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**☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆**
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イメージ 1

作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161199/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

監督:イングマール・ベルイマン

物語は、老教授イサクが、名誉博士授与式に参加するため
早朝、自宅からマイカーで移動する、一日の出来事です。
と言っても、
弥次喜多のような出来事ばかりでなく
彼が、うたた寝して見る夢の旅路も、ミソ☆

80歳近いイサクは、猥雑な人間関係を避け、“孤独“に生きてきた――
ということを、自覚していますが
所謂、“寂しさ”に打ちひしがれた様子は、ありません。
(妻とは死別し、住み込みの家政婦さんアリ)

私には、この“孤独”について、思うところある作品でした。

▼〜▼ ネタバレして雑談です。(解釈違うときスミマセン)
▼▼▼

1.野いちご

車で移動中、イサクは、昔過ごした家に寄る。
そこで、野いちごを見つけたことで
婚約者:サーラを思い出すも
サーラは、結局、弟と結婚したことがわかる。

↑コレが、イサクの“孤独“のはじまりか?
結ばれないことへのやるせなさは、他の人との結婚で
解消できるとは限らない……

イサクは、何度か、夢でサーラに逢うも、終盤
「もう“野いちご”はないわ」と言われる。
そのときの夢の“平穏さ”もですが
(いないと自分が否定した両親が、海辺で一緒に過ごしている)
イサクは、“絶望的な孤独“からは、心が救われていくようなのです。

2.二人のサーラ(二役)

道中、婚約者のサーラ似の、サーラ(with2♂)と出逢い
3人を、車に同乗させるイサク。(初めはサーラだけかと^^;)

人間関係を避けてきたーと言う割には
車は、人格を変えるのか…^^;
瓜二つのサーラの明るさに、心和むのは
良いことですよ☆

さらに
旅人のサーラは、イサクの想いとは関係なく
式典を祝い、イサクの長寿を、心から願ってくれる♪
ああ、こういう人が、今、居てくれてこそ!
過去に、どんな悲しみがあったにせよ
今まで、生きてきた甲斐があるというもの!

3.イサクの母

途中、実家の母を訪れるイサク。
独り暮らしの母の様子を、食い入るように見つめるのは
イサクと同乗してきた、息子の嫁マリアン。

お母様は、厳格で、気丈なタイプなのはわかる。
(人のイイおばあちゃんタイプでない)
存命中の息子はイサクだけで、尋ねてくるのは、その息子(つまり孫)だけと言う。
ほかの孫やひ孫は、手紙のみで
皆、自分が死ぬのを待っているのだーともぼやく……

慕われたいのに、慕われていないと思うことが
哀しいし、腹立たしい……
そんな苛立ちは、皮肉を生み、ますます頑なにさせそう……

いつしか、“孤独“に覆われた自分は
冷たいオーラを放ってしまう……(ますます悪いほうへ…)

象徴的なのは、亡夫の遺品。
金時計と言えど、針が無い…
そんなものでも、孫にあげようかーなどと言う。
まだ、将来のある人との関係をつなぎたい気持ち?とも思えるけれど
針がなく、“時が刻めない“と言うのが、どツボにはまる…
すでに、前(未来)に、進まないじゃないかと……(―_―)!!

マリアンは、そんな義祖母の姿に、“冷酷と死と孤独”を感じ
死を口にするイサクや
そんな両親に影響された息子(つまり夫)にも通じる
“絶望的な孤独”の連鎖を、止めなければ!と思う。
(実は、マリアンは妊娠中だが、厭世的な夫は
産むことに反対しているという!(>_<))

(個人的には、イサクの“孤独”は、まだ“スタイル“でいられる範囲かと。
老母の“孤独“は、文字通り、”絶望的な孤独”を感じます。
私も、将来がコワイ……(―_―)!!)

4.イサクの妻

道中、夫婦喧嘩中の夫婦も、乗車させます。
(が、穏やかでないので、マリアンが降ろす。^^;)
その夫婦が、イサクの夢に出て、
亡き妻の不倫現場を、観ることになるイサク……

妻が不倫したのも、イサクの孤独の1つ?とも思いますが
孤独とは、そんな簡単なものでもない。
私には、妻の言い分が、どツボでした。^^;

「偽りの寛大さにはイライラする」

(私の想像デス↓)
妻の不倫の原因は、
きちんと、向き合ってくれない夫にあるのかと。

夫は、妻の機嫌を損ねたくないし、忙しいと
適当に、それでいいよーなどと、言ってません?^^;

妻が、不倫をしでかしても、(それは問題提議として)
その原因が、自分にあるのかと顧みることもなく
寛容な夫を演じてみても(内心、立腹していても)
それは、事なかれに過ぎません。

しっかり向き合ってほしい、と切望している妻には
むしろ、本気で怒ってほしいと思っているはず。(勝手ですか?)

君は君の人生を生きろー人生はお互いに孤独なのだからー
などと、クールに決めたつもりでも
お寒いだけですから……(汗)

▼▼▼

人間関係は、煩わしいものでもありますが(汗)
人恋しさも否めません。^^;

気難し屋さんのイサクとて
家政婦さんに、呼び捨て合おう!などと提案しますもん。^^;
(でも家政婦さんに却下される……)

孤独な老人:イサクですが、ラストは
本当に“絶望的な孤独”に陥る手前で、救われた気がします。
“野いちご“が、酸っぱくも
愛おしいモチーフでした☆
(↑浅慮ゆえ、作品の味わいはもっと深いです^^;)


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