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気象台始まって以来の豪雪が盆地の城下町を見舞った。終日、炬燵に篭って、為すこともなく呆然と外を眺めている。ガラス戸の向こうに見知らぬ景色が拡がっている。盆地に通ずる全ての交通機関は麻痺したとテレビが放送している。デパートやスーパーの食品売り場から、すべての食品が姿を消したと繰り返し伝えている。幹線道路に立ち往生しているおびただしい車列の群れが映し出されている。知事が記者会見で陸の孤島になったと言った。 人間、生きていれば様々な出来事に出会う。これもなにかの因縁なのか。一期一会の今日のこのときを反芻している。
人生は宿命のドラマなのだ。
二日目の朝
雪は、白一色の幻想に世界を覆い隠す。幻想は果てしなくひろがって行く。降り続く雪は、いつまでも止む気配がない。
前日の早朝。
朝、雨戸をくくったら一面の雪景色だった。年に一度か二度、薄化粧するような淡雪が降るのが通例の地方である。1メートルを越える豪雪になるなどとは誰も予想をしなかった。降りしきる雪空を眺めながら終日家に閉じこもっている。
所在無く、読みかけの中島義道の「人生はしょせん気晴らし」を読み返している。著者は哲学者で大学の教授である。人生にはなんらの価値もなく、哲学は役に立たないなどと書いてある。
テレビは測候所開設以来の積雪になると、しきりに報道している。
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凄い雪でしたね〜(◎_◎;)
やっと交通機関も通常に戻り、スーパーの棚にも食品が並びはじめて、本当によかったです!
小中学校も、きょうから2時間遅れで始まりました!
2014/2/20(木) 午後 0:53