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「ほたるの群れ」 向山貴彦・作 幻冬舎文庫
まだ1冊目しか読んでいないのですが、続きが楽しみでしょうがないお話を見つけた!という感じです。
10代(と思われる)少年少女達が暗殺者として学校に潜り込み、敵対する暗殺者と戦い、巻き込まれてしまう生徒達もいる、というお話です。
ただし、細かい説明がこの1冊の中では描きこまれておらず、裏表紙のあらすじを熟読しておかないと頭が混乱する、というのは必ずしもいいお話だとはいえないと解っていますので、感想が二分されるかもしれませんね。
ある中学校に転校生がやってきます。
この転校生がある暗殺組織に属していて、この学校にいる敵対する組織の暗殺者の殺戮を目論んでいました。
ただ、この少年は本人の独白曰く、中学生という年齢ではないようです。
自分の名前も年も忘れかけているというか、必要としていない生活なので、指図されるがままに中学校に潜入しました。
そこで、直前の仕事の際に見かけてしまった少女が同じクラスにいる事をしります。
組織からは「前回の仕事を見られている可能性があるなら殺せ」と言われていますが、接触の結果、殺さなくていいのではと判断します。
この対象になりかけている少女は美少女なのですが、なぜ自分の外見だけで告白されるのか、等の理由から男性があまり得意ではありません。
それでも、中学に入りたての頃にレトロに手紙で告白してくれた男子の事だけは、単純に切り捨てる事が出来ずにいました。
ある夜、彼女が一人で歩いていると、急に誘拐されてしまいます。
それはやはり組織から暗殺命令が出てしまった所為でした。
彼女は偶々携帯番号を交換したばかりだった男子生徒にリダイヤルし、危機を伝えます。
彼女は死から免れられるのでしょうか?
多分、本のページ数の問題で必要なバックグラウンドが描かれなかったのでしょう。
1冊目を読み終わって、ようやく何となくの輪郭が見えてきました。
ただ、暗殺シーンは結構な描写力ですので、気持ちいいとは言い切れません。
そういう意味でも読者を選ぶ作品なのかもしれません。
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