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円高で何故悩む?
簡単に円安にすることが出来る
先日、元財務官僚の高橋洋一氏が書いた「日本経済の真相」という本を
読んだ。「真実の97%」が隠されている、という本の帯に興味を惹かれた
が、読んでみると日本の裏側の動きが暴露されており、実に面白かった
ので紹介しよう。
円高というのは、円が外国の通貨に対して価値が上がることである。
輸入品は安くなり買いやすくなるが、輸出品は価格を上げざるを得ない
ので、外国で売り難くくなる。つまり、大手輸出企業が嘆き苦しむ理由が
ここにある。
「ギリシャ・スペイン問題で、ユーロ崩壊の危機に直面し、円は消去法的
に買われて高くなった」と、マスコミは言うが、日本経済の低迷を嫌とい
う程感じているだけに、円高を恨めしそうに見ている日本人も、さぞかし
多い事であろう。
ところがである。為替相場とは“マネタリーベース”つまり、
「流通しているお金の量」で決まるという。為替レートとは、円とドルを
交換する時の「交換レート」だから、流通しているドルの量が多ければ
ドル安、円が多ければ円安となる。
だから、日本のお金の量をアメリカのドルの量で割ると、1ドルの円の
価格が出てくる。単純なやり方だが、日本のお金の量140兆円を米国の
2兆ドルで割ると、70円になる。多少乖離があるが、これが為替レート
になっている。
私はこの説が正しいか否か、平成19年から23年迄の5年間の実際の
為替レートを調べてみると、高橋氏の指摘通りであった。過去40年間を
見ても、略この通りで、理論としても完璧である。
つまり、現在の円高はドルと比較して、流通しているお金が少な過ぎると
いう事である。円高を是正したいと言うのなら、福沢諭吉のお札を刷って
あげればよいのだ。円高是正は難しいと言うのはウソである。
小泉・安部政権時代は1ドル120円時代で、それなりの通貨量だったので
ある。国民総生産(GDP)も順調で、株価も1万8千円を付けており、
1ドル70円台の今より、はるかに景気の良さを感じていた方も多い事と
思う。
今の政府の借金は1,000兆円を超え、これを消費税の増税で補おうとして
いるが、全くナンセンスである、増税すれば、国民の可処分所得が減り、
購買力が落ちてデフレは進む。その結果、税収は減り、国の借金は更に
増え、日本は沈没する。
民主も自民もマスコミも、増税にまっしぐらなのが不思議でならない。
日銀の白川総裁は、有事の時の度胸のある顔ではない。円をアメリカの
ドルの量に合わせて刷り増せば、輸出企業が望む120円の円安になり、
景気も回復するはずだ。
これをマスコミも経団連の上層部も知識がないので指摘しない。財務省は
当然知っているはずだが、自分達の利権確保のため国民を犠牲にして
いる。今、増税策に誰が取り組んでいるか、しっかり覚えていて次回の
選挙では応援しない事だ。
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2012年06月29日
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