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「ミッキーマウスはなぜ消されたか―核兵器からタイタニックまで封印された10のエピソード」 安藤健二・著 河出文庫
単なるトンデモ本かと思ったら、トンデモ説をちゃんと取材されていて、ちょっと驚きました。
都市伝説でも、ちゃんと裏のあるものってあるんですね。
表題テーマを含めて10編が載っています。文庫化にあたって、新しく取材したものもあるようです。
それでも、やっぱりタイトルの「ミッキーマウスはなぜ消されたか?」に惹かれて買いました。
ディズニーといえば、世界一著作権に厳しいと思われている会社ですよね。
その禁を犯したのは誰だったのか、そして、どんな風にディズニー側が「消した」のか、とても気になりました。
それが、日米の著作権の保護期間に関係があったというから、びっくりです。
元々、消されてしまったのはある小学校の卒業制作だったそうです。
プールの床面にミッキーとミニーを描いておくと、親しみやすいから、低学年の子供達の泳ぐ距離が伸ばしやすいのではないか、という考えから、ある年の卒業生がきれいに描いたそうです。
ところが、翌年になって、ウォルト・ディズニー社から「消してください」という連絡が入り、担当だった先生達が塗りつぶさざるを得なかったそうです。
後追いの新聞記事にディズニー側は「お詫びに学生をディズニーランドに招いた」とか、「全集を小学校に寄付した」等と書かれたそうですが、現時点では確認できないようです。
これが事象ですが、裏に、著作権の保護期間の違いがあった、というよりはアメリカはディズニーの力で議会を動かし、著作権の保護期間を延ばすことに成功したのですが、日本はそれができなかった。
そこでスケープゴートになったのではないか、という話です。
さて、本当なんでしょうか?
あと、レビューを見ていると余りいいコメントを書かれていない「タイガーマスク騒動」、私はかなり楽しみました。
数年前から小学校や公共施設の前にランドセルが置かれ、タイガーマスクの名前が書き残されている、という事件(?)が立て続けに起きましたよね。
あれの裏にはパチンコ業界がいる、というのです。
一番最初に始まった直前(直後?)にタイガーマスクのパチンコ台が世に出たんだそうです。
パチンコは余りいいイメージがありませんから、「この時!」とばかりに地道なプロモーションに出た、というのです。
確かに眉唾っぽい話ではありますし、ちょっと著者も他のネタより熱の入っていない取材でしたが、そんな噂を思いつく人がいるって凄いなぁ、と率直に感心してしまいました。
そのほか、堅い話からライトノベルの話まで色々ありますので、興味のある方は手に取ってみてはいかがでしょう?
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