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10月号の雑誌「致知」に「リーダーのあるべき姿」を扱った対談が掲載されていた。教えらた事が多かったので、その内容を紹介したい。
対談者は、「感性論哲学」の創始者である芳村思風氏と「日本BE研究所」の所長、行徳哲男氏で、二人は人間の生き方の中で、感性の大切さを語り合い、今の日本のリーダーに「野生のエネルギーを取り戻せ」と、痛烈なメッセージが送られた。
二人の対談の要旨は次の通りである。
戦後の日本の経済発展は、企業経営者と日本人の勤勉さで目覚しい発
展を遂げたが、バブル崩壊に会い、20年と言う長き「失われた時代」
が続いている。
これは、リーダー達が理性だけで問題を解決しようとしているところ
に原因している。理性とか知性と言う言葉は、社会・共産主義を唱え
る知識人が使い、響きが良いため、一般人が盲目的に同調し、結果的
に彼らに騙されて来た。
今は激動の時代で、社会主義も資本主義も危機に晒されており、歴史
的な変革を求められている。頭の中だけで理論の組み立てを行うよう
な手法ではなく、世の中の変化に対応できる様な感性を伴った頭の使
い方が重要である。
政治家に「政治とは何か?」と問うと、「国民の財産や生命を守る
事である」と答える方が多いが、それも大切だが、国民に夢や希望を
与えることの方が重要である。感動を受ければ、大衆は付いていくも
のである。
日本びいきのアメリカのドラッカーは、「日本人は、大化の改新、蒙
古襲来、応仁の乱、明治維新、第二次大戦等、今よりはるかに大きな
国難に出会ったが、その都度乗り切って来ただけに、現在の困難は乗
り切れるはず」と説いている。
更に「今のお粗末な政治家の話を信じるな。情報の意味や価値観が分
るような感性の持ち主を探せ。その為には、明治維新の志士である西
郷・竜馬・山岡鉄舟の感性に学べ」とも語っている。
その上で、二人の対談はリーダーの条件を次のように付け加えてい
る。
① 物事から決して逃げず、全て受けて立つ気構えが必要である。
② あれこれ考えて迷わず、決断したら他の思いを断ち切れ。“祇園精舎”の教えに『過ぎ去る事を追うなかれ、未だ来たらざる事を思うなかれ、過去は全て捨てられたり、未来は未だ至らざるなり。されば、今あるところに於いて観察すべし。揺らぐ事なく、動ずる事無く、そう見極め、そう実践すべし。』
③ 部下のために死ぬ覚悟がなければ、上司のために死ぬ事が出来る部下は育たない。
④ 本田宗一郎は社員を自分の技術力まで持っていくまでの教育力を身につけていた。
松下幸之助は社員の能力を引き出す活人力を持っていた。リーダーはこの教育力と活人力を持っていなければならない。
⑤ 自分はこれで良いと思った瞬間に、人間の成長は止まり、社員の意欲も無くなり、会社は潰れていく運命にある。
⑥ 創意工夫の姿勢が重要である。創意は破壊する勇気から生まれてくる。破壊するには問題を感じる感性がなければならない。その上で、部下から出てくる提案を取り上げ、形にしていく実行力が必要である。
⑦ 人間性の豊かな巾が必要で、「人生はニコニコ顔で命がけ」を心掛けるリーダーに、人は付いて行くものである。
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読ませて頂きました。
何処かの誰かさんにも、是非読んで貰いたいものですね。
昨年8月に、日本国民が間違った選択をしたため、いや間違ったと言うより騙されたため、我が国にはまともなリーダーが居ない状況が続いています。
2010/11/5(金) 午後 7:35 [ - ]
マリオさん、
遅いコメントで、申し訳ありませんが、今の政権のダメさ加減、表現できないくらいですね。民主党支持者が恥かしそうにしている姿を、先日の高校の同窓会で見ました。
2010/11/19(金) 午後 6:12 [ 夕日の丘 ]