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「まじめの罠」 勝間和代・著 光文社新書
全くもって自慢ではないのですが、私はよく「真面目な人」と言われます。
家族にすら言われます。
ですが、自分で「真面目」だと思った事はつい最近まで一度もありません。
「真面目」というのは褒め言葉だと思っていましたし、それに似合う自分だとは思っていなかったからです。
でも、余りによく言われるので、褒め言葉ではないのではないか、少なくとも私に向けられている時は他に言いようがないからそう評されるのではないか、と思い始めていました。
そんな時本屋さんで見かけたのがこの本です。
まず帯に「3ヶ月で100点を取る人、2日で80点を取る人、どちらを評価しますか?」とあります。
私はいつかは100点を取りたい、と思うので、80点を取る事は偉いけどそれで満足したくないから、やっぱり3ヵ月で100点を取る人を評価したいと思います。
勿論、私がこっちを選んだという事は、間違いなんです。
著者が褒めるのは2日で80点取る人なんだそうです。
そこの理由がまず微妙に納得しきれないまま読み始めたら、彼女が言う事書く事、特に「ここがポイント」的な所に至ってはもうイライラを通り越して呆れてしまいました。
でもまぁそこで気付くわけです。
「私は真面目なんだ」
勿論、著者流の分類の仕方をした時に「真面目」に当てはまる訳です。
別の人が言ったら、「真面目」ではないかもしれません。
ただ、この本を読んでいる間は私は社会にとって余り益を齎さない人間なんだそうです、「真面目」だから。
そこが解らなかったんですよね。
こういうタイプを真面目といいます、と定義されるのは解りますし、自分を振り返って、「あぁ、私が問題を大きくしちゃったかなぁ…」と落ち込む事もあります。
だけど、「真面目」ばかりだからいけないんだ、と言われるのはこの本だけでは理解できないんです。
確かに膠着化しやすいかもしれないけれど、本当にこつこつやる仕事だってあるはずだし、性格上そういう風にしか生きられない、むしろそれを捨てる方が余程ストレスになる人だっているでしょう。
それなのに、一概に「真面目」を悪だと決め付ける。
そういう風にしか読めなかったんですよね。
私は著者がよくテレビに出られていたようですが、全くそれを見た覚えがありません。
だから、アンチにもファンにもなっていなかったのですが、アンチに傾いた事は事実です。
でもそれは彼女が言う、「専門家と言いながら学位がない」、「外資を渡り歩いた事を鼻にかけている」といった外側の部分ではなくて、ご自分の話し方だという事をまず分析されてはいかがでしょう?
そうしたら、言っている事自体を噛み締めれば、「確かになぁ…」と納得できたこの本をもっといい感情で読み終えられたと思います。
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