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「実験刑事トトリ」 西田征史・原案 吉田恵里香・ノベライズ リンダパブリッシャーズ 泰文堂【発売】
NHKのドラマをノベライズ化したものです。
大抵、ノベライズを読む人って、放送を見ている人だと思うのですが、私は見ていません。
興味はあったのですが、結構録画が色々溜まってまして、下手したら録画しただけで(HDDの容量の問題で)消さざるを得なくなりそうだったんです。
そんな時にノベライズがあると知って、手に取ってみました。
5・6回OAがあったようですが、その中の3本がノベライズ化されていました。
映像を見ている方が、この本をどう評するかは分かりませんが、私にとっては苛々しっぱなしでした。
お話の所為ではありません。
「トトリ」の所為です。
「都鳥」というのが本名なのですが、本当に風変わり。
43歳で新人刑事となった元動物生態学研究者に、28歳の先輩刑事が振り回される、というどこかで聞いた事のあるセットです。
そして、このトトリの変人っぷりというか我儘勝手っぷりを読んでいると、振り回される側の視点から書かれている所為か、本当に苛々します。
人のいう事は聞かない、自分に自信たっぷり、空気を読まない…
あれ…?
この性格を冷静にみてみると、私の性格に近い…?
…だから、読んでいて苛々するのか…?
それはともかく…
お話は先に犯人が解っていて、それを独特の切り口で解きほぐしていくという形をとっています。
ですから、犯人の予想通りの行動をする若輩先輩刑事にもちょっと苛々しちゃうんですよね。
完全犯罪に見事に加担しちゃうんですから。
ただ、「その言い方はないでしょう…」と何度突っ込みを入れたくなった事か…
これが映像だと、もっと軽妙に描かれて見易かったのではないかな、とは想像します。
だって、三上博さんですから。
そういう意味ではやっぱり読むんじゃなくて、見ればよかった、と後悔しています。
ただ、視点の若輩先輩刑事と同じように苛々できるほど、描写や流れがいいお話なんだ、という読み方もできますよね。
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