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Boeing 707 / 720

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皆様、おはようございます。

前回のボーイング707運用調査集計後も確実にアクティブな個体動向として認識出来る海外スポッティングログや画像アップロードはありましたが、それでも月単位で5回から10回程しか無く、やはり民間登録で運航されているボーイング707の「絶滅危惧種」と言う位置付けは変わりません。

現役機としてカウント出来る民間登録のボーイング707は2013年5月現在7機であると考えます。

【 民間登録での現役 Boeing 707 7機の内訳 2013年5月 】

N707JT 707-138B John Travolta
msn/ 18740 ln/ 388 ff/ 29 Jul 1964 age/ 48.8 years

9Q-CLK 707-138B Congo ( Kinshasa ) Government
msn/ 17702 ln/ 64 ff/ 08 Sep 1959 age/ 53.6 years

EP-AJD 707-3J9C Iran Government / Meraj Air
msn/ 21124 ln/ 910 ff/ 23 Apr 1976 age/ 37.1 years

EP-AJE 707-386C Iran Government / Meraj Air
msn/ 21396 ln/ 928 ff/ 16 Apr 1978 age/ 35.1 years

N404PA 707-321B USAF United States Air Force
msn/ 18835 ln/ 408 ff/ 18 Feb 1965 age/ 48.3 years

N624RH 707-338C Omega Air
msn/ 19624 ln/ 689 ff/ 18 Mar 1968 age/ 45.2 years

N707MQ 707-368C Omega Air
msn/ 21368 ln/ 925 ff/ 20 Jun 1977 age/ 35.9 years

前回記事(昨年7月の集計)と重複いたしますが、オメガエアで登録されている機体はタンカー仕様、アメリカ空軍でテストベッド機として使用されている機体(詳細は後程記載)は軍用べースの機体と言う事も背景にあり、純粋な民間機としてカウント出来るボーイング707は実質的に世界で残り4機と判断するのが妥当かと思います。


【 飛行可能に近い状態でストアされていると思われる Boeing 707 2機 】
EP-SHU 707-3J9C Saha Airlines
msn/ 21126 ln/ 914 update 24 Apr 2013 stored at THR

EP-SHV 707-3J9C Saha Airlines
msn/ 21125 ln/ 912 update 24 Apr 2013 stored at THR

世界で最後に残る定期旅客運用のボーイング707として注目を集めていたサハエアの2機は4月中旬に路線運用から外されている事が確認され、現在はテヘラン国際空港で待機状態であるとされていますが、今後が極めて気になる動向となっています。


続いて、昨年7月以降に復活或いはフェリーの為に「飛行した」ボーイング707 3機を時系列順に記載させていただきます。

msn 20804 707-3K1C N707GF Omega Air
ex/Romavia YR-ABB regd 11 Sep 2012 Wilmington Trust Company
ferried 14-15 Sep 2012 BUH-SNN-JAX now stored at BQK

2010年3月には特別機として羽田空港へ飛来した記憶も新しいYR-ABBはルーマニアのロマビア航空が政府向けに運航していた機体でしたが、2011年に入りブカレスト国際空港においてストア状態である事が確認されていました。その後、2012年9月11日にN707GFへ変更登録、同9月14日から15日に掛けてアメリカへフェリーされ、現在はオメガエア所属としてジョージア州ブランズウィックに位置する小型機専用のゴールデンアイルズ空港(KBQK/BQK)にストアされているアープデートが最終となっていますが、スペアパーツ用の機体として分類するのが妥当かと考えます。


msn 21049 707-3L6B N707BN Omega Air
ex/Mali Government TZ-TAC regd 04 Jun 2012 Wilmington Trust Company
ferried 13-14 Dec 2012 MSE-BQK now stored at BQK

製造番号 21049を持つこの機体、ボーイング707の中では後期にあたる1974年に生産された比較的新しい機体と言う点や生涯1度も航空会社へ在籍した事が無い機体(当書庫前回記事参照)としても特異な経歴を持っていました。経過を簡単に振り返りますと、2012年4月にイギリス・マンストン空港へフェリーされ、翌5月にはレジを消された状態でのストアが確認されていましたが、同6月にN707BNとして再登録、同12月13日から14日に掛けて「最後の大西洋横断飛行」となるフェリーフライトを行ったのちオメガエア所属となり、上記の元ロマビア機と同じくジョージア州ブランズウィック・ゴールデンアイルズ空港にストアされているアップデートログが最後の消息となっています。


msn 17702 707-138B 9Q-CLK Congo ( Kinshasa ) Government
ferried 27-** Jan 2013 MIA-NAT-ACC-FIH
after 3 years of storage and maintenance work at MIA

機齢53.6歳、13機のみ製造されたカンタス航空向けスペシャルタイプ B707-138Bの内の1機と言う履歴と共に民間登録の現役ボーイング707としては最古となるコンゴ・キンシャサ共和国政府の9Q-CLKは2010年8月、当時の同国フラッグキャリア・ヘワボラ航空 B767キャプテンで編成されたクルーの操縦によりマイアミに到着以来、約3年と言う期間を費し重整備及びテストフライト、そしてストアを繰り返していましたが、今年1月にめでたく祖国へ戻った動向は大きなトピックとして話題となり、世界中のナナマルファンからの注目の的でした。また、マイアミでストアされている期間が長期に及んだ事もあり、ランプツアー時においての至近距離目撃事例も多く、MIA名物ストア機でした。
しかし、コンゴへ戻って以降のアクティブな動向を示す記録は皆無、直近の目撃記録は2013年2月11日、キンシャサでの姿が最後となっている事から、現在は飛行可能な状態での保管、もしくは地上待機状態と言う表現が正当かもしれません。


【 パンナム時代からの機体番号を今も貫く怪しいボーイング707 N404PA 】
msn 18835 N404PA Boeing 707-321B USAF ops with MIT age 48.3 years
今回の動向をまとめるに当たり、新たに現役を確認出来た民間登録のボーイング707がアメリカ空軍及びマサチューセッツ工科大学リンカーン研究所(MIT)との間で常時進められている防空システムの開発・研究の共同プロジェクト試験機として使用されている製造番号 18835の機体でした。
この機体の最大の魅力は怪しいオーラと共に当機が1965年当時、最初にデリバリーされたパン・アメリカン航空時代の機体番号 N404PAを2013年現在においても継承している点です。現在、当該1機のみがアメリカ空軍資材コマンド(AFMC)に所属、Eシステム社による改造が施された1989年の一時期のみN2138Tで登録されていましたが、N404PAで再登録、任務の性格上による未知な部分が大変多い機体であり、現在の姿からはパンナム時代の面影を見つける事は一切出来ませんが、過去の栄光となったパンナムの残像が機体番号で生き続けている事実には感動を覚えた1機のボーイング707でした。

当書庫の次回更新は未定ながら、今後はストアされているボーイング707を少しずつ集計出来ればと思っております。


ご覧いただきましてありがとうございました。
皆様、こんばんは。

ジェットエアライナーのパイオニア的存在でありますボーイング707は1958年の初飛行から今年で54年目を迎え、関連書籍やネット上に於いても数多くの記録や写真を見る事が出来ます。 しかし、現役の機体に関しましては断片的な記述が多く、私の知る限りでは明確な現状( 現役機 )をレポートしているものはほとんど存在していないのが実情です。私に取りましては1番大好きな航空機と言う事もあり、常日頃から調査を継続してまいりましたので、ボーイング707型機の現状をここで1度、私なりにまとめてみようと思います。

民間登録されている現役のボーイング707は2012年6月の時点に於いて7機であると考えます。

《 現役 Boeing 707 7機の内訳 2012年6月末 》
 
N707JT  707-138B  msn/ 18740  ln/ 388  John Travolta,  ff/ 29 July 1964

EP-AJD  707-3J9C  msn/ 21124  ln/ 910  Iran Air Force,  ff/ 23 April 1976

EP-AJE  707-386C  msn/ 21396  ln/ 928  Iran Air Force,  ff/ 16 April 1978

EP-SHU  707-3J9C  msn/ 21126  ln/ 914  Saha Airlines,  ff/ 18 August 1976

EP-SHV  707-3J9C  msn/ 21125  ln/ 912  Saha Airlines,  ff/ 09 June 1976

N624RH  707-338C  msn/ 19624  ln/ 689  Omega Air,  ff/ 18 March 1968

N707MQ  707-368C  msn/ 21368  ln/ 925  Omega Air,  ff/ 20 June 1977

現役機としての判断基準ですが、本年2012年に飛行が確認された事を根拠としております。日本へも飛来の可能性がある民間登録のボーイング707は現状で皆無に等しく、オメガエアの機体は民間登録されているものの、実質的にはタンカー仕様の軍用機と判断するのが妥当でありまして、それを踏まえますと、民間707への絶滅危惧種と言う言葉もいよいよ大袈裟ではなくなって来た事が分かります。

 
《 飛行可能な状態に近いと思われるストア中の Boeing 707 5機 》
 
9Q-CLK 707-138B msn/ 17702 ln/ 64 DRC Congo Government ( Congo Kinshasa ) paked  at Miami FL USA March 2012

N88ZL 707-330B msn/ 18928 ln/ 457 Lowa Ltd, paked at Opa Locka FL USA, May 2012

N623RH 707-338C msn/ 19623 ln/ 671 Omega Air, paked at Victorville CA USA, Oct 2011

N629RH 707-338C msn/ 19629 ln/ 737 Omega Air, paked at San Antonio TX USA, Oct 2011

TZ-TAC 707-3L6B msn/ 21049 ln/ 896 Mali Government, paked at Manston UK, May 2012

日本でも古くから馴染み深い N88ZL B707-330B は、2011年12月にフロリダ州オパロッカ空港への到着が確認されて以来、本年に入り1度も飛ぶ事が無く7月を迎えている状況ですが、直近の記録では5月に正常な姿を持つ状態で確認されていて、コンディションは良いと判断しています。

コンゴ民主共和国政府の所有と言われているドリームライナー塗装の 9Q-CLK B707-138B は、すっかりマイアミ・メンテナンスエリア名物となってしまったようですが、エンジンが1基外された状態で3月に確認されており、今後は果たして祖国へ帰る機会に恵まれる事が出来るのか?非常に気になるところです。
マリ政府所有の TZ-TAC B707-3L6B に関しましては下記の別枠にて記載させていただきます。

【 マリ政府のボーイング707 TZ-TACは遂に引退か・・・? 】
西アフリカ・マリ共和国の政府専用機として2007年より活躍して来ました Boeing 707-3L6B TZ-TAC 製造番号 21049 がルーマニア・コンスタンタ空港に於ける昨年10月からのストアを解かれ、4月24日にイギリス・マンストン空港へフェリーされ、現在は同空港に於いてレジを消された姿でのストア状態になっています。
 
msn 21049 Boeing 707-3L6B No Reg ex/ TZ-TAC May 2012 Manston UK
イメージ 1
source : http://www.planepictures.net/netshow.php?id=1142118

この動向に前後して、同じくマリ政府専用機として登録されている Boeing 727-2K5/Adv/WL TZ-MBA 製造番号 21853 が5月下旬、フロリダ州オーランド・サンフォード国際空港 ( KSFB / SFB ) に於いてメンテナンス及び  新塗装へのリペイント作業を実施、その際、機体番号を意味ありげな TZ-001 へ変更登録しており、B707-3L6B TZ-TACが引退する公算も辻褄が合う経緯となっています

msn 21049 Boeing 707-3L6B N62393 became 9M-TDM with Sabah Government March 1975
イメージ 2
source : http://www.flickr.com/photos/52810288@N05/6320641768/in/photostream/

製造番号 21049 を持つマリ政府 B707の過去は、プライベートなカスタマーコード 「 L6 」 からも判断出来るように、生涯1度も航空会社へ在籍した事の無いエグゼクティブなB707としても知られていて、順番にマレーシア連邦サバ政府専用機 ( 9M-TDM )、UAEアブダビ政府専用機 ( A6-HPZ )、トーゴ政府専用機 ( 5V-TGE ) などを歴任、エグゼクティブ機一筋で飛んで来た機体でしたが、マリ政府専用機としての姿が最後の経歴になってしまう可能性も高く、今後の動向に注目していきたいです。

ボーイング707現役機特集のはずが最後はなんだか脱線してしまいましたが・・・次回の当書庫は現在調査が難航しております空軍系の現役707を更新したいと思います。

ご覧いただきましてありがとうございました。

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