政府、児童の安全確保で関係省庁連絡会議 政府は5日、広島県と栃木県で小学校の児童が下校途中に殺害された事件を受けて、登下校時の児童の安全確保等に関する関係省庁局長級による連絡会議の初会合を開いた。地域のボランティアの協力を得たパトロール活動の推進といった従来の施策の一層の浸透と、今後どういう施策が有効か検討していくことなどを確認した。 会合では警察庁が事件の経緯を説明。続いて文部科学省や厚生労働省が各自治体に対して児童の安全確保に向けた取り組みの強化を求める通知を出したことなどを報告した。 小泉純一郎首相は同日夜、「深刻に受け止めなければいけない。関係行政当局がしなければいけないこと、地域のみなさんの協力を仰がないといけないこと、様々な問題があり、よく連携をとっていかなければならない」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。 今の子供たちを狙った悲惨な事件を起こしているのは、産業・経済の発展と反比例して衰退して行った家族の絆と、それとともに地域の住民の繋がりが希薄になった社会に起因するのであろう。 つまり、産業・経済発展により、皆が忙しくなり、仕事場や学校で他人との競争にさらされ、先ず家族団欒の時間は無くなり、次に親は子が負けないようにと勉強の競争を子にさせ、その結果、他人に対して愛情を抱く練習場でもある学校が友達との競争の場となり、愛情を抱くことができなくなった子らが増えたのである。そして、その子らが社会で競争に負け、そのやりきれない心情の捌け口を弱者である幼児に向けているのである。今や大人だけが犯罪を起こしているのではない。中学生も起こすほど社会は病んでいるのである。今の社会が子供たちを狙った悲惨な事件を起こしているのである。 これを理解して対策を打ってほしい。先ず、暫定対策として地域の繋がりを回復し、ご近所の目で犯罪を防止する。そして、恒久対策の家族の絆を深めるための団欒の時間を持つために、ゆとりを持った生活が遅れるように行政機関が産業を指導するのである。 これがたぶん唯一の犯罪防止策であろう。事件を起こした犯人は逮捕され罰せられるが世の中が変わらない限り同じような事件は起こりつづけ、そして増えつづける。人と人の間に愛を育てない限り。 それは日経の社説でも 社説2 狙われる子供 皆で守ろう 12/4 Nikkei わずか10日ほどの間に、幼い女の子2人が続けて殺害された。広島市と栃木県今市市の小学校に通う、2人とも1年生で、学校から家に帰る途中を襲われた。1年前には奈良市で同じように小一の女児が連れ去られ命を奪われている。未解決の今市市の事件は、警察に一刻も早く犯人を逮捕してもらいたい。被害者遺族の悲痛、小さい子を持つ地域の家庭の不安は察するに余りある。 ただこの種の犯罪は「一罰百戒。検挙に勝る防犯なし」が通じない。広島市の事件で逮捕されたペルー人の容疑者は、接見した弁護士によれば、犯行を認めて「自分の中に悪魔が入り込んだ」と話している。同様の罪に誘われる人をなくすのは無理、と痛感させられる供述だ。詰まるところ、このむごい犯罪を起こさせないためには、狙われる幼児を防護するしかない。 誰がどうやって防護するか。すべての通学路の安全を守るなど、とても警察ひとりの手に負える仕事ではないし、お任せにすべきものでもない。警察が「通学路での安全を確保するため、学校や地域住民に、子供を対象とした犯罪の発生状況や不審者の出没状況に関する情報を提供する」(平成17年版警察白書)ぐらいしかできないのは仕方がない。警察力の限界をわきまえ、警察庁長官が先日の記者会見で述べたとおり「家庭や学校、地域、警察がどう密接に連携するか」を考えたい。 警察庁は一昨年、15歳以下の子供の連れ去り事件の実態調査をした。犯行現場は半数以上が路上で、時間帯は登下校時が多かったという。最近の事件を見ても、まずここに手を打たなければならない。 通行人の死角になる危険な場所や過去に犯罪が発生した地点をマークする「安全マップ」を通学路を子供と一緒に歩いて作ったり、地域のボランティアが登下校の「見守り活動」をしたり、赤色灯や警察署直通のインターホンといった「緊急通報システム」を備えたり……。手段がいくらでもあるわけではないが、各地で始めているこうした対策をまず広げていくことだ。 子供たちの身の安全は、地域の大人が力を出し合わなければ守れるものではない、と再確認したい。 と述べられている。 平気で人を、家族を殺しあうような時代がすぐそこまできているように感じているのは私だけなのだろうか。きっと多くの方が私と同じように感じていると思うが。小泉さん、日本の子らのために、そして将来のために、行政機関に任せるのではなく、自らが陣頭指揮をとり行政機関を動かしてほしい。
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