読書日記

ちょっと気分を変えたくて、背景を変えてみました

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「信長の子―覇王の血を継ぐ36人の謎」 『歴史読本』編集部・編 新人物往来社文庫

徳川さんや松平さんの様に、歴史上の人物の子孫なのでは?と思われる方が今でもいらっしゃるのが分かる血筋の方もいらっしゃいます。
藤原さんの様に膨大な数、子孫がいらっしゃる血筋もいるでしょう。
さて、織田信長の子孫って…?
今はフィギュアスケートの選手として活躍されている方がいらっしゃいますが、それを見てふと、「織田信長は本能寺の変で忙殺されたけれど、子孫はどうやって生き伸びていたんだろう?そもそも子供は誰の子?」と疑問がわいてしまいました。
「濃姫」が織田信長の伝記には欠かせませんが、私が色々読んでいる限り、彼女は結婚後殆ど歴史上に名を残していません。
また、男色だったとか、好色だったとは聞いた事がありますが、愛妾の名前も余り出てきません。
信長物を読むと、どうしても本能寺の変で話が終わってしまい、その後子孫がどうなったのか、家は断絶したのかどうかすら、私は知りませんでした。
この本を読むと、それなりに生き残りがいた事を教えてくれます。
また、当然の事ですが直系だけではなく、娘の系統もある程度は見えてきます。
それにしても、36人もいた(かもしれない)というのには驚きましたが…

戦国の世を生き残るのに、織田という名字が役に立ったのか立たなかったのか、などさまざまな生き方が描かれています。
ただ、本がとても薄いのに36人を描いているので、かなり1人1人についての情報は薄いです。
勿論、それしか情報が残されていない、それどころか存在すら危ぶまれる子孫もいますので、均等配分ではありませんが…
それにしても、大きな父の名を背負った男子は史実はどうあれ、本当は悔しかったりしたのかなぁ、などと想像してしまいます。

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「翁―OKINA―秘帖・源氏物語」 夢枕獏・作 角川文庫

源氏物語と陰陽師の組み合わせは、私の中で好みの2乗にあたるのでかなり嬉しかったです。
でも、蘆屋道満じゃなくて、安倍晴明だったらもっと嬉しかったのですが…

光源氏の妻、葵上が病に伏します。
原因は六条の御息所の生霊がとりついてしまった所為でした。
妊娠もしており、かなり危険な状態です。
いわゆる「葵」の帖です。
ここで「源氏物語」ですと、加持祈祷が行われますが、この話だと並行して陰陽師・蘆屋道満による調伏が始まります。
原典の筋を変えてしまわんばかりのストーリー展開です。

ただ、今までの夢枕作品の中では、私がつける点数はあまり高くないですね。
源氏物語を意識しているのか、話に起伏があるのにその迫力があまり伝わってこないんです。
なんでこんなにあっさり描かれているんだろう、という感じです。
テンポに乗れないまま話が終わってしまった気がします。
もう少し深く描いてほしかったような気がしますし、夢枕先生ならそれが出来た筈なのに、という感じで終わってしまいました。

ただ、革新的だったのはこの本の発売形態。
この本が出た時点でものすごく革新的だったわけではありませんが、やはり珍しかったですね。
単行本と文庫と電子書籍が同時発売だったのですから。
でも、私はいつも通り、文庫本です。

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「吸血鬼―お役者捕物帖」 栗本薫・作 朝日文庫

「グインサーガ」シリーズで有名な栗本薫さん。
随分昔にミステリを読んだきり、ご縁があまりありませんでしたが、久しぶりに手に取りました。
この捕り物帖シリーズはかなり面白いと思います。

江戸中期、元禄文化華やかなりし頃。
中堅の小屋の中に初音座はありました。
最初の事件はこの初音座の立女形が脅迫を受けているという噂です。
元々この立女形は、ここ数年舞台に立っていませんでした。
それでも何とかやりくりしてきましたが、さすがに立女形が出ない小屋の内情は厳しくなり、これで最後、という形で立女形は舞台に立つことになったのです。
そんな所に「舞台に立つな」という脅しが舞い込んでいるとあっちゃ、物見高い江戸っ子が見に行かない訳はありません。
満員の初日。
宙乗りの見せ場で立女形は綱を切られて落下させられ、命を落としてしまいます。
翌日からの舞台をやめると、誰もが思っていましたが、座頭はすぐに後継を指名しました。
今までの初音座で見たこともない艶やかな女形。
彼は舞台を立派に務めあげただけではなく、鮮やかに謎を解いていきます。

伏線はこの新しく立女形になった役者の過去。
絶対に本人は口を開こうとしませんし、座頭ものちの事件で新立女形が命を狙われることになっても話そうとはしません。
そこまで頑なに隠さなければならない過去とは何なのでしょうか?
ちなみにこれで終わってはいません。
続刊が待たれます。

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「黄金旅風」

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「黄金旅風」 飯嶋和一・作 小学館文庫

「帯にこの作者にはずれなし!」とありますが、歴史の、超有名人ではないけれど、市井では有名人だったらしい人物についてのお話は、本当にはずれなしです!

今回は江戸初期、秀忠から家光へと江戸幕府の性格そのものが変わり始めた頃に海外貿易を必死に守った、長崎の人々に視点を合わせています。
貿易船の頭領や長崎の町を守る火消しの総領、そして卓越した外交政治感覚を持った長崎代官です。
それぞれの活躍を取り上げる中編と、それぞれが重なり合う中編が揃っていて、とても重厚感のある1冊です。
最近、ライトノベルに近いものを多く読んでいた私は全然読み進められなかったのですが、それでも続きが読みたいとずっと思っていられる、素敵な小説です。
ライトノベルに慣れた私は、最近、重厚感のあるお話を話がもたついている、と勘違いするのですが、最重量級なのに長く楽しんでいられる、と思える作品です。
今の世の中にこんな素敵な頑固者達が揃っていてくれたら、という願いも生まれるくらい、とてもキャラクターの印象も強いストーリーです。

どこをとっても美味しい部分ばかり。
お勧めの1冊です。

紀伊国屋書店

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「源氏 物の怪語り」 渡瀬草一郎・作 メディアワークス文庫

紫式部が藤式部として娘・賢子と共に彰子女御に仕えていた頃を舞台にしています。
もう源氏物語は貴族達の間で有名になりつつある、そんな年月です。

式部と賢子には秘密がありました。
早くに亡くなった式部の姉が賢子の体の中に住んでいて、何かを感じると主人格が入れ替わってしまうのです。
4篇の連作で、1つ目は伊勢大輔。
年若くして宮中に上がったのですが、彰子女御の周りには殆ど同じ年の女房はおらず、心寂しさを覚えていました。
その所為なのか、別に理由があるのか、伊勢大輔は体調を崩します…

他に和泉式部、彰子中宮、赤染衛門の周りで起きる怪異を、姉の力を借りて解いていきます。
それぞれが穏やかな日々を取り戻した時、止まっていた式部の筆は動くようになるのでしょうか?
そして、それだけですむのでしょうか?

結末はありがちな感じです。
ただ、女ばかりの宮中の様子が煌びやかに描かれているなど、平安時代の素敵な部分をあちこちにちりばめていてくれます。



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