読書日記

ちょっと気分を変えたくて、背景を変えてみました

海外推理小説

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「おやすみなさい、ホームズさん―アイリーン・アドラーの冒険」 キャロル・ネルソン・ダグラス・著 日暮雅通・訳 創元推理文庫

ホームズのパスティーシュ、というよりはスピンオフですね。
ホームズが唯一認めた女性「あの女性(the woman)」である、アイリーン・アドラーが主人公です。
しかも、2人が交錯した「ボヘミアの醜聞」の前から、実は2人はすれ違っていたというストーリーです。

話は「ボヘミアの醜聞」より随分前です。
アイリーン・アドラーがまだ売れない歌手だった頃。
ワトソン役を務める事になる女性と出会います。
その当時のアイリーン・アドラーは歌手の傍ら、探偵の仕事も引き受けていて、Mr.ティファニーから、マリー・アントワネットがつけていたと言われる「ゾーン・オブ・ダイヤ」と言われる、幅の広くて長い布にダイヤを散りばめたお宝を探してほしいという依頼を受けます。
抜け目のないMr.ティファニーはホームズにも依頼。
ここでまず1回、2人はほんの少しかすります。
ですが、この後アイリーンは「ボヘミアの醜聞」に繋がる某皇太子との熱愛に走ります。
そして、最後は聖典のように直接対決へ…

「ボヘミアの醜聞」では某皇太子とホームズ側からしかアイリーンを見ていませんが、今回のお話では逆の視点である訳です。
それがまずとても新鮮です。
地位のある男性が何故、自らロンドンに乗り込んでアイリーンに関する依頼を自ら行ったのか。
その辺も楽しめます。

それにしても、美人は得ですね…



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「コージー作家の秘密の原稿」 G・M・マリエット・作 吉澤康子・訳

まずは「コージー作家」について話したほうがいいのかもしれません。
私は全くこのジャンルの意味が解らなかったので…
「コージー作家」というより、「コージーミステリ」と言った方が通りがいいかもしれません。
「ミスマープル」や「ジェシカおばさんの事件簿」等がいい例で、プロではない探偵が謎を解いていくミステリの事を指します。
日本だと、余りにもそういう探偵さんが多すぎて、この言葉は使い難いでしょうね。
それ以外の定義(というほど大袈裟な物ではありませんが、ウィキペディアには後2つほど条件が出ています。
• 容疑者が極めて狭い範囲のコミュニティに属している
• 暴力表現を極力排除していること
バードボイルド小説や警察小説とは一線を画す、といったところでしょうか。

さて、ミスマープルに似た女性を主人公にしたコージーミステリを書き続けてきた老作家はかなり性格がひねくれていました。
自分の死後に残る莫大な著作権料などを含め、資産分配を明記した遺言書を何度も書き直し、子供たち4人は散々に振り回されてきました。
更に書き直したと言うので、お披露目の為、4人が集まるのですが、そこにはなんと老作家の新しい妻がいたのです。
それまでは4人の内の誰かが相続できない、という程度の話でしたが、全く関係ない人間が現れたのは初めてで、お披露目の場は混乱します。
そして、老作家は殺害されます。
老作家の作風とは違って、警察の警部が事件解決のために送り込まれてきます。
部下はちょっとおっちょこちょいなのか、とぼけた事ばかり言っています。
全員が容疑者といっても過言ではない状態です。
警部は犯人を見つける事ができるのでしょうか?

人間関係がシンプルそうで、実はかなり入り組んでいます。
読んでいる内に混乱してくるのは、読者か、それとも警部か?
その辺も楽しんでみてください。



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「テンプル騎士団の古文書」 レイモンド・クーリー・作 澁谷正子・訳 ハヤカワ文庫

書かれたのは「ダ・ヴィンチ・コード」と殆ど同じタイミングだそうです。
ただ、あまりにもあちらが大評判になった所為で、本国では二番煎じの巻が払拭できなかったそうですが…

主人公は考古物理学の研究者の女性です。
NYのメトロポリタン美術館で、ヴァチカンの秘宝を一挙に展示するという特別な企画のオープニングパーティに、テンプル騎士団の格好をした4人組が馬に乗って惜しい入り、邪魔する者は切り捨て、宝石や歴史的価値の高いものを根こそぎ持っていってしまいます。
FBIの活躍もあり、3人までは特定できたのですが、全て殺されていました。
その中で、不思議なものが無くなっている事に何人かが気付きます。
主人公もその1人でした。
実は、目の前でそれが掻っ攫われるのを見てしまったのです。
学者として、自分を責める彼女はそれが引き起こすであろう事象をFBIに話します。
最初は半信半疑だったFBIでしたが、特に1人の男性がこの話にかけてみよう、と女性と一緒に駆け回ります。
女性が余りに振り回す所為で、とんでもないところにまで出かける羽目になってしまうのですが…

今回、ダ・ヴィンチは出てきません。
テンプル騎士団、ヴァチカンと言葉が重なると、「ダ・ヴィンチ・コード」に繋げてしまいがちですが、これはテンプル騎士団に深く触れる事はなく、不思議なものが無くなった所為でにわかにクローズアップされる何かを注視しています。
さて、それはなんでしょう?

スピード感はかなりのものです。でも、ハリウッド向けのような大きな団体が見えないので、二番煎じから抜け出せなかったのかもしれません。



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「予告された殺人の記録」 G・ガルシア=マルケス・作 野谷文昭・訳 新潮文庫

ジャンル、違うかなぁ…?後で、変えるかもしれません。

このお話は何といったらいいのでしょうか…?
正直、「何が起きてるんだろう…?」という最初の疑問が解決しないままに終わってしまったような気がします。
いえ、本当はちゃんと終わってるんですけどね。
何だか私の中では消化不良でした。

私、という第三者の目から語られています。
田舎町の中で派手な結婚式があった翌日に起きた殺人事件を描いています。
田舎町の娘と比較的裕福な男性との結婚だったのですが、ある理由から、娘はその晩のうちに離婚を言い渡され、家に帰されてしまいます。
それはすぐ町中に広がり、ある男性が娘の兄弟によって殺されるのが目に見えていました。
誰もがその可能性を気づいていたのに、本人は飄々と街中を歩いていて、結果的には娘の兄弟達に滅多刺しにされて、亡くなってしまうのです。
どうして誰も彼を止めなかったのか。
せめて、周りに注意しろ、という人間は誰もいなかったのか。
そもそも、本当に彼は殺されるべきだったのか。

中篇の中にその答えはあるような、ないような…
いろいろなレビューを見てみると、高評価が多いです。
私は嫌いではありませんが、最近の小説に慣れすぎていて、ちょっと変な期待をしてしまったのかもしれません。
中篇というか、短篇に近い長さですが、じっくり読まれることをお勧めします。



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「ジーヴズの事件簿―才智縦横の巻」 P.G.ウッドハウス・作 岩永正勝&小山太一・編訳 文春文庫

以前、コミック「プリーズ、ジーヴス」 の感想を書きました。
その時、原作は2005年に翻訳されている、と書いたのですが、実はその時点では再販未定だったようです。今回、新たに数多い作品の中から、選りすぐりの短編を集め、発売されました。

当然ながら、設定は同じです。1900年代前半のイギリス。
ちょっとおつむの足りない青年貴族・バーディに新しいバトラー(従僕)がきます。
それが、ジーヴス。
なぜかバーディの周りではどたばたがよく起きます。
ジーヴスは何気ない方法で解決してしまい、しかもバーディのちょっと変わった部分を自分好みに「修正」してしまうんです。

コミックと違い、殆どがバーディの一人語りなので、余計にジーヴスの有能さと微妙な偏屈さがしっかり書かれています。
どう抗っても自分が結果的にはジーヴスの思い通りに動いてしまう、その矛盾した気持ちもですね。
コミックと小説、どちらが好きか、と聞かれたら…
すごく難しいですが、やっぱり小説の方が面白いかなぁ…?
勿論、私の好みです。
どちらからでもお手にとってみてはいかがでしょう。
お話が面白い事自体は保証します。



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