い難かったですし…
面白い本があったら、教えてくださいね。
2012/6/27(水) 午前 11:52 [ yuringdo_flower ]