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日本の学生の理科系離れは主要先進国の中でも深刻――。理科系大学への進学率や学位取得などの状況を各国で比較するため、経済協力開発機構(OECD)がまとめた初めての調査で、こんな結果が明らかになった。
日本は2003年と1993年の比較で理科系学部への大学入学者数が1.1%減少。フランスに次いで大きなマイナス幅だった。 日本のもう1つの特徴は、理科系学部で男子学生が約9割を占めること。調査対象の13カ国で女子学生の比率は最低だった。 OECDは「理科系への進学者が減れば、数年後には修士号や博士号の取得者も減る。ゆくゆくは日本の科学技術や企業の研究開発の土台も揺らぐ」と警告している。 理科系離れは「先進国共通の課題」という。OECDは調査をもとに2006年に若者の理科系離れに歯止めをかけるための提言をまとめる。 私はエンジニアであり学生の理工系離れは少し寂しく感じる。 しかし、この記事はちょっとピントがずれているように思う。OECDは 「理科系への進学者が減れば、数年後には修士号や博士号の取得者も減る。ゆくゆくは日本の科学技術や企業の研究開発の土台も揺らぐ」
と警告しているようだが、修士号や博士号の取得者数で研究開発の土台が揺らぐのではない。研究開発は開発者の資質で決まるのである。私の務める会社は経営は苦しいが、一応、大企業であり、有名大学の博士や修士もいる。その方たちがものすごい研究や開発を行なったかというと必ずしもそうではないし、大学を出ていなくてもすばらしい研究や開発を行なった方もたくさんいる。 私のもとで9名の方々が開発業務に携わってくれているが、大学を出ているのは一人だけで、後の方は高専卒、短大卒、高校卒であり、この中で機械科は3名しかいない。そして、およそ男女、半々である。しかし、皆さんはエンジニアとして真剣に開発に取り組んでくれるのでアウトプットはすばらしく、今年の7月には全員で褒賞を受けた。要は学歴ではないということである。社会に出てきた方々をいかに研究開発に興味を持ってもらい、研究者や開発者に育てる環境を整えるかである。産業を支えるために研究開発者であれば環境を整えれば育つのである。もちろん功績は個人の資質によるところは大きいが、学歴も性別も関係ない。
もし、ずば抜けた研究者を求めているのであれば、それは教育の問題でも環境の問題でもなく、天才が生まれたか、どうかであろう。日本は、その天才が海外に流出しないように努力する必要がある。それこそが科学技術の土台が揺らぐのを防ぐことである。 |

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