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「豊年エビ」をご存知でしょうか?
カブトガニと同様、太古から地球に生息している生き物で、
現在でも、日本国中のどんな田んぼにも生息しているはずのエビで、
70歳代以上の農家の方であれば、
50年前の自分達の田んぼに生息していたのを知っています。
ところがこの「豊年エビ」を見つける事は、殆ど出来なくなってしまいました。
何故なら、「豊年エビ」は環境が悪くなると、
何年でも卵のまま土中に眠っているからです。
ところが、環境が良くなると、
突然卵から孵り、写真の様な親の「豊年エビ」に姿を変えて出てきます。
「豊年エビ」と名前が付いたのは、
昔から、豊年の年はこのエビが大量に田んぼに発生したので、付けられたのでしょうね!
この「豊年エビ」は、六月の最初、田植えが済んで、田んぼに張った水がぬるむ頃発生し、
7月の最初には姿を消してしまいます。たった1ヶ月の命です。
写真を見ると、ひっくり返っていますが、逆さ泳ぎをするエビで、お腹の上に卵を抱き、
この卵が翌年まで、土の中で眠っています。
ところが、環境が悪いと、親にならないで何年も、卵のまま眠り続けます。
ですから、農薬や化学肥料を与えると、卵から孵らず、親の「豊年エビ」になりません。
有機農法をやり、水田の環境を昔の活性化した田んぼに戻すと出てきます。
このエビを見た方は、その田んぼが素晴らしい環境だと、
思っても間違いありません。
私の会社で実験をしている今年の休耕田では、確認できませんでしたが、
4年前から実験している田んぼでは、3年続けて出現しました。
ホタル・トンボ・メダカ等、小さな生き物が生息する田畑で採れる農産物は
栄養分も豊かで、食しても美味しいですね!
近い将来、「こんな生物がいました」と表示された農産物が、
もっと評価される時代になると思います。
昨日、「豊年エビ」が出た田んぼで出来た新米を食べてみましたが、
甘みがあり、もち米の様な味がしました。
今年は全国の品質コンテストに出品してみますが、
期待度大で、ワクワクしています。
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